通信制大学院 博士前期課程 英語学専攻1年目③

 9月。各科目の教科書も一通り読み終えてきたので、教科書の中で引用されていて面白そうな文献はとりあえず購入し、その中で引用されている面白そうな論文はとりあえず文献複写を依頼し、平日の読書は自分の興味のあるものになっていった。各科目のレポートも計画通り進んでいるため、一見締め切りを前倒しで提出しているようであるが、実はそうしないと後が詰まるという状況で、順調に進んでいった。

 12月のスクーリングでは研究の計画についてプレゼンになるので、8月に言われたDeKeyserの関心がある章だけを読み終わった後は、DeKeyserの著書や論文を片っ端から読む。その中で、「fluencyを高めるためにはpracticeを通してautomatizationを導くことが必要である」ということがわかってきたので、Segalowitzの著書や論文も読む。それぞれを読む中で、引用されている面白そうな文献を購入し、論文を文献複写を依頼することを続ける。

 12月のスクーリング。2日間しかないので、必修科目の講義を受け、1日目の夜は居酒屋で同期と懇親会をし、2日目はゼミ。研究計画のプレゼンを行った。

 こんな感じで3月まで進み、結果は英文学のみB、残りの科目はAをとれました。
 自分自身、学部は文学科英米文学専攻でしたが、英文学史と米文学史が必修だっただけで文学自体は一切読んでいないため、英文学だけはずっと苦手意識があり、スクーリングでは周りの同期がすばらしいプレゼンをしていて焦りました。これだけはしょうがないですね。
 英語学と言語学は学部の時の必修科目で樹形図を描いた経験があったり、理論は一通り学んでいましたし、第二言語習得論、英語教育方法論、教育方法論、教育心理学に関しては現職の教師として自主的に学んできたことが生かされましたし、英語教育工学に関してもICTを使用する経験があったので、貯金でお釣りが来たというところです。

 ただ、同期は相当苦しんでいたようで、自分のレポートを転送してあげることがよくありました。大学院から学ぼうとしていると、結構つらいかもしれません。

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