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触れ方一つで人生が変わる《1》〜人嫌いの千鶴が人を好きになるまで〜後半

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メッセージは受け取れる人がいて初めて成立する📬

それに気がついた時、人は生きやすくなる

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※この記事は前回の続きとなります!《1》の前半をまだ読んでいない方は前半からご覧ください


前半では私の過去(5歳〜12歳)の人と関わるのが怖くなってしまうまでの話でしたが、今回はそんな13歳の私がどのようにして人嫌いを克服していったのかについて綴っていきたいと思います🌿



触れ方一つで人生が変わる《1》〜人嫌いの千鶴が人を好きになるまで〜

後半へどうぞ😊


大人たちと触れ合う

学校へ行かなくなった13歳の私
当時父と二人暮らしだったのだが、父と仲の良い大人達がよく家に来ていたのを覚えている。

…ここで軽く父の紹介をして置くと義理堅くも自分の意見ははっきり言う、お酒が好きで、娘に甘い…そんなところ


思春期の娘と向き合う父を応援する周りの大人達、そして自然と私の応援者でもある…そんなイメージでみんな積極的にコミュニケーションをとってくれた


正直、最初の頃は(放っておいてほしいな…)と思っていたのだが

不思議と学校に行かないことを否定する人がほとんどいなかったので段々と居心地がよくなっていった😮(単純)

そんな中でとても記憶に残る言葉を言ったお姉さんがいる

お姉さんはお酒も強いし、よく笑うし、なんというか豪快な人で性愛についても前向きな考えを持っているので学校の先生では教えてくれないような性愛にまつわる話を楽しく聞かせてくれるところが好きで割と懐いていた


ただ、一度だけ

学校に行かない私に対し『今ここで逃げ出していたら、この後の人生で何があってもまた逃げちゃうと思うよ!それでいいの?!』と少し感情的になって伝えてくることがあり


(なんてキッパリとした意見を言うんだろう…)と圧倒されてしまったことがある


大切なのはこの後でお姉さんが帰り際『余計な事を言っちゃったかな…ごめんね…』と父を介して伝えてきたのだ


当時13歳の私は言い表せない不思議な感情になった。よく思い出せないけれど大人も子供みたいなところがあるのだな(?)というような印象を受け


しばらくの間私はそのお姉さんのことが頭から離れなかったのだが、今思えば生まれて初めて他人の熱量を感じ取れた瞬間でもあった気がする😯

ただの怒りや苛つきなど単純なものでは無いその【熱量】
この【熱量】こそが私の人に対する興味を急速に掻き立てていく…



熱量と呼ぶソレを追い求めていった結果が今の私なので、その説明からさせてください🌱


熱量の正体


『今ここで逃げ出していたら、この後の人生で何があってもまた逃げちゃうと思うよ!それでいいの?!』▶︎『余計な事言っちゃったかな…ごめんね…』



私はお姉さんの言葉がただの怒りや苛つきだけには収まらないような厚みを感じた


本心を隠すような建前の言葉とは違う…

感情が表に出てくるほどに何かを訴えかけている(?)とも取れるようなその厚み

その違和感をスルーできない私はお姉さんに興味深々で過去の恋愛経験や好きな食べ物などお姉さんに質問ばかりする様になった

よくよく話を聞くとどうやらお姉さん自身も学生時代に同級生と人間関係をうまく築く事ができずに人が怖かった時期があるらしい。

もしかしたらその壁を乗り越えた自分の経験を私に伝えたかったのかも知れない

つまり感じ取っていたソレ=熱量とは実体験をもとに誰かへ伝える”想い
そのもの”
なのだと今は理解している


私はこの頃から感情表現が豊かな人に惹かれることが多くなっていた気もする



その後も相変わらず学校には行かなかったのだが、学校から家が近いこともあって同級生が訪問してくることもあり


みんな不思議そうに『なんで学校に来ないの?😯』と聞いてきた

その理由は上手く言葉にできなかったので返答はできないままでいた


そんな状態でまだまだ人嫌いを克服できそうにもない頃


高校生の姉とその当時よく聴いていたバンドのライブを観にいったことがある


今でもあの感動は忘れない…

あれは

偶像化するパフォーマー

だった。

代々木第一体育館。会場に着くとたくさんの人がいて

ライブが始まると『自分と同じものが好きな人たちがこんなにもいるんだ!』と感動したのを覚えている

ステージよりも観客に興味がいってしまってステージングをあまり覚えていない笑


もはやパフォーマンスをするそのバンドのメンバーが同じ人間には思えなくて、まさに偶像と化した人間達だった。

開演前も開演後もどこをうろついていてもなんとなく暖かい雰囲気がある様な気がして

”同じものが好き”ただそれだけのことで人はこんなにも優しくなれるのか…と感じたのだ。


学校であっても同級生と目標を共に定めて努力することができれば学校内で
学べたことなのかもしれないけど、そう上手くはいかないのが私の現実だった。


そのうち一人でライブに行くようになって(あ、あの子気になる!)と思ったらすぐに声をかけていた。

偶像を媒介することで年齢・性別を問わずスムーズにコミュニケーションをとることができて人があれだけ怖かった私は多くの人と楽しく関わることができたのだ


”学校”という小さな世界観からはすっかり拡張された世界観になっていき、
人との関わりがそこまで怖くは感じなくなっていき、しれっと学校にも通うようにもなっていた🏫


人付き合いがうまくなくてはいけないということは全く無いが、一生人として生きていかなければならないので、自分を知るためにも人に歩みよってみるのは素晴らしいことだと私は思う。


その為に自分に合ったコミュニティを探せばいい

と私はそう思う。21歳の時すぐにお店を作ったのはきっとコミュニティを一つつくってみたかったからなのかもしれない。



相手が何が好きで、どんな共通点があって、何に笑って、何に悲しむか、そんなことに毎日興味津々で気になる人に私はいつも質問攻めをしてしまう笑

そのコミュニケーションスタイルはこの先も根本は変わらないんじゃないかな〜と自分では思う

ただ、今の千鶴と13歳の千鶴の違う点はその好奇心に限度がないということだ


面識のない人と関わ流のが好きになっていたので誰とでも仲良くはなれたが、その代わり無意識のうちに人を傷つけてしまうことも多かったのでは無いだろうか?とも感じる

好奇心を我慢することができなかった10代の千鶴



他人が何に笑って何に悲しむのかに興味があって、それを体感できる方法は人と関わることだったので人によっては約束もしていないのに【付き合っている】ことになっている時もあった。

相手がどうしたいのか、自分にどうされたいのか感情的に訴えてくるその姿が私にとってもっとも熱量を感じ取れる瞬間で

どうにもこうにもそこに興味を持ってしまうので制限なく相手を受け入れてしまうことが多かったからだと思う

「もっと人の熱量をみたい!知りたい!」

これは私自身のただの欲望で相手にとっては本来尊く扱われるべき性愛と密接なことに気がつくことができなかった。


欲望に制限をかけないと必ず人を傷つける

それはある時突然自分以外との交友関係を制限したり、不安を片手に脅すような態度をとる女の子に出会った時その事に気付かされた。

その子が私に訴えかけてくるメッセージとしては『なんでもっと自分と同じ熱量でを求めてこないのか?』というようなことばかり


それは相手の欲望であり、私の欲望とは噛み合っていなかった

つまり、熱量をみたい!知りたい!という私の欲望をその子に向けてしまったせいで噛み合わない欲望を生み出し互いを傷つけている状態

(何か間違えているよな…)そう感じた私は未熟なりに今度は一人一人の欲望に向き合うようになっていった

どんな欲望があってセックスをしたくなるのか

どんな欲望があって束縛をしたくなるのか

そこを知るのに関わる人の性別や年齢は一切関係ない

人の欲望の面白いところは制限をかけないと人を傷つけてしまうのに、制限がなくなるとそれはそれで熱量の薄れた思いの弱いの弱い言葉を生み出しそれもまた人を傷つけてしまうところだ

想いとは受け取る、いや、受け取れる人がいて初めて成立するので
思いやりが無いメッセージはただの文字となってしまい暴力にすらなりかねない

思いやりがあるのか無いのかを決めるのは当然受け取る側の気持ち次第なのだが

当時16、7歳の千鶴はそのことを理解できなくて

自分の欲望で近づいた人のことを傷つけてしまう部分があった

10〜20歳ほど年上の方と付き合うことが多く『人との距離感に気をつけてほしい』や『好きって言葉は簡単に使わないでほしい』などとよく怒られて(?)いた


何が悪いのかがが本気でわからなかった。

だからこそ私の探究心は止まることがなく

人をもっともっと人を知りたい!そう願っていたタイミングで
知人がリラクゼーションのセラピストを始めたのだった

彼は女性を専門にトリートメントを行なっていて会うたびにその話を聞くのが楽しみだった。セラピストとして人に触れ、生き生きとしていく知人を間近でみているといてもたってもいられなくなり

私はオイルトリートメントのセラピストになることを選んだ


そして基礎学習を済ませ初めてお客様に触れた時、悟った💡


『あぁ、天職だ…』


わかってはいたが、私は人に触れるのがたまらなく好きだ

さらには知りたい!という欲をまっすぐに向けていても相手を傷つけないなんて幸せすぎる!感じた

むしろお客様が元気になったり、感謝していただくことが多くて、奇跡にも思えるほどとんでもないやりがいを見つけることができた



私が人に触れるのが好きなのには理由があって

言葉ではわからないものが触れたらわかる

ということ


子供の頃はいつも他人の言葉の裏返し(?)というか本音と建前を汲み取ることができなくて、対人関係で困ることが多かったんだけど


その代わりに人と触れ合う事、つまりは触覚を使って人を感じとるうちに相手の気持ちを五感で察する力が鍛えられたのだと思う


触れたら分かる。

と言う感覚は私にとっては大袈裟ではなく革命的で


セラピストという役割が天職だと感じたのは毎日目の前の人だけに全感覚を集中して触れる事ができたからだ


触れたら分かる。と言うのは何も特別なものではないと思っている



神経は行き来するたびに伝達の速度が速くなる性質があるのだけれど

貪欲にそこを極めると分かるようになるものだ

私たち人間が五感【聴覚、触覚、嗅覚、味覚、視覚】から受け取れる情報量はそれぞれ【聴覚7%、触覚3%、嗅覚2%、味覚1%、視覚87%】などと言われていて

世の中のあらゆる物はそれを基準に作られている

だが、その情報を処理するのは脳であり、脳には個体差がある。。

トリートメント中私が五感で受け取る情報量バランスは
【聴覚30%、触覚50%、視覚20%】なのでは!?と思うくらいだ




皮膚に触れた時の…浸透度というべきか?

それすらも人それぞれの感覚なので表現する言葉は違ってくる🌱



触れ方一つで人生が変わる《1》〜人嫌いの千鶴が人を好きになるまで〜

触れる事=触れられる事が苦手な方にこそ読んでほしいと思って綴った《1》でしたが


如何だったでしょうか?



最後までご覧いただきましてありがとうございます😊🌸




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千鶴

セラピスト暦4年

21歳の時に独立
🔻
男性社長ばかりの中で1人女性社長として商売をすることによる苦労や楽しみを学ぶ。

壁を一つ一つ乗り越えていく度にやがて

『女性としての強さをこんなにも愛することができる私自身は女性の社会進出のサポートに回るべきだ!』

そんな気持ちが強まる
🔻
まずは
自分自身を肯定し、ホッと安心できる場所をもつ事で"活力がみなぎる"ということを知って欲しいという考えで

〜都心に女性の為のセーフスペースを〜

を元に2020年

女性セラピストによる女性の為のハグルーム
レズビアンエステ美嬢百花 @bijyouhyakka
を設立

🔻

昨年2021年11月に
【全世代の女性の雇用を生み出す】
の想いで法人格化

【法人理念】女性の社会進出のサポート
【個人信念】自分自身を肯定し、安心できる場所をもつ事で人は活力がみなぎる


セラピストとしてだけでなく色んな形で女性のサポーターとなる取り組みに力を入れています

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