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ちょっと番外編 ラジエターが。。。編 ①

 相変わらずシャッターは、地上から70cmくらいしか開かないままです。もうそれだけで作業などやる気も起きません。この70cmを開けるにも苦労します。今は体中筋肉痛です。

 そんななか、型式SC25ランディが持病を発病しました。型式からも分かるように、この車は日産セレナのOEM車で、スズキのエンブレムをつけた車両です。まず街中で見ることはないですし、パッと見セレナなので、フロントグリルの「S」エンブレムに気付く人はほとんどいないと思います。

 私はあまりこの車には乗らないのですが、このところ家族の所用で乗る機会が増えていました。C23から続くセレナですが、私はC25のあっさりした顔つきが好きなのと、現在でも十分通用する、秀逸なシートアレンジがお気に入りです。実際使ってみてもこのシートアレンジは便利です。私はサードシートを跳ね上げたまま、ラゲッジスペースを広くとって使用しています。
 この1つ前のC24にあったCVTの耐久性も対策され、ミッションの不安が払拭されています。もっとも、ミッショントラブルが多かったためか、C24の中古車は、市場でも見かけなくなりました。またC25は、装備が簡素な最後のモデルのため、DIYユースにはとても有り難い車でもあります。前方カメラも、レーダーも無いので、メンテナンスでグリルを外しても、全く問題ありません。特に私のC25は、Sグレードなので、ヘッドライトはHIDプロジェクターでもないので、LED球に替えたり色を変えたりして遊んでいます。但し、この年式のイエローは、違法なのでご注意ください。

 話がそれましたが、ある日この車に乗った後、ボンネット前を通って家に入ろうとしたところ、クーラントの独特な甘い匂いがしました。C25によくあるトラブルの一つとして、ラジエターのアッパータンクとコアの接合部のカシメが剥がれて、クーラントが漏れ出してしまうというものです。最悪の場合ラジエターのコアの内圧で、爆発するように一気にアッパータンクが剥がれる場合もあります。
 ただ、このトラブルは、C25に限ったわけではなく、カシメタイプのラジエターには、わりとあるタイプのトラブルです。その頻度が比較的高いのがⅭ25というわけです。そのかわりといってはなんですが、交換はどちらかと言うと簡単な方です。エンジンとラジエターのクリアランスが広めで、外すときの自由度が高いのです。

 早速パーツ探しから始めました。どうせラジエターを交換するなら、アッパーホース、ロアホース、ホースバンドも交換したいものです。というわけで、ありました。都合よく日本製ラジエターAssyと、社外品アッパー、ロアホース、ホースバンドのセットです。しかし安くなりましたね。セットで送料税込み¥20000ちょっとです。価格が上がったものも多々ありましたが、下がったものもありました。これは助かります。

 2日もすれば手元に届くはずなので、どういう取り付けになっているか、ラジエター周辺を下見しておきます。車体の左側にバッテリーが付いているのですが、そこにステーを介して付いているECUが邪魔をしそうです。これは外して逃がしておいた方が、作業がやりやすそうです。あとは、ステーを2か所外してホースを上下外せばラジエターはフリーになり外れます。ラジエターに供じめされているファンを外すのが少々厄介そうです。すぐ近くを通っているエアコンの高圧ホースが邪魔しそうです。ラジエターは、外すときはそんなに気を使わなくてよいのですが、取り付ける時はラジエターのコアを潰さないように、細心の注意を払って取り付けなければなりません。さて下見も終えて、作業手順も確認できたので、パーツが届くのを待つことにします。


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