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ファームハウスからその先へ。麦雑穀工房・タップルームへ行ってきた

日本のクラフトビール醸造所の中でも、特に個性的で美味しいブルワリーってどこだろう?
人それぞれに思う醸造所があると思うけど、私が一番に挙げるのは「麦雑穀工房」さん。農家が自家製の農作物を使う延長としてのマイクロブルワリー。特に粟などの雑穀を使うビールが面白くて抜群に美味い。
 
前々から飲みに行こうと思っていたけど、ようやく機会を作れたので行った、行ってきました。

■前段階 宿と交通

麦雑穀工房があるのは埼玉の小川町なのですが、最寄りの宿が無い!
近くにある大都市は川越……だが、飲み終わった後の電車移動は約40分。
ちょっと長いネ。

そんなわけで、近場の候補地を探していると、数年前に出張で訪れた東松山が電車で15分ほどの距離にあることに気づいた。
あそこなら土地勘少しあるし、「やきとり」が美味しかったから再訪しようと思ってたとこだ。ちょうどいいじゃないの。
ビジホもあってお値段もそこそこなので問題なし。

そんなわけで準備万端整えて麦雑穀工房さんに突撃!
予約制で人数制限ありの営業でした。

■ビールと御対面

まずは麦雑穀工房のフラグシップモデルの「雑穀ヴァイツェン」
私、ヴァイツェンは苦手なんだけどね!
でも美味しいから飲む。麦雑穀工房のは美味しく飲めるので。

旨味が濃いだけじゃなく風味が良い。バナナ系の香りもクローブ系も苦手なんだけど、バナナうめぇ!バナナうめぇ!って飲めるんだよなぁ。どっちかっていうとバナナ香も濃いと思うんだけど。
バナナだけじゃなく、複雑な香味があるのがポイントだろうか。ヴァイツェンらしいフレーバーを楽しみつつ美味しく飲める。


次の2杯目は山椒ポーター。うーん山椒効いてる!
これも実はって話なんだけど、山椒の風味ってあんまりわからないんだわ…。他の人が山椒効いてる~って言ってても、私は山椒がもつ柑橘部分だけ感じたりとかね。でも、こいつはビリビリときいてくるぜ。

いや、ほんとに痺れるな!
ここでちょっと水を飲んでリセット。

次はこれも名品と名高い、ラスティックセゾンいこう。

穀物っぽいパリポリとした硬さもある風味。
改めてセゾンも面白いなと思わせられる。

飲み過ぎて帰れなくなるのも困るから、グラウラーにCIA(Cereal Ippai Ale))を詰めてもらいご馳走さま。


■ファームハウスからその先へ

今回の訪問するまで、麦雑穀工房さんは「素朴」だった。
だってほら、農家と農作物がベースだって聞いてたし。
お店は最近移転したとは聞いてたけど、古民家とか町屋を改装した食堂レストラン風とかそっち系を想像してたんですわ。

ところが訪問したブルーパブはめっちゃお洒落。

1Fが醸造所、2Fがタップルームでした
内装もめっちゃお洒落

お店の人と話していると自転車イベントとのコラボしたりしてるんです~とのことで若い世代や地域活動にもしっかり繋がってる様子。

単なるマイクロブルワリー醸造所ではなく、地域の事業者としても醸造所としても進化している様子を肌で(肌と喉で)感じられてとても面白かった。
行って良かったなぁ。また東松山に宿を取って行こう。

■情報
麦雑穀工房マイクロブルワリー・タップルーム
JR小川町駅より 徒歩5分ほど

訪問:2020年



■おまけ 東松山の「やきとり」

東松山の美味いものと言えば!?
そう───「やきとり」。

東松山の「やきとり」は実は豚。豚のカシラ。
それを辛みそで食べるスタイル。
これがやたら美味しかったんだよなぁ。

店で食べるのも多いが、持ち帰りの店が大量にあるとのこと。
俺も郷に従って持ち帰りで食べるぞい。
訪れたのは「おみやげやきとりの店」

優勝!!