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エッセイ276. God save the Queen(1)

2022年9月8日に英国のエリザベス女王が亡くなったことは、前の晩からニュースを追って、気にしていた夫が、一夜明けた今日、9月9日に教えてくれました。

夫の国、ニュージーランドは、コモンウェルスCommonwealthの国の一つです。反英の空気の強いオーストラリアに比べ、キウイのみなさんはエリザベス女王様を好きな人が多いように思います。

この6月に亡くなった義母は、10月の誕生日まで頑張って100歳になったら、エリザベス女王様から、カードをいただけることになっていました。


じゃあ、お義母さん、頑張らないと!

と言うと、

頑張るけど、チャールズに(呼び捨て)もらうのは嫌だから、クイーンにも頑張ってもらわないとね。

などと言っておりました。
わらわにカードをくれるために、クイーンも頑張れとな。😆

その両人とも鬼籍に入ってしまい、誠に残念なことであります。

さて、チャールズ皇太子は、イギリス王政史上、「一番長く待ったプリンス」だそうです。

最近、ドラマの「ウィンザーズ」という、英国王室の全員が実名と、実際の醜聞込みのストーリーで出てくる、実に不埒な、面白いシリーズを見ていたのですが、その中でも、チャールズ皇太子とカミラ夫人は、「次の王になるために」いろいろ気を揉んだり、画策したりして、忙しいのでした。

夫に、

「カミラさんは、クイーン・オブ・イングランドになるの?」

と素朴な疑問をぶつけてみたところ、在宅ワークの手を止めて、

彼女は Queen of Consort になるのである。

と言って、また仕事に戻ってしまったので、Googleで検索してみました。

その情報によると、普通にクイーンといえば、血筋であったり、前王がなくなると自動的に即位したりする、私たちが思っている感じのクイーンであり、
それに対して Queen of Cosortというのは、

結婚した相手がキングであった女性

と言う意味だそうです。

・・・・じゃ、・・・カミラさんか。
身も蓋もないと思いました。

でもカミラさん、いろいろあっても、適応障害になったりせず、最後にはクイーンと、サシでお茶を飲む仲になっていたというのですから、やはり一つの女丈夫というべき人なのでしょう。

血中恋愛濃度の極めて低い私には、「カミラさんそこまで〜?」とか、
「カミラさん、あの人(=チャールズ)で〜?」
と思ってしまうところもありますが、ほっとけと言われても仕方がありません。
とにかくカミラさんは、チャールズという一人の男性を幸せにしたことは確かですよね。


続きますが、終わる前に、おすすめのドラマを少し。

「チューダーズ・背徳の王冠」
アン・ブリンを娶って3年以内で処刑したり、もう好色で好色でしょうもないヘンリー八世のドラマ。超絶面白いです。GOTで、サーセイの溺愛する息子トーメンの奥さんになった人も出てきますよ。↓てかこの人です↓

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やらしい感じ、出てますでしょう。

あと、

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ヘンリー八世の親友で、悪になれなくて憂き目を見る役の人なんですが、
ものすごいイケメンですね。ご紹介しました。


映画「1000日のアン」のイメージで、ブリン家の娘でヘンリー八世の奥さんになったアン・ブリンしか知らなかったのですが、この映画は、ヘンリー8世の好色例大祭に巻き込まれた、長女アンと、次女メアリーの悲劇を描きます。
そのタイトルも「もう一人のブリン家の娘」、いたんですねもう一人。
面白かったです。大好きなスカーレット・ヨハンセンと、ナタリー・ポートマン(しばしばキーラ・ナイトレイとごっちゃになる私)が、火花を散らします。

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コルセットが苦しそうですね。ヘンリーったら、よりどりみどり。


こちらは、The Queen
名優ヘレン・ミレンの面目躍如!
ブレア首相役は、「グッドオーメンズ」では、ちょびっとふっくらしてしまったマーティン・シーン。
「あんな首相がついていてくれるなら、
クイーンの重圧にも耐えるますわ、私も」と、
頼まれていないのに思ってしまった私でした。必見です。

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こちらは、エリザベス女王のお父さんの、ジョージ六世。コリン・ファース好きです。

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やはりこれを見直して、クイーンのご冥福を祈りたいと思います。

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続きます。



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