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黄桜・悪魔のビール

バシッと苦い、実力派のレッドセッションIPA

真っ赤なラベルに、カッパ+悪魔という目を惹くラベル……。
デザインとしてはちょっと野暮ったさがあって、もうちょっと洗練してもいいんじゃないか?という気がしなくもないが。まぁそれはそれとして。

プルタブを開けた瞬間から立ち上るホップの香りに期待が高まる。
松葉にミントを足して苦くしたハーブ系がメイン。
そこにトロピカルとグレフルが少しずつくらいか。

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口に含むと弾ける苦さ。トップからガツンと苦いな!

そしてドドンと中心にくる松脂系のフレーバー。最近はトロピカルが流行りだが、俺はパインで行く!という苦みを飲ませようという強い意志を感じる。黄桜のIPA感が流行をとらえきれてない可能性が一瞬頭をよぎったが、目の前のビールは美味い!ヨシ!

口当たりと喉越しには、ほんのりと赤系モルトの味わいがあってレッドエール要素も忘れずに。ヨシ!セッションIPAとして丁度いい適度な薄さ(濃さ)ヨシ。セッションIPAだからってモルトが薄すぎるとホップの苦みが際立ちすぎて飲みにくくなるし、私好みの濃さですわこれは。

やや懐かしさを感じるセッションIPAでちょっと雑味もあるけど、骨子がしっかりとした良いビール。価格も抑え目でコスパもヨシ!
日本のセッションIPAでは、ちょうど同価格でCOEDOの毬花という傑作がありますけど、風味やシチュエーションで使い分けできる味わいですわ。

黄桜・悪魔のビール
スタイル:レッドセッションIPA
都道府県:京都府京都市
醸造所: 黄桜株式会社 +M
原料: 麦芽(外国製造)、ホップ、米
アルコール度数:5%