ウガンダ人採用の実態(1)

2018年5月19日 
4月に入り、既存のドライバーが短時間勤務になったり、様々な宅配の注文が増えている事もあり、
久しぶりに本格的なドライバーの採用活動をしています。

失業率の高いウガンダ。今回も、バイクのドライバーという職業ながら、上は大卒(ウガンダ最高学府と言われるマケレレ大学卒も2名)まで応募が来ました。

三紙の新聞に採用広告を出し、電話の合った人材を、書類選考、電話確認、一次面接、二次面接、バックグラウンドチェックを経て採用していきます。

宅配事業を始めてから2年以上、人材育成を含めると4年以上やっているため、ノウハウも溜まってきました。

今回はそのノウハウを少し紹介します。


現地スタッフも採用活動を重ねる中で、勘どころが分かってきたため、とても助かります。

(以前は全部自分でやっていました。。。)

以下、1)書類選考、2)電話確認、3)一次面接、4)二次面接、5)バックグラウンドチェックのポイントを紹介したいと思います。

1)書類選考
最初は、National ID、CV(履歴書)の提出を最低条件としています。
ここでは、最低限の条件を満たしているかどうかだけチェックします。

これまでの経験から、ウガンダでは、トップマネジメントの採用などを除き、一般社員やドライバーなどを採用する時のポイントは、『どこまで妥協できるか?』だと思っています。

普通に採用基準を作って振るいをかけてしまうと、1次面接の段階で誰も残りません。。。
そのため、事前に、選考者の中で
『どのスキル、経験、人間性、理解力は最低限必要か?』
『どのスキルや経験は、後から短期間で育成できるか?育成できる自信があるか?』
『中々見極めづらい人間性の部分はどうやって見極めるか?リスクを取るか?』
等をお互いに合わせておきます。

ドライバーの仕事ですが、運転免許は必須ではありません。対象者の中に、バイクのライダーの免許を持っている人はほとんどいません。ここは最初の妥協点です。

中には、CV(履歴書)の意味を理解できない人もいます。電話で軽く説明しますが、それすら知らない人もいます。その場合も候補から外しています。

2)電話確認
面接のアポ取りの段階で、勤務条件(勤務時間や待遇)について理解しているか、合意できるか確認します。
色々紆余曲折を経て、現在では、最初の段階で勤務条件を確認する事にしています。

運転スキルチェックをした後に、勤務条件を理解していなかったと言われ、お互いに時間が無駄になったケースも多く、最初に明確に伝えるようにしました。
新聞広告や告知に給与額を記載していても、この段階で合わない人も多いです。。

次回は一次面接のポイントを紹介します。


記事を読んでいただきありがとうございます!サポートしていただけると、より良い記事の励みになります!