通信制大学院 博士前期課程 英語学専攻1年目②

 8月のスクーリングが近づく。自分の研究テーマに関する論文とは何なのか。よくわからないので、学会の大学勤務の方に聞くと、ある方にはMuranoi, H. (2007). Output practice in the L2 classroom. In R. DeKeyser (Author), Practice in a Second Language: Perspectives from Applied Linguistics and Cognitive Psychology (Cambridge Applied Linguistics, pp. 51-84). Cambridge: Cambridge University Press.を紹介される。また別のある方には、VanPattenのInput Processingについて調べるとよいと言われる。また、第二言語習得論の参考文献である、パッツィ・ライトバウン&ニーナ・スパダ(2014)『言語はどのように学ばれるか』(岩波書店)を読んでいる中で、Nina SpadaのForm-focused Instructionについて調べると近づいているような気がして、大学院事務室に何本も論文を文献複写依頼をする。

 いくつか論文に当たっていく中で、Spada&Lightbown, (1993), Instruction and the Development of Questions in L2 Classrooms, Studies in Second Language Acquisition, vol.15, 105-224.がぴったり来て、スライドに落とし込む。

 8月のスクーリング開始。前半は英語学、英文学、英語教育学の講義。同期でスペイン料理での懇親会を挟みつつ、ビジネスホテルで、その日に学んだことはその日のうちにレポートにしてしまうようにした。

 後半戦。ゼミでのプレゼン。発表後、指導教官より、Form-focused InstructionよりもSkill Acquisition Theoryの方がよいのではないかと言われ、前述したMuranoi(2007)が収録されている、DeKeyser(2007)を読み込むように指導を受ける。夜はゼミの2年生と懇親会。翌日は2年生の中間発表会に参加するが、台風の影響があるため、早めに帰宅する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?