中華職棒について

台湾のプロ野球:中華職棒、リーグの正式名称は「中華職業棒球大聯盟」、英語通称はCPBL。


創立は1989年、アマチュア時代の名門の兄弟エレファンツ、味全ドラゴンズ、そして同じ年にプロ参入のために創設した三商タイガース、統一ライオンズの4球団で構成、1990年から公式戦がスタート、リーグ名は「中華職業棒球聯盟」。

その後、順調にチーム数を増やし、盛況を保ち続けたリーグだったが、1995年12月に台湾の第二のプロ野球リーグだった台湾職業棒球大聯盟(以下TML)が創設され、台湾に敵対する二大プロ野球リーグになる、さらに1996年からの八百長疑惑で、リーグは不穏の空気に。

1997年から急速に悪化した台湾野球界、1998年と1999年にかけて、中華職棒は3チーム解散され、2000年に4チームに戻ってしまう、2001年の野球ワールドカップで銅メダル獲得により、野球人気回復の兆しを見せました、その一方でお恵みがなかったTMLは2002年大晦日をもって解散に。


2003年、解散した台湾の第二のプロ野球リーグだった台湾職業棒球大聯盟から2球団が中華職棒に吸収合併により加入、リーグの正式名称が合併時の協定により中華職業棒球大聯盟になり、中華職棒は再び6球団制に、しかし2008年に再び2球団が消え、4チームになる。

度重なる八百長疑惑や国際大会での重大な失敗を乗り越え、2013年のWBCで、台湾代表が1次ラウンド突破で、感動の試合も重なり、ようやく台湾の野球界の再建が成功して今に至る、そして2019年についに念願となる5球団目が登場、味全ドラゴンズは新規参入としてリーグに復帰、これにより、現在中華職棒は楽天モンキーズ、中信兄弟エレファンツ、富邦ガーディアンズ、統一セブンイレブン・ライオンズ、味全ドラゴンズの5球団で運営され、2021年から13年ぶりに5球団になる一軍の公式戦が開催されることになる。

リーグは2020年現在4球団で一軍リーグ戦で開催、前後期制度で、各球団はシーズン120試合を行う、どの対戦カードでも年間は40回戦総当りになる、基本的には前後期の優勝チームが台湾シリーズで年間チャンピオンをかけて戦うことになる、年間成績次第によって、3チームがポストシーズンを戦うこともありえます、プロスポーツとして珍しい前後期制度をしているリーグでもある。

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