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エッセイ324.リボーンベジ

引っ越してきてからすぐに、LFCコンポストという生ごみコンポストを始めました。
11月半ばから今まで、生ごみは出さないで済んでいます。
料理で出た油脂と、食べ終わったお皿に残ったものも、スクレイパーで掻き取ってコンポストに入れてしまうので、台所のシンクがギトギトということが少なくなりました。

豚の角煮とか、オーブンでローストをすると、びっくりするぐらい出てくる脂。あれも、コンポストの食べ物になるかと思うと嬉しくなります。

野菜の皮は、剥かないか、薄く剥いて刻んでコンポストへ。

でも、すぐに放り込まない部分もあって、それは根菜のヘタです。
毎朝水を換え、ぬるぬるして溶けたヘタはコンポストへ移動してもらい、たまに液肥を入れていたら、いろいろな様子を見せてくれるようになりました。

今日は途中経過をご報告します。



白菜。もっとギリギリまで使い、根っこだけでも良かったのですが、結球の順番を知りたくて、芯に近くなるまで食べてから水に入れました。
切り口のところに新しい葉っぱが出ているので、やはり、中から葉っぱができてくるのがわかりました。キャベツもそうですね。
だからテレビの料理番組で、先生が、「キャベツは中から葉っぱができてくるので、洗わなくていいのです」とおっしゃっていたのですね。
でも私は昔畑をやっていて夜盗虫ヨトウムシにやられたことがあって、あれを見ると、見ないで洗わないでキャベツのひき肉詰めとか、作れなくなりましたが、ヨトちゃんの経験者は同じことを言います。
(市場に出回るキャベツや白菜は農薬を使うので、
ヨトウムシに出会うことはないと思います)

午前10時。本当に小さい芯から出てきたレタス。
午後12時。白菜。
午後2時。ブロッコリー。
取らなかった葉っぱが  ぐんぐん伸びています。
190日育てて収穫した人のブログを読んだので、私もやってみたいです。
午後6時。小松菜。小松菜は成功するとしばらく食べられます。


ときどきスーパーで見かける、苗ポットに植えた3種のレタスアソート。
冷蔵庫でも元気だったので、外に出したら少しずつ大きくなっています。
これで3週間、お弁当に毎日入れています。


なんだと思いますか?  
キャベツです。
名古屋で畑塾に入る前は、私は「菜の花」というものが1種類あると思っていました。
ところが、ブロッコリーもキャベツも小松菜も、みんな「菜葉なっぱであって、花はこういう、「菜の花」系が咲くのでした。
そういえばキャベツは、宮沢賢治などの古い作品で玉菜たまなと出てきて、子供の頃、たまな〜?  なっぱなの?  とびっくりしたことがあります。



ちなみに 同じ仲間の野菜たちです。
写真はあちこちから拝借しました(すみません)。

左上から時計回りに、ブロッコリー〜ほうれんそう〜青梗菜〜小松菜。

ブロッコリーは忘れているとすぐ、英が黄色くなって花になろうしますね。
あの巨大な、食べる部分が全部花になると考えるとすごいですね。
ほうれん草は、切っていると芯の方に、なんとなく花になるつもりの部分を見つけることがあります。
青梗菜、小松菜、と「菜」がついたら、菜葉の仲間なのですね。
キャベツは洋名に変わり、ブロッコリーは日本に入ってきた時期が遅いので、それでおそらく和名がつかなかったかもしれません。
つけたとしたら、どんな名前になっていたのでしょう。
大頭菜とか、鞠菜とか?

菜っぱは、花が出てすくすく伸びると、みんな菜の花に見えてしまいます。
昔、長期の帰省をして秋冬収穫後の畑の掃除に行けなかったとき、3週間ぶりに行ってびっくり。自分の畑だけ、自分の身長ぐらいの菜の花畑になっていて、黄色い鮮やかな鼻がゆっさゆっさと揺れているのが遠くから見えたのでした。


以下は最後まで、虫の話になりますので、苦手な方はお読みにならないほうがいいかもしれません。(写真はありません)



リボーンベジを始めとして、水耕栽培の天敵はコバエ。
コバエと一言でいいますが、ショウジョウバエ、ノミバエ、キノコバエ、チョウバエなどのちっちゃいハエの総称で、「コバエ」というものはいないのだそうです。

室内にある水が好きなのはチョウバエとノミバエが主です。

チョウバエは、蝶蝿であって、ハンググライダーみたいな羽なので、一見してハエに思えませんが、お風呂場に大量発生することが結構あります。
我が家もありました。
団地暮らしのときは、「そろそろあれが出ますのでご注意ください」というチラシが毎年ポストに入りました。

ノミバエは、まめに水を換えていても出ます。
みなさんハエのベビーは白いあれかと思われるかもしれませんが、実は、黒い短いイトミミズと同じです。
目を寄り目にしてよーく見ると、暖かい季節には水中に結構います。
気持ちよさそうに高速で泳いでいます。

室内に鉢植えがあると、今度は土が大好きなキノコバエの仲間が発生します。こ室内の鉢植えには、セラミスというものが良いです。


家の中に自然を持ち込むので、虫とは絶えざるおつきあいになります。
考えれば、蜘蛛は益虫だからと放っておき、コバエは追っかけ回すと言うのは、コバエからしたら不公平で、頭に来るでしょう。申し訳ないことです。

今年は生ごみはチンしてから(もともと卵がついていることが多いので)コンポストに入れるつもりなので、結構コバエを防げる気がします。
コバエについてはまた改めて書きます。(え、要らない?)

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。