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エッセイ495.家庭内英会話−7. 石鹸で口を洗い給へ

今日も今日とて(引っ越し後の荷解きをせずに)、洗濯物を畳んでから合気道へ出かけた夫。

「tamadoca,
私は合気道を終え、今、床屋に寄ってから帰ります。
私は順番で言うと、2番目です」

とのLINEがあり、夕方にさっぱりして帰ってきました。
いつもメッセージは詳しく、律儀です。

極端に癖毛の夫は、刈り込みどきを逃して髪が伸びすぎると、髪型がブロッコリーのようになってしまいます。
あるとき、歩くとゆさゆさ揺れるぐらいになってから、さっぱりとヘアカットをして帰ってきた、その顔が私から見て、なんだか変。
よく見ると、顔の縁取り? 生え際と顔面の境目?が、なんだか青白い・・
そう、ブロッコリーで日光を遮られていた部分が、日に焼けていなかったのでした。
夫の父祖はアイルランドからニュージーランドへ来たので、遺伝的に言って、夫はとても色白です。日本に来てからの集合写真は、顔がひときわ白いので、皆んなに混じると青白く浮かび上がり、背後霊が写り込んだようにも見えることがあります。

夫の好きな髪型は、彼言うところの「内弟子カット」。
合気道の内弟子の先生方は、だいたいとても短髪な人が多いそうで、夫もそれにあやかって、切るとなるともう、ほとんどお坊さんぐらいの感じにしてきます。

ちなみに夫は西洋人の常として、頭の形が大変良いです。
今まで色々な人に、

「後頭部がが丸くて、良い形ですね」
「赤ちゃんの時に、ドーナツ枕をしていたんですか?」

と、同じことを訊かれてきました。

実は、コケージョン、白人は「長頭型」という頭・顔のタイプだそうで、一方私たちアジア人は「短頭型」だそうです。長頭型は、横から押し潰した感じで、横顔が長い感じ、私たちは前後に押し潰した感じで、テルマエロマエいうところの「平たい顔族」、絶壁頭であります。


すみません、別サイトから無断拝借してしまいました。

夫は日本に来てからは、頭の形を褒められることが多いですが、国にはドーナツ枕はなく、赤ちゃんがあれに頭を載せて寝ていても、頭の後ろが出てくることはなさそうです。

いつでしたか、ヘアカットをして頭の形がはっきりわかるようになった夫に言いました。

「そのぐらい短くするとなんか思い出す」
「なんですか?」
「マッチ棒か、綿棒を思い出してしまう」
「失礼なことを」
「褒めてます」

そのころはまだ娘らが一緒に住んでいましたので、二人は床を転げ回って笑っていました。

今日も、帰ってきていつもと同じ、

新しいヘアスタイルはどうですか?

と訊いてきましたので、答えました。

「ドアにある、来た人を覗く穴があるじゃない?」
「Peepholeですね。Spyholeとも言います」
「でね、そこまで髪の毛が無くて、顔だけの人になると、あなたは」
「なんですか?」
「なんだか魚眼レンズから覗いた相手、みたいな顔になる」
「失礼なことを。
You should wash your mouth with a soap.」

これは、
「石鹸で口を洗いなさい」
で、よく義母が言っていたのですが、子供などが酷いことや悪いことを言うと、こんなことをいうのだそうです。

まとめ:今日の新出英単語。Peephole/ Spyhole
進出表現: Wash your mouth with a soap.

毎日勉強ですね。


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