新型コロナウイルス感染の記録

新型コロナウィルス感染症発症~入院・退院までの記録です。
何かの参考になれば。いや、こんなこと参考にするようなことなく皆様が健康でありますように。
皆様どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。

・7/29(木) 36.8度 気管支がムズムズするが体調悪くなく仕事。
・7/30(金) 発熱38度 咳、黄色い痰 この日より仕事休み自主隔離。保健所  に連絡するも時間外のため繋がらず。週明けを待つ。

・7/31(土) 38.3度 味覚、嗅覚なくなる 市販の解熱剤服薬
・8/1(日) 38.6°解熱剤→37.1度 喉の痛み、軽い咳
・8/2(月) 38.1度 朝9時保健所に連絡 紹介されたクリニックでPCR検査
     レントゲン「肺はきれい」と言われる 解熱剤処方
・8/3(火) 36.8度→38.6度 PCR陽性のメール 自宅療養 保健所より日に一度の状況確認の電話及び聞き取り。感染経路不明。濃厚接触者なし。
       食欲無し。おかゆ、スープなど
・8/4(水) 37.7度→38.1度 熱はあるが手足が異様に冷たい。
     顔色土気色、唇も紫 熱の上下繰り返す。味覚嗅覚もだが、体に起きている事と脳への伝達がバグっているような感覚。
・8/5(木) 38.3度→37.4度 解熱剤で大量に発汗。食欲ないがとにかくおじやなど流し込む
・8/6(金) 38.6度→37.1度 都のフォローアップセンターよりパルスオキシメーター届く。血中酸素飽和度95。
PCR検査受けたクリニックで電話にて解熱剤と咳止めを再処方してもらう。
友人に受け取りを頼み、非接触でやりとり。 
・8/7(土) 38.3度→36.5度 朝8時頃、これまでとは違う息切れ眩暈を感じて救急車要請。防護服の隊員お二方到着するも「申し訳ないが受け入れ先を見つけるのはほぼ無理』と第一声。
保健所と隊員でやりとりするも、保健所は手一杯の為、救急隊独自で受け入れ先を探してくれとのこと。座っていられず横になりながら祈るような気持ちで待つ。心音、肺音、血圧、血中酸素濃度など計りながら小一時間ほどお二方で粘って条件付きで受け入れ先を確保して頂き搬送。
10時頃武蔵野赤十字病院着。
感染症専用処置室にて、採血、CTスキャン、レントゲン、点滴、心電図
血中酸素飽和度90を切る。前日まで拮抗していた自身の体力、免疫力がオセロの駒が物凄い勢いで真っ黒にひっくり返されて行くような恐怖を覚える。一瞬一瞬刻々と具合が悪くなっていく。
肺炎との診断。緊急入院。たくさんの書類にサインするもうまく字が書けない。13時頃車椅子で入院病棟へ。
病室にて点滴、腹部に血栓予防の注射。
食事、トイレなど呼吸が苦しく、難儀する。咀嚼で物凄い疲労感を感じて飲み込めない。
耳と胸部にモニター装置装着。
・8/8(日) 37度 呼吸苦しく、血中酸素飽和度80後半~90程度と低い為24時間鼻からチューブで酸素吸入開始。
トイレ時ナースコールで酸素ボンベに付け替え、行き帰りの見守り。
トイレの動作で呼吸困難に陥りパニックになる。
生理食塩水に加え「コロナの薬」点滴開始。
抗炎症作用のあるステロイド剤処方。血糖値上昇の副作用があるため1日4回、指先に針を刺し血糖値測定。
朝晩、腹に血栓予防注射。おかゆ食。噛む動作で激しく疲労を覚える。
・8/9(月) 36.5度 朝晩腹部注射。血糖値測定。
夕方呼吸改善が見られたので24時間酸素吸入終了。
トイレ時だけボンベ使用。動くと咳が出て呼吸苦しいが、すぐに横になり安静にすると落ち着く。
息を深く吸うことが出来ない。少量ずつ細かく呼吸する。夕方、麦茶の味がほんの少し感じられる。同時に食欲が湧き、常に空腹で水と麦茶を大量に飲む。体に送られた酸素を隅々まで行き渡らせる力がついてきたような、バラバラになっていたものが少しづつ繋がって来ているような感覚。
・8/10(火) 36.5度 容体安定してきた為、耳と胸部のモニターの管が外される。
生理食塩水なくなり、「コロナの薬」点滴だけになる。
朝晩腹部注射。血糖値測定。
・8/11(水) 36.5度 容体安定。トイレ時のボンベ不要になる。
点滴針の刺さった腕に専用アームカバーを借りてシャワー。
かなり息が上がる。椅子に座って休み休みドライヤー。
朝晩腹部注射。血糖値測定。
・8/12(木) 36.5度 容体安定。シャワー。軽くストレッチなど。
少し深く呼吸ができるようになる。
夕食前の血糖値測定で上限値を超えた為、インスリン注射。
朝晩腹部注射。
・8/13(金) 36.1度 朝の採血、血圧、血糖値測定。
酸素飽和度97 レントゲン撮影。
点滴の針外される。9時頃レントゲンの結果と諸事務手続きの後今日中に退院と告げられる。
14時、看護師の案内で裏口より退院。
タクシーにて帰宅。
・8/14現在熱は平熱36.5度で安定。
味覚、嗅覚ともにうっすらと感じる程度。
咳、倦怠感などはなし。

お世話になった救急隊の方、高度急性期病院での手厚い治療と看護、動きの取りにくい防護服を纏いながらも常にこちらの不安を取り除くような丁寧な対応をしてくださった医療従事者の皆様には感謝の言葉を尽くしても尽くしきれません。ありがとうございました。


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