プレイリストと書いて自己紹介と読む:90年代後半④

好きな曲のセレクト、300曲を紹介する予定ですが、ペースが遅れてるので、90年代の曲を追加します。入れ忘れてた曲や、同じカテゴリで同じバンドの曲は1曲に限定していたので、そこから溢れた曲などです。

PIERROT「Adolf」(1997)

まずはピエロの代表曲で、「Adolf」。若い人は知らないと思いますが、両腕を頭上でクロスさせる振付が特徴で、どんなイベントでも、この曲でライブ会場がピエロ一色なったものです。個人的には、エックスジャンプに次ぐ、日本のヴィジュアル系史に残る光景だと思います。当時を知ってる人なら、曲を聴くたびに、ライブの一体感が甦るでしょう。

La'Mule「ask~ガラス神経~」(1999)

La'Muleは、「Inspire」が好きだったので、別の曲をリストに入れるのを忘れてました。「Curse」か、この曲か迷ったのですが、「ask~ガラス神経~」をリストに加えます。このCDは、彼らの唯一のメジャー流通だったでしょうか。
La'Muleらしくない所もある曲ですが、サビから始まる冒頭のフレーズは、20年以上経っても印象に残っています。

Laputa「eve~Last night for you~」(1997)

90年代後半で、一番ヴィジュアル系らしい曲として、私はLaputaの「eve」をあげたいと思います。ヴィジュアル系と言われるバンドの種類が広がった時期ですが、ヴィジュアルでも曲調でも、Laputaの「eve」は王道ど真ん中で、かつバンドの個性が溢れる曲でした、
当時、人気の高かった音楽番組、CDTVで使われていて、知名度が高かったのもポイント高いです。本当に、もう二度と聴けないのが残念です。

machine「Hero」(1999)

PENICILLINのHAKUEIとmedia youthのKIYOSHIのユニット、machineの始まりの曲、「Hero」です。元々はHAKUEI band(ソロ活動)の曲として作られました(当時のタイトルは「ライディーン」)。ライブで披露された後、レコーディングしたそうですが、ソロ活動にするのはもったいないと考えたのか、machineの「Hero」として世に出る事になりました。
タイトル通りのヒーローアニメのような曲調と、KIYOSHIの攻撃的なギター、パンキッシュなHAKUEIの歌声が、うまく合わさった作品です。

Λucifer「Midnight Crow」(1999)

コミック原作のアニメ、「KAIKANフレーズ」放送時、アニメに合わせて主人公のバンドΛuciferのCDが、現実でも作られました。メディアミックスの一環の活動だったのですが、バンドとして人気があり、アニメと関係なく、アルバムを3枚もリリースしました。
PENICILLINの千聖が曲を提供していたので、CDを買ってたのですが、一番気に入ったのは最初のアルバムの「Midnight Crow」。FEELのIPPEI作曲の曲でした。

wyse「wade」(1999)

wyseの最初のデモテープの曲で、「wade」。wyseの最初の名刺的な1曲です。現在、ライブで演奏する時は、オリジナルよりロック色が強いでしょうか。でも、このイントロを聴くと、今でも当時の気分に戻れる気がします。

Janne Da Arc「Speed」(1998)

Janne Da Arcのインディーズ時代CDは、どれも随分聴いたので、1曲選ぶのは、前も書いた通り難しいです。でも、ジャンヌからもう1曲選びましょう。タイトル通り、疾走感が心地良い「Speed」。あえて定番曲を外してる気もしますが、好きだから気にしません。

LAID「Bad Virus」(1999)

LAIDから、ライブで一番盛り上がる曲…と言いたいのですが、LAIDはどの曲もライブで盛り上がるので、一番を決めるのが難しいです。ともあれ、ライブで人気の曲から、「Bad Virus」。
LAIDは、ソフトヴィジュアル系として、笑いありヘドバンありのイベントクラッシャーとして人気だったバンドですが、もしヴィジュアル系じゃないロックバンドとして売り出していたら、この曲はKEYTALKの「MONSTER DANCE」みたいなポジションにいたかな、と考えてしまいます。

黒夢「Like @ Angel」(1996)

説明不要でしょう、黒夢から、代表曲の一つ、「Like @ Angel」。この頃の黒夢はヴィジュアル系のくくりには入らないと思いますが、以前の黒夢を聴いてた人が、「Like @ Angel」の頃も聴いてることが多いので、あまり区別しないことにします。私自身も、あまり意識せず、この頃のCD買ってました。

R「DIVE INTO THE FUTURE」(1999)

1999年、PlayStationで、スノーボードと音楽を融合したというゲーム、「R」が発売されました。このゲームの主人公となるバンドメンバーが、以下の通り。
・VOCAL:ellemo(新人)
・GUITAR:CHISATO(PENICILLIN)
・GUITAR:Kiyoshi(media youth, hide with Spread Beaver)
・GUITAR:山本恭司(BOWWOW)
・BASS:Yasumichan(808)= YASUMICHI(Sleep My Dear)
・DRUM:O-JIRO(PENICILLIN, 808)
ゲーム内のバンドなので、実際には(ゲーム発表イベントを除き)ライブとかはなかったのですが、存在感の強いギターが3人いて、非常にステージ映えしました。
この面子で作られた曲が、ゲームの主題歌となる「DIVE INTO THE FUTURE」です(BASS,DRUMはPVのみだったかな…?)。企画ものではありますが、ギター好きには楽しめるものになっています。知名度が無いのが残念でした。
ちなみにゲームの方は…スノボーの雰囲気は悪くなかったのですが、一度クリアしたステージは二度と遊べないなど、納得いかない部分も多く、上記のバンドメンバーファン以外には、特に話題になりませんでした。

CHISATO「KICK!」(1998)

PENICILLINの千聖関連の曲をもう一つ。ソロ活動の6枚目のシングルで「KICK!」。この曲も、千聖名義の活動の代表曲でしょう。曲もPVも良かったのですが、2013年にはCrack6名義で、セルフカバーもしています。

CLOSE「RAZE」(1997)

私の大好きなバンド、CLOSEからも1曲追加。ライブ終盤の定番曲で「RAZE」。最初はデモテープでリリースされたのですが、メジャーデビュー後、4枚目のシングルとしてCD化されました。個人的に、CLOSEの中で、一番聴いてる曲かもしれません。
動画は、1999年のCDのものから。曲のアレンジは、デモテープ版の方が好きなんですが、メンバーには黙っておきます。

BAISER「フローラ」(1999)

BAISERのアルバム「華」は本当に気に入ってるので、ここからもう一曲、「フローラ」。聴きやすいメロディーと、力強い疾走感のある演奏が同居した曲です。
改めて当時の映像とか見ると、派手なビジュアルと、当時人気のSHAZNAを真似たプロモートが混ざってて、違和感が大きいです。私の友達も、CMを馬鹿にして、まともに曲を聴こうとしなかったし、今でも色々残念に思います。

LUNA SEA「TRUE BLUE」(1994)

こちらは説明不要でしょう、LUNA SEAの1994年のシングルで「TRUE BLUE」。LUNA SEAが、大躍進した頃の曲ですね。当時、テレビやラジオの音楽ランキングでは、数週に渡り、トップ3をキープしていました。私がヴィジュアル系を知ったきっかけの曲でもあります。

PENICILLIN「ロマンス」(1998)

PENICILLINファンとしては、やはりこの曲は外せません。彼らの代表曲「ロマンス」。ライブで話してましたが、レコード会社の人に、こんな歌い方じゃ売れないよ、と言われながらレコーディングしてたとか。自分達のやり方を貫いて、ヒット曲になったのが、この曲の一番すごい所だと思います。

PIERROT「蜘蛛の意図」(1998)

ラストは、もう一度ピエロで「蜘蛛の意図」。インディーズ時代からの定番曲で、目を閉じれば、今でも「頭振れー!」というイントロのキリトの叫びが聴こえます。メジャーデビュー時に、シングルのカップリングとして音源化されました。
90年代のお気に入りに、ピエロの曲を4曲も入れてしまいましたが、それだけ当時のピエロは、インパクトがあり、また特徴的な曲が多かったです。

まとめ

  • PIERROT「Adolf」(1997)

  • La'Mule「ask~ガラス神経~」(1999)

  • Laputa「eve~Last night for you~」(1997)

  • machine「Hero」(1999)

  • Λucifer「Midnight Crow」(1999)

  • wyse「wade」(1999)

  • Janne Da Arc「Speed」(1998)

  • LAID「Bad Virus」(1999)

  • 黒夢「Like @ Angel」(1996)

  • R「DIVE INTO THE FUTURE」(1999)

  • CHISATO「KICK!」(1998)

  • CLOSE「RAZE」(1997)

  • BAISER「フローラ」(1999)

  • LUNA SEA「TRUE BLUE」(1994)

  • PENICILLIN「ロマンス」(1998)

  • PIERROT「蜘蛛の意図」(1998)

90年代後半の追加曲ですが、わりとメジャー流通のCDの曲を選んだはずなのに、YouTubeに公式動画のある曲が少なくて焦りました。ポリシーとして、著作権無視の動画は紹介したくないので、ちょっと寂しくなってしまいました。代わりに、別のアーティストによるカバーの動画を、2本貼っておきます。やっぱり、どれも良い曲ですよねー。


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