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亜鉛について免疫にも効果あり!?

〜亜鉛とは〜
亜鉛は数百におよぶ酵素たんぱく質を作る要素として、さまざまな生体内の反応に関わります。
アミノ酸からのたんぱく質の再合成、
DNAの合成
にも必要なので、
胎児や乳児の発育や生命維持に非常に重要な役割を果たしています!
また骨の成長や肝臓、腎臓、インスリンを作る膵臓、精子を作っている睾丸など、新しい細胞が作られる組織や器官では必須のミネラルです。
インスリンとは、、、、血液の中の糖をエネルギーに変えて血糖値を下げる唯一のホルモンです)
そして体の細胞にダメージを与える活性酸素を除去する酵素の構成成分であるほか、味覚を感じる味蕾細胞や免疫反応にも関与しています。

〜亜鉛の役割について〜
①ビタミンAと共に働くことで「抗酸化作用」や「免疫力向上」
が期待でき、さらに亜鉛は精子の形成に必要であるため、「男性機能」にも重要です。他にも「感情のコントロール」や「記憶力」を保つのに必要な神経伝達物質を作る役割もあります。
このように、亜鉛はカラダ全身において大切な栄養源であることが分かります。
また、
②アミノ酸と共に働くことで「髪や肌の健康維持」の効果が期待できるともいわれ、髪や美への高い効果が期待できる成分であると言われています。


〜亜鉛を摂るってどれくらい?〜

1日の摂取の推奨量は18~69歳の男性で10㎎、70歳以上の男性で9㎎、18~69歳の女性で8㎎、70歳以上男性で7㎎となっています。

亜鉛が不足すると、たんぱく質やDNAの合成がうまく行えなくなり、成長障害が起こります。
また、亜鉛は味を感じる味蕾細胞の産生に必須であるため、亜鉛不足になると味を感じにくくなる味覚障害になる可能性があります。
亜鉛不足によるほかの症状として、貧血、食欲不振、皮膚炎、生殖機能の低下、慢性下痢、脱毛、免疫力低下、低アルブミン血症、神経感覚障害、認知機能障害などのさまざまな症状が現れます。
加工食品に多く含まれる食品添加物が、亜鉛の吸収を阻害し、亜鉛欠乏になる場合もありますので、特定の食品に偏った食事をしないよう注意が必要ですね!

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亜鉛は免疫力の維持や向上に関わっています。
そのため亜鉛不足は免疫力の低下の原因となり、風邪をはじめ感染症にかかるリスクを高めます。


〜亜鉛を上手に摂るために。〜

食品から体内に吸収される亜鉛の量は3割弱と言われています。
ただしほかの栄養素と組み合わせることで亜鉛の吸収率は上がります。
亜鉛は動物性たんぱく質(肉や魚など動物から摂ることができるタンパク質のこと)、ビタミンC、クエン酸と一緒にとると吸収率がアップします。
亜鉛が豊富な牡蠣や肉料理を食べるときは、ビタミンCが豊富なレモンをかけると亜鉛を効率的に摂取できます!

〜亜鉛を含む食べ物〜

亜鉛を多く含む食品には魚介類、肉類、藻類、野菜類、豆類、種実類があります。
牡蠣、赤身の肉、鶏肉、カニやロブスターなどの魚介類および、朝食用栄養強化シリアル類、豆類、ナッツ類、全粒穀類および乳製品。
特にかき(養殖/生)には100gあたり14.5㎎と亜鉛が多く含まれると言われています!(かきは亜鉛摂取源と呼ばれるくらいです。)


〜まとめ〜

日常生活で私たちの体から亜鉛が減る事はごく稀ですが、体の栄養バランスを考えるとこのミネラルを摂ることが良い事が分かります。
亜鉛にはさまざまな嬉しい効果があります。
些細な不調でも、亜鉛を意識して摂取してみることで改善できるかもしれません。
適正量を守り、体のメンテナンスに亜鉛を役立てましょう!

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