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エッセイ397.夜遊びの岐阜・名古屋(2)

二日目  8月19日  金曜日
9時から10時、10時半から11時半、二つのレッスンをしました。
その間に、同宿のお隣の部屋の人が、静かに掃除機をかけ、チェックアウトなさったそうです。

宿は、家のサプスクリプションを利用しているので、入室するとすぐに同じパスワードでWiFiが繋がります。ロケーションは名駅から歩いて10分で、周りに美味しそうな外食のお店もコンビニもたくさんあります。今回は名古屋の懐かしいものを食べまくる予定なので、何も持って来ませんでしたが、このお宿は普通のマンションなので、立派な台所と、冷蔵庫は一部屋に一つ備えられています。

二人とも仕事にひと段落がつき、名古屋の熱気の中、コンビニでランチを買って帰ってきて食べました。そして、私は夜に備えて昼寝をし、夫は持ってきた本を読んでいました。この日、もう一部屋へのチェックインはありませんでした。素敵な3LDKを独占です。

5時ごろから浴衣に着替え、浪人結び又は侍結びという結び方で半幅帯を締めました。6時に宿を出、7時着。安養寺さんというお寺の駐車場に車を停め、外に出るといきなりの稲光と雷鳴です。目を大きく開いて空を見ていると、あっちからもこっちからも稲光。降れば土砂降りということが多い郡上です。


今年の手ぬぐいを酒屋さんで買って首にかけます。
持ち物はポーチに携帯とお金だけ入れて斜めに掛けます。
てぬぐいには、今年、郡上踊りがユネスコの世界遺産に、「風流踊り」、
・・ふうりゅうではなく、「ふりゅう」と読むそうですが、・・
その一つとして選ばれたことがしっかり書いてあります。

「魚寅」さんで鰻重を食べ、踊り会場に着いた時、ちょうど屋台からお囃子が聴こえてきて、今日の一曲目の「かわさき」が始まりました。8時から10時半までの2時間半、切れ目なしに踊り続けます。夫は一度も休みませんでしたが、私は体がなまっているのですぐに疲れて、橋の欄干に座って飲み物を飲んだり、適当に休みました。

徹夜おどりでは何人もの友人知人に会えるのですが、この日、18日は、16日に徹夜踊りが終わり、翌日17日は踊りが休み。そういう日でしたので、人も多くはなく。それでも何人にも挨拶ができ、とても楽しかったです。

あれだけ稲光と雷鳴があったのに、雨はポツポツ降っただけで止み、10時半に満ち足りた気持ちで「まつさか」で締め。
うーむ、名駅から高速に乗ると、やっぱり郡上、近い。
でも、本当に今は、郡上から遠くに行ってしまったんだなと思います。




三日目 8月19日(土)

午前中、1つだけレッスンをしました。
昨日のうちに仕入れていたコンビニのスープや納豆などで、低糖質な朝ごはん。
前にも書きましたが、浴衣の紐がきっつきつ、という非常事態になり、今日からは反省をしたわけです。


なんか、悪あがきですね。これを3回にわけて食べました。
最近のコンビニ、食べ物の種類が増えてすごいですね。

また昼寝をして、ゴソゴソ夕方に起きてきて着替え、7時には安養寺さんの駐車場へ着きました。7時半より、今日の踊り会場で「団体踊りコンクール」があります。知り合いの組が3つもありました。

いろんな人に「あらー、久しぶり」と声をかけていただき、立ち話。今日は踊りの「輪」ではなく、長い細道の端から端まで、向かい合って踊る晩です。真正面まで来て、向かい側に知った顔を見つけて踊りながら会釈をするのも楽しいです。

土曜日ですので、おどりは11時まで。
遠い昔、郡上おどり in青山で、小さかった娘らを連れて行ってみて、
この最後の「まつさか」にとことん魅了されてはまりまくった郡上おどり。
コロナも治ったようでまだまだですが、4年ぶりに元気で来られたことを感謝しつつ、

いてててて・・・(鼻緒づれが)
あたしも痛い・・鎖骨が・・ちょっとくっついてたところが離れたかも・・

ああ、やだやだもう、と言いながら、満足して車に乗り込んだのでした。

本当に楽しかった、一夏に二晩は、ちょっと寂しいけれど、来年はもっと来ます。
郡上と郡上の皆さん、おどりで仲良くなれた皆さん、
また来年もその先も、どうぞよろしくお願いいたします。



特別大公開。どこが折れているでしょうか。


触るとやっぱり今も痛いです😭



サポートしていただけたら、踊りながら喜びます。どうぞよろしくお願いいたします。