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リンデマンス・TAROT NOIR 【ビールの覚書】
来たよ!リンデマンスさんの新商品のフルーツランビックが!
発売を知ったときから、首を長くして待ってたよ。
リンデマンスはベルギーの自然発酵ビール「ランビック」の醸造所。
伝統的なランビックだけでなく、少し捻った面白いコンセプトのビールも醸してくれる。日本でも手に入りやすいのが有難いね。
※ランビックは培養酵母ではなく野生酵母で発酵させるサワーでファンキーなビールだ。解説すると超長くなってしまうため知らない人は自分で調べて欲しい。
今回リリースされた「TAROTシリーズ」は、少し捻ったタイプ。
複数のフルーツを使っていることと、8%のハイアルコールなところがポイント。NOIRとD'ORの2銘柄があって、NOIRはブルーベリー、カシス、エルダーベリーを使っている。(D'ORも飲んだので感想はまた後日)
前置きが少し長くなったがそれではNOIR。
ぬらりとした深く濃色の紫色がとても魅力的だ。
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ふふふんふふんfんふんふんんふんふんふんふふん♪
お味はというと……。
想像していたのと違うな?
フルーツランビック、サワーエールとはちょっと違って、落ち着いた酸味と厚めの味わい。スムージーエールを連想させる滑らかさが少しある。
フルーツ感は強いものの、フレッシュな果汁風味ではないかな。
カシス味のウェルチというか、微炭酸カシスのサワーカクテルに近いか。
甘酸っぱさは酸味が7で甘さが2くらい。
先ほども書いた通り、両方ともにそれほど強味ではない。
フルーツランビックの激酸味タイプや激甘タイプと比べると、明らかに穏やかでそこそこな酸味甘味。
何気にポリフェノールっぽい渋みが利いてるので、カシスワインのようでもある。
ただ、ワインほどに味に深みがあるわけではなく、やや表面的でケミカル。
フルーツランビックとしては、もう少し奥深さが欲しいものの、アセスルファムやステビアを使ったほどにはケミカルでもないし、まぁこれはこれでいいかな。
文章に起こしてしまうと、少し否定的な書き方になってしまったが総じて旨い。280ml瓶で少しお高めなものの、春夏秋冬のどこでも美味しく飲めそうな味で季節やシチュエーションは選ばないし、フードとの食べ合わせも案外と良さそう。
(俺にとっては)このビールを目指して買いに行くとまではいかないが、何かもう1本とか、とりあえずの1本で買うのに好適な感じ。
ごちそうさまでした。
リンデマンス・TAROT NOIR
スタイル:フルーツランビック
国:ベルギー
醸造所:リンデマンス醸造所
原料:大麦麦芽、小麦、糖類、濃縮果汁(ブルーベリー、カシス、エルダーベリー)、麦芽シロップ、ホップ/香料、酸化防止剤(ビタミンC、亜硫酸ナトリウム)
アルコール度数:8%