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エッセイ269.コロナ第七波と親バカ

以下は、コロナで大変だったみなさんの神経に触ってしまいそうな部分がありますので、閲読ご注意いただきたく、お願い致しますね。


今年から、東京・名古屋・京都と、東海道新幹線の停車駅順に、
4人家族がばらけて暮らしている我が家です。
名古屋住みの私と夫の周辺でも、職場・友人知人間で、コロナに感染する人が多いです。

私は100%在宅勤務です。
背中を傷めてから、仕事のように毎日通っていたヨガに行けず、
買い物は雑貨まで含めて生協かアマゾン、
足りないものは週末に車を出してもらいます。
というわけで、全然外に行かず、退屈しています。

夫は週の半分以上は在宅勤務。
出勤の日は車通勤で、社内では個室にこもって勤務し、
対面の会議やランチタイムもありません。
たぶんそういうことで、私たちはこれまで罹患しないで済んでいる気がしますが、コロナは、かかるときはかかると、いつも思っています。

以前は夫婦で、週に1回は地元に飲みに出ていましたが、
第七波が始まってからは、どこにも行きません。
もうちょっとの我慢かなあと思います。

日本語の対面レッスンでは、生徒は4回、私は3回ワクチンを済ませてはいますが、一応手指消毒、マスク、アクリルパーティションを使っています。
これでかかってしまったら、恨みっこなしということを申し合わせています。

死亡率が高く、症状も激烈だったころのコロナは本当に恐ろしく感じましたね。
あの戦々恐々、みんながピリピリという状況はやはり、症状が重く、有名人の方もエクモを使ったのにも関わらず亡くなられていたりしていたからで、恐怖感が今と違っていました。

私の生徒はアメリカ在住の人が多いですが、マスク着用率は場所によって半々だったり、限りなく少なかったりするそうです。
小中学校などは、マスクをかける児童がほとんどいないため、
「うちの子はもうマスクは嫌だと言っています」
という人が結構います。
みなさんによると、アメリカでは、コロナはもう過ぎたこと、という感じになっているのだそうです。


「第七波のピークアウトが近いのではないか」
「政府は、お盆期間中も自粛を求めない通常運転だが、大丈夫なのだろうか」

そんなことが言われていた先週半ば、東京に住んでいる次女がコロナの陽性になったと連絡してきました。

喉が焼けるように痛かったので、かかったことのある逆流性食道炎かと思って寝たところ、熱がぐんぐん上がり、4日間ぐらいは39.5度と38度ぐらいの間を上下していたそうです。
そういう高熱はあまり経験がなかったので、ただ寝ているしかなかったとか。

保健センターに電話をし続けましたが、何日もお話し中で、まったく繋がらなかったそうです。

陽性であることは、自分で検査してわかりました。
たまたま二種類のPCR検査キットが手元にあり、片方が政府認定のものだったのです。
それで、8月3日から始まった「コロナウイルス感染者登録センター」に電話、結果のわかる画像を送って認定されたのだそうです。

救援物資は、自分でネットなどで変えるなら、そうしてほしいと言われました。本当に手が足りないんだなぁと思います。

本人からLINEが入ったときは、発症4日目であり、
「それまでは電話する気力もなかった」と言っていました。
親としては、すぐに知らせてほしかったなぁ、と、思ってしまったのでした。

コロナにかかったと聞いた途端、小さい時の、高熱で真っ赤な顔をして、ふうふう言っていた顔を思い出してしまいました。
で、駆けつけたくなるわけです。

「よし行こう」

と、立ち上がりかけて、しかし、部屋にも入れないのだと思い出しました。

遠くからやってきたおかんが、日に1回か2回、買ってきたお弁当をドアにぶら下げるのと、本人がウーバーイーツなどで好きなものを頼むのとは、
同じ・・というよりも、ウーバーの方が早く美味しかったりしそう。
頭ではわかっているのに、4日目でもときどき38℃に戻ると聞くと、
せっかく一回座ったのに、また腰を浮かせて、

「やっぱり行くか・・」
「役に立たなくても」
「気は心・・」
「余計か・・」

と悩むわけです。
中腰で。

何かあったらとかね。

一応夫に、

「別に行く必要ないとは思うんだけどさ、
   車で行って、泊まるホテルに直行して、外に出なくて、
   車で食べ物届けるだけとかは、どお?」

と言ってみたら、

いや、必要ないでしょう。

と、即、却下されました。

隔離もあと5日ほどだし、ウーバーはコンビニの商品も届けてくれるので
熱さまシートやゼリーその他も既にお取り寄せできていました。
もう大人だから当たり前です。

・・・・私は考えましたな。

親業はもうとっくに終わっているのですが、
子供のことで一生懸命駆けずり回っていた時代が長くて、

⚠️🚦親は急には止まれない🚦⚠️

私を突き動かすのは、「必要とされたい欲」「やってやりたい欲」。

長女も次女もコロナに罹患しましたが、もしそのとき一緒に住んでいたら、
私は生き生きとしちゃって、大量の飲むゼリーやその他を買いに走り、
(喉が痛いなら、冷たいポタージュかな)
などと独り言を言いながら、充実感みたいなものを味わっていたでしょう。

娘らがいろいろやらかしてくれてすごく大変だった時や、
ぶつかり合って傷つけ合っていたときのことは、
あんなに大変だったのに、それをばほとんど、都合よく忘れ、

子供いてよかったぁ・・

なんて思う、今日この頃の私です。

(コロナで大変だったみなさん、
   この駄文でご気分を損ねてしまったら申し訳ありませんでした)

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。