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できない子はビールを飲む note版

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4000銘柄以上のビールを飲んできたビール愛好家が書いてる感想兼備忘録の何か。300銘柄を超えて400へ。
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#アメリカンIPA

チェインライン・トレイルノーム

だれこのおっさん───ではなく。 ラベルに惹かれて購入。 ちなみに、ノームつながりでベルギーのラ・シュフも購入した。 そちらはまた後日の感想。 飲んでみると予想外にオーソドックスな味。 やや古典的なアメリカンIPA。 ミディアムボディでカラメルモルトは強め。適度に糖で甘いこともあって、ビスケットや蜂蜜のようなフレーバーも感じる。 ホップはコアントローとグレープフルーツのような柑橘風味で、西海岸系IPAらしい松脂系風味もしっかり。 そして古典的なIPAならではの苦みは先味

蔵王ブルワリー・クラシックIPA

古典的王道のアメリカンIPA。 今回は山形県の蔵王ブルワリーさん。 スノーモンスターはかなり革新的な攻めたビールだった印象。 しかしこちらのクラシックIPAは一転して、古き良きオーソドックスなアメリカンIPA。クラシックと名前を付けてるだけのことはある。 といっても古典的なだけでもない。 グラスに鼻を近づけるとビターなオレンジのホップの香り。 ジリジリとしたホップの苦みに濃いめの麦芽の太い味わい。 ちょい焙煎強めなのもアンバー系が好きな俺には嬉しい。 アルコール度も高め

ボイジャーブルーイング・IPA

和歌山のクラフトビール(地ビール)というとナギサビールさんが大鉄板の美味しさだが、クラフトビールの波に乗り醸造所が順々と増えている。 今回の田辺市のボイジャーブルーイングさんもその1つか。 ボイジャーのビールはレギュラーを一通り飲んだのに、何故かIPAだけ飲みそびれていた。なんで? 最近、IPAが一番美味いと小耳に挟んだので今更ながらチャレンジIPA。 どのようなIPAかは公式のテイスティングノートが詳しい。 クラシックを名乗るだけあってテラッとした銅色の美しい色合い。

リヴィジョンIPA

軽快で研ぎ澄まされたIPA。ウマイ! アメリカンなIPAとして苦みが軽めで、雑味のない洗練されたクリアさ。 ホップの風味は甘めでオレンジや砂糖を少々かけたグレープフルーツ、蜂蜜レモンを思わせる。そこに桃と松脂系の風味がちょいちょいと入るので、成分自体はオーソドックスっちゃあオーソドックス。ただ、鼻に抜ける綺麗さがある。 ボディはやや控えめながらミドルローくらいのバランス。適度に甘いので蜂蜜のような味わいにも少し感じられる。ウマイ。 適度にフルーティーで雑味がないため「

志賀高原ビール・HouseIPA

「自分たちが飲みたいビール」をテーマに作ってる志賀高原ビールさんが、特に!自分たちが飲みたい銘柄として作った、ブルワリー初の限定銘柄。その人気から毎年醸造される準レギュラー扱いになったようですし、ほぼほぼ通年で手に入る印象もあります。 個人的には日本の地ビール/クラフトビールが辿り着いた「完成形の1つ」がこのハウスIPAだと思ってます。 「地ビールの地域密着」、「日本のビールの傾向」と言われるスッキリとクリアな味わい。「クラフトビール」らしいブルワリー(とブルワー)の意思

グースアイランド IPA

最近お気に入りの銘柄で、週に1本くらいの割合では飲んでる。 美味しいって面もあるが、近場のやまやで売ってるので値段が手ごろでいつでもあるってのが大きい。 片田舎・半都会では、やまやの扱うビールラインナップはかなり魅力的なのである。しかも缶なら劣化が少ない。以前は瓶しかなかったのでアレだったが缶なら買いだ。(と思ってたら最近、缶をみかけなくなって悲しみ) だがしかし。誤解なきように書いておくと、東京や大阪中心部のクラフトビール購入に恵まれた環境では、グースアイランドIPAを選

ベアリパブリック・レーサー5

ベアリパブリックさんのフラグシップ銘柄なIPA。 アメリカのブルワリーのたいていがIPAがフラグシップとか、そういうこと言っちゃいけない(戒め)。 「Racer 5」とは日本の人気アニメ「マッハGoGoGo」に登場する主人公の愛車「マッハ号」に由来する。 ちなみにラベルに描かれている数字の5は、マッハ号のドアに描かれている数字の5にそっくりである。 レーシングチームを所有するブリュワリーならではといった名称。アメリカ産のPale、Crystalモルトと、現代のアメリカンIP

ワイマーケット・グリーンバレットIPA

キレ良し、味良し、風味良し。Yマーケットらしい良IPA 最初に書いちゃいましたが美味しいIPAです。 作りが丁寧なYマーケットのIPAなので、もうよくできてるっていうのは当たり前なので、クドクド書く必要がないとして。 銘柄名の由来はホップの品種。 「グリーンバレット」というニュージーランド産ホップを使ってるそうです。 メーカーページより ミディアムボディーでオレンジカラー、N.Z.産ホップのグリーンバレットをシングルホップで使用したウエストコーストスタイルIPA。 アプ

トパトパ・チーフピークIPA

トパトパブリューイングのフラグシップ。缶がカワイイ。少し懐かしいIPA。 今回はトパトパブリューイングさんの缶。 缶のデザインが可愛い……。 こういうの好き。通販だと銘柄やスタイル吟味して帰るけど、品ぞろえの良いお店……品ぞろえの良すぎるお店で混乱するとデザインと直感で選びがちなんだよなぁ。 さてお味。口に含むとオレンジと松脂の香りがパッと広がる。 モルトの味も濃いめで甘みがあり、ホップと同レベルの強さ。 苦みは少しザラッとして、7%相応のアルコールが感じられる。 これ

東京クラフトI.P.A. 2020

「東京クラフトのIPA2020は当たりですよ!」 ビール好きの友人アナシンさんから、フェイスブックに怪文書が来たのが4月の10日のこと。 いやいや。こやつめ、ハハハ。 東京クラフトって、3トリーのアレでしょ。 日本の大手が出してるデミクラフトビールの中でも、ぶっちぎりでヽ(@ ・∀・)丿UNKOなシリーズじゃないの。 ほんとにさ、クラフトビールの味と質が誤解されるから、クラフトとか名乗るビール出さないでほしいんですけど!?サン鳥ーさん? くらいに俺は思ってますよ、正直

コナ・ゴールドクリフIPA

毎度ビールのお時間です。 今回はハワイのコナブリューイングから。 パイナップルがほのかに香るフルーティーなIPAでござーます。 注いだ香りは華やかな花や蜂蜜に、何か懐かしいトロピカル…これは…なんだろう…グァバとかですかね…思い出せない……(ガバガバ感想) ま、コナブリューイングらしく香りはそれほど強くなく、「ほのか」というよりは強いけど、はっきりくっきりはしない程度。ローハイかミドルロー。 はい、それで、飲んでみると━━━パイナップルの風味がたっぷり! ということはなく

エチゴビール・フライングIPA

エチゴビールの新フラグシップ銘柄。 ちょっと昔気質なアメリカンIPAの良作! 今回はエチゴビールのフライングIPA。 俺の好きな銘柄、定番にしてる銘柄ですわ。 アロマは柑橘系が中心。具体的にはオレンジ系。そこに松ヤニやハーブも少しある……かな?どうかな?あるね。ありますあります。 口に含むと適度にドシッとした厚みのある麦芽感。オレンジの風味には苦みとアルコールが加わってオレンジビターズのような具合に。 飲みほしていく喉越しにも麦芽とコクがしっかりと感じられ、そして風味と

シエラネバダ・ホップハンターIPA

今回はシエラネバダ醸造所の銘柄。 ホップオイルを使用したグレフル系ジューシーなIPA。 これ書いてる時点でアメリカのクラフトビール醸造所が1万を超えそうな勢いだけど、その中でもシエラ・ネバダ醸造所は「ビールが洗練されていて、間違いなく美味しい醸造所」の1つと思ってる。マジで。 特にペールエールが絶品。 世界のアメリカンペールエールの中でもトップクラスだと思う。 さて。 今回のホップハンターIPAを購入した決め手になったのはホップオイル。 生ホップのオイルを抽出して1年中(