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エッセイその46. 人間を駄目にする館

先日次女の運転で、「楽スパガーデン」というところへ行ってきました。
自宅から車で20分の近さのスーパー銭湯です。

月曜日のお昼で、駐車場も館内もとても空いていました。

受付で、ブレスレッドについたロッカーの鍵をもらいます。
全てのお支払いは、一緒についている丸い部分をセンサーにかざすそうです。

回転ゲートを一人ずつ通り抜けると、棚があって、
ネットのバッグに入ったバスタオルとフェイスタオル、
三種類ぐらい色柄のある館内着、
岩盤浴用の大きなタオルを借りることができます。

館内着は、胸のあたりがカシュクール的に二重になっているワンピースで、
その下に膝丈のしっかりした黒パンツです。

お腹が空いていましたので、まずカフェでお昼ご飯を食べました。
パスタと焼きソーセージのしっかりしたランチを済ませ、
コミックの棚に向かいました。

QRコードで検索アプリを使って、読みたい本を探すことができます。
読み放題のコミックが4万冊だそうです。

無料のコーヒーを飲みながら2冊ほど読んで、河岸を変えました。

カフェのフロアには、しっかりした大テーブル、
二人用のこぢんまりしたテーブルがたくさんあり、
そこで館内着のまま、お勉強をしている学生さんもいます。

コーヒーテーブルを備えた長い一人用ソファや、
ごろ寝のできるスペースがあちこちにあります。

一人用のハンモックが並んでいて、とても楽ちんでした。
その足元が分厚いガラスの床で、
はるか3階分ぐらい下のフロアがよく見えます。
高所恐怖症でなくても、ちょっと怖くて面白いです。

蚕棚のようなものが並んでいるところもありました。
半分だけ、ボードで仕切ってあって、
落ち着けそうですが、4時間ぐらい熟睡しそうで怖いです。

テレビとヘッドフォン付きの椅子が並んだスペース。
お昼寝用の リクライニングチェアのスペース。

有料であるのは、マッサージチェアと、ゲームセンター、
種類の違うマッサージサロンが3つぐらい、
カラオケ付きのプライベートルームが何部屋か。

とても全部は体験できそうもありません。

「くノ一椿の心の中」1、2巻を読み終わり、
「三月のライオン」13〜15巻を手にして、長い階段を降りました。
降りた先には、広大な床暖房のフロアがありまして、
大きな窓から広い空が見えて 大変気持ちがいいです。

床暖の上に、ビーンクッションをいくつか 好きなように重ねて、
小さい基地を作って寝転んでいる人がたくさんいました。

どのフロアにも、人工のグリーンと、天井までのコミックの棚。
上の方のコミックには届きませんので、
異様に段数の多い踏み台を上って 取りに行きます。

「進撃の巨人」コーナーもありましたが、
読み始めると帰れなくなるので、今日はやめておきました。

さすがに「鬼滅の刃」はありませんでした。

床暖房フロアで「三月のライオン」を読み終わり、
満足のため息をつき、次は岩盤浴に行ってみました。

そのフロアには、岩盤浴、アロマの発生するサウナ、
ゴロゴロ石や平らな石で、一人ずつ区切ってある岩盤浴、
と、いろいろありました。
買ったお水を入れておく冷蔵庫と、
のぼせた自分を冷ますための涼しい部屋も、その外にあります。

すぐに汗が吹き出すサウナに入り、
すぐに恐れ入って、冷たい水を引っ掴んで冷たい部屋に入り、
またまた暗くて落ち着く一人用の岩盤浴の部屋に行き・・。
遊園地に行った5歳児と同じで、
楽しくてじっとしていられず、せっせとくつろいでしまいます。

それから、「働く魔王さま」を5巻まで読みました。

これだけ好きなコミックも、あまりにも一度に読むと飽和状態になるようです。
ロッカーに戻ってタブレットを取ってきまして、
コーヒーを飲みながら、仕事をしてしまいました。

夜の10時ごろに、のんびりするのにも疲れ、
お風呂に入って、帰ることにしました。

ジェットバス、シルクバス(細かい泡で白濁している)、サウナ、
一人用のゆったりした五右衛門風呂のようなお風呂。
町の銭湯と違い、お湯はぬるめなので のぼせずに済みました。

帰宅したのが夜中の12時近くでした。
それからもやしバター豚肉ラーメンを作って食べる母娘。
せっかくの体に良い1日が台無しか。

ところで、いわゆる「湯疲れ」をしたのかもしれませんが、
翌日は眠くてたまらず、4時間ほども昼寝をしてしまいました。

何事も、適度ということが大切ですね。

また行ってみたいなと思っています。


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