従業員に言われて嬉しかった事

2016年9月21日 
本日、スタッフ(宅配事業で雇っているバイクドライバーの一人)に言われて嬉しかった事をシェアさせてください。

1か月ほど半前に入社してくれたバイクのドライバーJさん。
最近、色々とアレンジが必要な宅配注文が増えてきており、小さなミスが増えてきておりました。その度に、ミスについて指摘し、ミスの根本原因を時間をかけて一緒に発見させ、その改善策を自分から導くようにトレーニングをしてきました。

時に就業時間を終えて3時間以上も残業をし、私にクドクド詰められながらの反省会が続いていました。
彼からは『もう、自分では解決策は分からないから、これをやれ!と命令してくれ。』と言われ、
『嫌だ。その方が楽なのは分かる。でも、それでは自分が成長しない。それでは新しい問題が起きた時に自分で対処できない。うちの会社にはLabor(労働者)は要らない。うちに必要なのはProfessionalだけだ!』と言い、あくまで自分が当事者であり、責任をもって対処するように伝えてきました。

私が、人材育成のトレーナーで経験した事を元に、基本的にどんなスタッフに指示を出す時もレビューをする時も、単なる作業指示はしないようにしています。目的を伝え、自分で考え相談指せるようにしています。その上で、失敗したら、自分の責任としてできるだけ尻拭いをさせ、原因を追究させ、改善策を策定できるように導くようにしています。(もちろん、時間のない時は疲れている時はこの限りではありません。。)

そのため、スタッフによっては、当然『いい加減にしてくれ!』と嫌気の指す方もいます。これまでそれが原因で辞めてしまった方もおりました。
これが原因で、そこで辞めてもらっては困るので、さじ加減の調整はしますが、基本的には上記のスタンスで説明しています。

最近、彼へのレビューが多いので、そろそろ嫌気がさしてきた頃かな?と心配していたのですが、どうやら、違ったようです。

本日、営業先へ一緒にいき、応接室で待っている時の事。突然彼から
『Junには感謝をしている。これまでの上司は、そんなに色々と教えてくれなかった。教える事に時間をかけてくれなかった。あなたは、私を成長させようとしてくれているのが分かる。これまで、ミスをした時にそんなに質問を投げかけてくれる人はいなかった。ありがとう。』

というような言葉を貰いました。
これ以上厳しくしたら辞めちゃうかな?と心配していた矢先だったので、とても嬉しかったです。

これで喜んでいた矢先、来月あたりに『やっぱり辞めます。』とか言われないように、精進したいと思います 笑

記事を読んでいただきありがとうございます!サポートしていただけると、より良い記事の励みになります!