体型。〜帰国後の今、考えること


今回は、厳しい表現になっているかもしれない。
でも、それだけわたしの想いが強いということを
受け取ってもらえると嬉しいです。


”太った?”

最近、言われることが増えた。


それもそのはず、


1年前からすると、
体重 7kg増、体脂肪率 3%増。

2年前からすると、
体重 11kg増、体脂肪率 5%増。

ここ半年で、特に爆食いが増え、
何か食べていないと氣がすまず、
過食症のようだった。




わかってる、わたしがいちばんわかってる。

氣にしていたのに。傷ついた。



ほんとは触れたくないけれど、
人に言われて傷つきながらも傷をおさえて、
むりに笑ってごまかそうとした。


両親ともから毎日のように言われ、
自己肯定感が下がる日々。

1ヶ月ぶりに日本から帰ってきて
張り切ってインスタライブをすれば、
オンラインでもそんな声が届いた。

家は嫌だからと勇氣を出して外に出ると、
リアルの友達からも言われる。

辛い。
誰にも会いたくなくなった。

今まで細いと言われていたから、
どうしていいのかわからない。


中学高校では、毎日以上、朝と夕方、
運動部で動きまくって、女の子の循環もおそらく健常ではなかった。
「ガリガリ」だと言われていた。

大学になって、すこしは体重も体脂肪率も増えたものの、「ガリガリ」と言われ、
コロナの時期になって、家にいる時間が増え、食べる時間も量も増えていった。
家族との関係はよくないし、それがストレスで空腹とは関係なく爆食いしていた。

それがだんだん日課になり、ストレスとも空腹とも関係なく、氣分が悪くなるまで食べるようになった。
我慢できなくて、いっしょに暮らす人が寝静まった夜、隠れて食べるようにもなった。

太るのはわかってる。でも、やめられない。
どうせ太っても、今まで痩せ体型だったわたしの考えは、甘かった。
それもわかった上で、食べ続けた。
氣づけば、過食症のようになっていた。

ADHDって、過食になりやすいんだって。
我慢できないの。コントロールできないの。
だから、許して。

7年前に診断され、「障害」が「特性」を越え、「個性」となってきていたものが、
再び「障害」に感じる面が顔を出す。


痩せたい。

細い人が羨ましい。

画面越しに、友達を見る。
でも氣力もないから、運動なんてさらさらできない。
今のわたしには、ただ、
なにも食べずに痩せるのを待つことしかできない。


昨日なんて、ただ寝ることしかできなくて、
朝起きてすこしごはんを食べて昼間寝て、
夜に起きてすこしごはんを食べて夜寝て、
今、3時半頃に起きた。

あぁ、食べてから4時間以内に寝たら脂肪になるらしい。
やってしまった。

なんとか、
痩せたいと食を減らして5日目。

一日のほとんどが空腹状態。
一日一食、腹4分目の生活。
あんだけ食べていたのに、
食べる、だけで罪悪感さえも芽生えてきた。



わたし、そんなに周りに体型のこと言ったことあるかな。
褒めたことしかないと思うんだけどな。

太った?なんて言ったことないし、
痩せた?も急激に痩せすぎて心配して伝えただけ。

無意識にひとを傷つけていたから、それが今返ってきているのだろうか。
それなら、今までの人たちごめんなさい。



体型について言われたことって、覚えてる。

ずっと「ガリガリ」って言われて、それはそれでコンプレックスで、
人によっては「細い」「スタイルいい」って言われて喜んで、
「太った」そう言われて落ち込む。

なにがいいんだって。
人の体型なんて、心配してくれるならまだしも、
ほっとけよって。


あるYouTuberの方が言っていた、
”人の体型のことを、とやかく言うものではない。
  身長や胸の大きさと同じように、
  体型も同じ量を食べても太りやすい人と太りにくい人がいて、体質が違うはずなのに、
  体型だけ言われるのは、なんでなんだろう”

有名な方だし、いつもはグッドボタン押さないけれど、思わず押してしまった。

また、あるYouTuberはアメリカでの撮影で、
”アメリカの人は、元々持ってるものについては触れずに、身につけているものや雰囲氣を褒める”

それを言えば、わたしはなかなかに特に異性のルックスには興味がないんだけれど、
それでも評価していたこともあっただろうから、改めて考え直したいと思いつつ、
ルックスにコンプレックスを感じていた立場としては、とても優しい世界だなと感じた。


1ヶ月、フィリピン旅に行っていたときは、
今までにないくらい、盛大にルックスについて褒められた。
”You are beautiful.”
”You are pretty.”

わたしには理解できなかったけれど、
たまたまウケが良かったみたい。
コロナの影響もあって久しぶりに外国人を見たのも増してか、街中を歩いているだけでそんな声が聞こえてきて、どこに行っても褒められた。

そのときも、既に太っていて、氣にはしていたのだけれど、
それ以上にみんなが褒めてくれたり、
会ってすぐ写真撮ってって言ってくれたりするから、
自己肯定感がかなり上がっていた。
こんなこと、人生で初めてだった。


そんな状況で日本に帰ってきたら、これ。
日本人って体型に厳しいよね。
自信持って街を歩けないや。


人がこうなっている理由も知らずに、
辛かった過去のこともなにも知らないのに、
「太った?」
わたしにとっては、刃物を向けられているようにしか感じないよ。
その刃物が傷に当たっているんだよ。

それでも、そうなっていないフリをして笑っているんだよ。
つらいよ。
涙がこぼれてきたよ。


”人の目を氣にしたら負け”
そんな言葉を思い出す。
人の目氣にせずに生きられていたはずなんだけどな。
さすがに、無理だ。



「デブ」
そう言われてきた人の氣持ちが、痛いほどわかった。
今までなかったから、いい経験だなと思いつつ、悲しくなった。


海外に出て、
こんなにも日本ってすばらしい国なんだ、
日本に生まれてよかった、誇れると思っていた。

だけど、
とっても悲しくなった。


…これだよ。
こうやって、人のことを傷つけ合うから、
人のことを悪く言うから。

そんな環境だから、
海外の人に「うつ」は日本人あるあるだって言われるんだよ。


悔しくない?

優しい世界、創ろうよ。

もう、生きにくい世界はこりごりだよ。

ひとりひとりの言動が、
この日本という国を創っているんだよ。


2022.8.5

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