見出し画像

志賀高原ビール・HouseIPA

「自分たちが飲みたいビール」をテーマに作ってる志賀高原ビールさんが、特に!自分たちが飲みたい銘柄として作った、ブルワリー初の限定銘柄。その人気から毎年醸造される準レギュラー扱いになったようですし、ほぼほぼ通年で手に入る印象もあります。

個人的には日本の地ビール/クラフトビールが辿り着いた「完成形の1つ」がこのハウスIPAだと思ってます。

「地ビールの地域密着」、「日本のビールの傾向」と言われるスッキリとクリアな味わい。「クラフトビール」らしいブルワリー(とブルワー)の意思と個性が感じられるキャラクター。この3点を高いレベルで併せ持った逸品。日本らしいIPAを1つ挙げよ、と言われたらハウスIPAを選ぶ人が多いんじゃなかろうかと思ったりしてます。

画像1

さてお味。
ボディはしっかりした麦芽の味わいで旨味と甘みが潤沢。円やかさもあって穏やかでありつつ美味い。とても美味い。
ホップの香りは強めのグレープフルーツに少々のオレンジ、そして干し藁のような香り。苦みもしっかりしてるけど嫌味がない、嫌じゃないよ。
飲み口はハーブが少し入ったグレフルジュースのようでジューシー。ホップの香りから、麦芽の旨味。そしてジューシーさと苦みを味わいつつスッキリ綺麗に収まっていく。後味がスッキリして爽快感が強い。ラガーとはまた違った綺麗なエールならではのキレの良さがある。どうしてもインペリアルIPAみたいな盛り盛りのビールはどこかの部分で雑さが出たりするのだけれど、それをまとめ切った完成度もすごい。

度数8度を感じさせない飲みやすさもポイントで、飲み疲れない味わいは流石ですわ。

志賀高原・HouseIPA
スタイル:インペリアルIPA
都道府県:長野県下高井郡
醸造所:志賀高原ビール
    株式会社玉村本店
原料:麦芽、ホップ
アルコール度数:8%