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エッセイ200.家族で初のコロナ感染

エッセイ枠の200目に書くことになったのは、家族初の新型コロナ感染者についてです。

今回、コロナに感染したのは、一人暮らしの長女。

この金曜日(2/4) 、レッスン中に、タブレットの画面の上から、すー、とiMessageが降りてきまして、見たら長女です。

「コロナになりました〜」「会社1週間休みます」

とありました。

悪い想像が、レッスンで教えている最中にもどんどん沸き起こりました。
悪い方へ悪い方へと考えてしまうのです。

一人暮らしの人が、病院では37℃台の熱だったのでアパートに帰らされて、翌日から出勤してこないので云々・・というようなニュースが、振り払っても頭に浮かびます。レッスンが終わるまで、椅子ごと10センチぐらい浮かんだままのような変な気分になっていて、終わったら椅子を蹴って立つ勢いになっていました。

台所でお茶を淹れていた夫のところまで行って、

「夫、私が京都へ行くっていうのはどうなのかな、馬鹿?」」

と訊きましたら、

「いや、馬鹿ではないかもしれないけど、よく考えてください」

と言われました。


オミクロン株は、感染力が恐ろしいと言います。

2回ワクチンを打っている人がざらに罹患していますし、一番効果の高いと言われいてる不織布のマスクをしても、感染してしまっているそうです。
オミクロンには効かないらしいと言われ始めた不織布マスク。それをかけて6mの距離でも感染したという、イラスト付きの記事を読んだばかりです。

新幹線に乗って移動中に感染するかもしれないし、多分行っても、よほどのことがなければ、食べ物飲み物をドアノブにかけて帰るぐらいしかできなそうです。さらに、往復で私が感染したとすると、一緒に暮らす家族に感染させるでしょう。

あら、今までに何回「感染」と書きましたかね私。

夫は、

「まず本人と話して、そっちにサポートがあるのかないのか。今、何が要るのか。動けるのかそうでないのか。医者はなんと言ったのか。それを知った上で、本人がこちらにしてほしいことがあるのかを訊く。まずはそれですね」

と言います。

うむ。その通り。
でもその冷静さがちょっとカチンと来ますよ、夫。

「でででも、症状が急変したときに、家族がそばにいた方がいいかな、なんて」

ーーそれはどうかな?

どうかな? かぁ・・・


長女にLINEで、

「レトルトの雑炊とかポカリとか飲むゼリーとか、
アマゾンで今頼むと今日中とか、明日には届くと思うんだけど、要る?」

と訊いてみましたら、

近所に友達がいて、すでに食べ物持ってきてくれているし、
寝てるだけなんで、だいじょぶです。

とのことでした。

そうでした、しょっちゅう泊まり合っている同僚たちが、徒歩10分以内に何人かいました。それを思い出して、ひとまず安心しました。

とりあえず、水分と睡眠をたっぷり摂って体力の消耗を防ぐしかないと思われましたので、こちらから電話をするのは控えました。

長女からは、その後、たま〜にLINEが入りました。

感染がわかった木曜日から、金、土は、38度から39度の間を行ったり来たりしていて、節々や筋肉、のど、頭が痛くて、くしゃみと鼻水と咳もすごかったそうです。

お医者さんもウイルスの数(かな?)に「おお〜っ」と驚き、すぐ帰って寝てくださいと言われたそうです。

二日間は布団から出られずシャワーも浴びられずだったと言います。
シャワーのことを考えるのは、若者だなぁと思いました。

幸い、食べられるし、甘いものもいいのかなと思って、たくさん食べていると、メッセージにはありました。

昨夜、土曜日の夜になって、「こういうときの休みの扱いはどうなるのか」と、長女から夫に電話がありました。夫はちょっとそういう方面の仕事もしているのです。そのとき久しぶりに喋りましたが、味覚はやはり変で、味が感じられないだけではなくて、ご飯が別の味になっているそうです。また、症状が普通のインフルエンザぐらいのものだったので、デルタ株ではないかなぁと思っている、ということでした。すごい鼻声でしたが、まあ電話をかける元気もあり、「いざとなったら救急車も呼べるから心配しないでいい」と言っていましたので、一応ほっとしました。

我が家では、夫以外の三人は、1、2度ずつ濃厚接触者となり、保健所のお世話になって自宅隔離をしています。今回長女は、保健所に何回電話しても(お食事セットを頂こうと思ったそうです)、全くかからなかったそうで、

自分ぐらいならいいけど、全く一人で動けない人などは本当に怖いだろうし、本当に命の危険があると思う、

と言っていました。


遠い国の誰かの病気ではなくなったコロナ。

北京の冬の五輪も5日には始まりました。
東京オリンピック以上に、
「あ。やるんだ」
と思われてしまっているようで、選手もかわいそうです。

それにしても私もやっぱり親でした。
長女からの知らせがあってからしばらくは、駆けつけることしか考えられなかったです。

ピークアウトはいつになるのか。
いつ、普通の毎日が戻ってくるのか。

なるべく普通の気持ちで暮らしていくのが、だんだん難しくなってきましたね。

みなさん、今日も安全な一日を!

サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。