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京都醸造・春のきまぐれ(2023)

シンプルで古典的なアメリカンIPA。と見せかけてクリーンな味わいの京都醸造らしい一品。

旅行、旅行中です。
旅行中にクラフトビール飲むなら、やっぱ缶が助かるんだよねぇ。
瓶は重いし、栓抜き持ってない時もあるし。
そんなこんなで立ち寄った店で買ったのが京都醸造さんの季節限定ビール。
春の気まぐれ。

飲んだ感想はもうずばり「IPAだな!」
しかもクラシックなアメリカンIPAか~!てな味わい。

モルトが適度に効いて、アルコール度数が少し高め。
ホップは草と松脂が少々に、メインは柑橘のオレンジとシトラスとレモン。
トロピカル要素は無し!
苦味もIPAとしてそれなりのレベル。

日本の地ビール時代からクラフトビール黎明期に飲めたIPAってこういう味だったなぁ……と一瞬思ったが、よくよく考えるとそうでもない。

この春のきまぐれは雑味が少なく水のようにクリーン。
昔のIPAはもっと雑味が多く荒いのも多かったね。モタタっとしてたり。
クラシックなIPAでここまで綺麗なのって志賀高原の良くできたやつとか、グレートディバイドのビールくらいじゃない?

あともう1つ、カラメル系の味わいがない。
昔のアメリカンIPAってカラーがカッパー寄りでモルトの焙煎感が少し強めだったけど、これはたぶん黄色。

そう考えるとクラシックスタイルですよ、飲みやすいですよ、素直にあじわってね!!という皮をかぶりつつ今の流行にもあわせてる、しっかり考えて作られたビールだと思われました。

もう2本くらい買っておけば良かったね、こいつぁ。

京都醸造・春のきまぐれ(2023)
スタイル:アメリカンIPA
都道府県:京都府京都市
醸造所:京都醸造
原料:麦芽、ホップ
アルコール度数:6%