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左卵巣摘出手術-4日目-

怒涛の2、3日目を乗り越えたら楽になるよ!

後、シャワーも入れるよ!

その言葉を信じて、朝からの五分粥も楽しみにしょぼしょぼさせながら起きる。

おばあちゃんは退院の準備中。

起き上がっても、しばらくは胸がつっかえて辛い。

本当に楽になるのか?と思いながらも朝食を半分くらい食べたら・・・

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超回復食でした
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めっちゃ元気になりました。

食事ってすごい!感動しました。

正直、決して美味しくはありません。

なんなら、スクランブルエッグの中のハム、切れてなかった!
(お母さんにイジワルで言いたくなるやつが入ってた)

でも、明らかにこの朝食の後から元気に。

身体はもちろんまだ痛みますが、なんといっても気力が回復。

“病は気から“

この“気”が補充されました。

なんてことない献立ですが(失礼)、本当に救われました。

できない続きだったのが少しづつ出来るようになって嬉しかった!

一口一口食べながら、

“この五分粥セット以外に何種類の献立を考えて作ってくれているんだろう“

と、調理してくれた方に感謝の気持ちが湧き起こりました。

私は日頃、食品添加物やグルテン、乳製品などをなるべく摂らない生活を送っています。

ですが、この日ばかりは、

”美味しい”を錯覚してしまう添加物でさえもパワーになるんだな、と実感しました。

私のように、入院患者さんは食べたくても食べられないタイミングが必ずあるはずで。

一口食べたら気持ち悪くなる人もいるけど、そこからパクパク食べれる人もいる。

それがきっかけで救われている人がたくさんいるはず。そう思いました。

気持ちが回復したら、家族や仲間にもそれを伝えたくなったり

シャワーに必要なものを買いに売店へ行って

調子に乗ってえび満月を買ってしまって(後からバレてダメって言われました)

インスタでも色々報告したくなりました。

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父が届けてくれました
塩はこっそりなめてます。

おばあちゃんもいなくなり大部屋貸切を満喫。

この日、以前お世話になった恩師のSNSを見ました。

恩師はどんな時も明るく楽しく乗り越える力がある素晴らしい女性です。

私は過去に彼女のおかげで、自身の離婚をうまく立ち直れた経緯もあります。

今回の病気や手術の経験を私も言葉という文字に残して発信をしようと決めました。

きっと、これからの自分のためにもなる。

見てくれている人の中で1人でもいいから誰かの役に立つことがしたい、と今回初めて仕事以外で思えたんです。

私についた診断名:境界型卵巣悪性腫瘍は本当に稀な病気です。

だからこそ、不安も大きかったけれど同じような人はたくさんいるはずだから。

拙くてもいい、まとまってなくてもいいからとりあえず今できることを最優先に。

ということで、決めた瞬間から一気に入院生活が楽しくなりました。
(もちろん、それだけの回復ができたから)

“ここにいるからできることはないかな?“

“昨日の私より今日出来たことを見つけよう”

そんな感じで工夫することを楽しむ余裕が出てきました!

私は環境や状況のせいにして自分が苦しむのは嫌です。

人生は長いので苦しむことがあったとしても、全てを宝物にする女だと思って生きてます。

どんな時も自分の心の持ち方次第で、過去でさえも変えられます。

実際に私はこれまで過去も変えて乗り越えてきたから、自信があります。

全部、自分次第だね!

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