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エッセイ214.2022年のラプソディー(14)IKEAは手強かった

IKEAは日本で大人気ですが、何十年も前に一度上陸したものの、その頃の日本には合わなかったらしく、撤退した歴史があるそうです。
我が家も、海外から子供ベッドを持ち帰った友人から譲り受け、大汗かいて二人がかりで組み立てたことがあり、それをまた他へ回したので、分解〜現地組み立て、というのをしたことがあります。

親の家を出て自立するにつき、次女が選んだのがIKEAのこれです。おしゃれな名前がありますが、覚えられません。ベッドを気に入ったら、シリーズで家具を揃えましょう、というのがIKEAの言っていることです。そういえば、店舗に行くと、「こんなふうに素敵になります」と、部屋の見本みたいになっているところがありますよね。そこまではちょっと嫌かな?

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IKEAによるとこれは、「ソファであり、シングルベッドであり、隠れた部分を引き出すとダブルベッドになる」というものです。
でも実際組み立ててみると、左写真のようにソファだと言い張られても少し無理があります。立派なベッドの奥行きと幅あるので、どんなにたくさんクッションを置いても、「たくさんクッションを置いたベッドに座っている」感じになるからです。

この度、本人に、顔を出さないから、組み立てのプロセスを投稿してもいいかと聞いたら承認されましたので、写真を少しご紹介します。時系列的に並んでいます。

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立派なブックレットと部品の数々。引き出し一つから組み立てるのでした。私などは、宅配便の人が何度も階段を上がり降りして、どんどん大きな箱を運び入れるのをみただけで怯えました。


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私のようにマニュアルを読まず、使っていくうちに何とかなるだろう、と思ってしまう性格の人には、IKEAの家具はまず無理です。可愛い食器などを買って喜んでいるまでにとどめる方が良いと思います。


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このチームワークが素晴らしい。考えたら、次女と夫は体格体質見た目も性格も似ていて、長女と私がまた、いろいろ似ています。


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しーんとして悩んでいるときも多かったですが、私のように短気で、「もういや!」とはならない二人なので、暗くなるまで黙々と作業を続けて完成しました。その間4時間半。

IKEAのサイトにあるように、マットレスを2枚重ねると、コの字型のフレームの高さいっぱいになりますので、できません。もしかすると、マットレスの選択を間違えたような気がします。ただ、硬い板の上に、スプリングのないあの薄いマットレスだと体が痛いと思うので、間違えてよかったと思います。

実際、次女は熟睡したために、翌朝の段ボールごみを出す時間に遅れてしまい、来月まで大量の段ボールと暮らすことになったそうです。


ただ、2枚のマットレスを重ねて高々とそびえ立った上に寝ると、かのアンデルセンの名作「えんどう豆の上に寝たお姫様」の気分になれていいかもしれません。私なら重ねるかなぁ。




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