プレイリストと書いて自己紹介と読む:90年代後半①

私の人生で一番大きかった出来事は、本気でヴィジュアル系との出会いでした。ヴィジュアル系を聴くようになったのをきっかけに、ホームページを作り、そこから色々な人と出会い、その後の人生が大きく変わりました。そこで自己紹介代わりに、ヴィジュアル系のお気に入りの曲をあげてみます。

ちなみに10年以上前、BLOGを新しく立ち上げた時に、お気に入りの曲を30曲紹介する記事を書きました。その時の、最後の締めがこうでした。

 なんとなく始めた30曲セレクトですが、予想の他、絞り込むのに苦労しました。どうせなら好きな曲300曲、とかの方が楽しかったかもしれません。いつかやろうかな…。

今こそやりましょう、300曲。

1回目は、90年代後半の、ヴィジュアル系の盛り上がる曲。私がヴィジュアル系を聴くようになったのは、94年のLUNA SEA「TRUE BLUE」でした。その辺りから、90年代のお気に入りを紹介します。

Penicillin「Chaos」(1994)

1曲目は、私の人生を180度変えてくれたバンド、PENICILLINから、初期の名曲「Chaos」。90年代には、大ヒット曲「ロマンス」もありますが、より攻撃的で、イントロが始まった瞬間目が覚める、この曲を選びました。
バンドを始めて2年ちょっと、ある程度、曲作りにも慣れてきてるけど、まだまだ若い頃の音が大好きです。

動画は、30周年のベストアルバムのもの。これもありですが、私的には、1994年のアルバム「Missing Link」収録の、オリジナル版の方が好みです。

Fatima「Love Me」(1998)

2曲目は、1998結成のバンド、Fatimaから。MoranのHitomi, Soanがいたバンド、と言うと良いでしょうか。PENICILLIN関連で知り合った人からのすすめで、ライブに通うようになりました。
活動後期は聴かせる曲が多かったのですが、98年発売の最初のCDは、シンプルに盛り上がる曲が収録されています。その中から、迷ったものの「Love Me」を選曲。

X JAPAN「Rusty Nail」(1994)

最初からインディーズ曲が続いたので、今度は説明不要なメジャー曲。X JAPANから「Rusty Nail」を選びました。どの曲を選んでもおかしくないのですが、たまたまX JAPANを聴きだした頃、この曲をエンドレスで聴く環境があって、私にとってのX JAPANの代表曲になりました。

D≒SIRE「人工楽園」(1993)

またインディーズに戻ります。JILS,  Kαin と活動を続ける、YUKIYAの最初のバンドと説明するのが、分かりやすいでしょうか。D≒SIREから「人工楽園」。
D≒SIREは、音楽、話題性、売り上げ、バンド外の活動など、多くの点で90年代のヴィジュアル系インディーズシーンで、存在感の大きかったバンドだったと思います。個人的に、数回しかライブを見れなかったのが残念でした。

wyse「D&D」(1999)

1999年結成のバンド、wyse。結成から1年程度で、生産数2000本のデモテープを予約完売させ、さらに2ndプレスも予約完売という、バケモノみたいなバンドでした。知り合いが肋骨にひび入れたのも、ここのライブだったなぁ…。
一度解散したものの、再結成し、現在も活躍中ですが、私は結成直後のインディーズ時代が好きでした。お気に入りの1曲は「D&D」。デモテープ収録の曲で、当時、全然CD化されずに悔しい思いをしてました。

Janne Da Arc「Labyrinth」(1999)

続いても、90年代後半に出てきて、メジャーでも活躍したバンド、Janne Da Arc。私は「Dearly」発売直後に友達に進められて、それからしばらく聴くようになりました。当時、色々なバンドを見てたので、ライブに行く余裕はほとんど無かったので、音源だけのファンでしたけど。
メジャーで人気を得たバンドですが、先程のwyseと同様、私はインディーズ時代の曲が好み。どの曲も良いのですが、一番体が動く「Labyrinth」をプリリストに選びました。

CLOSE「I still・・・」(1996)

CLOSEは、1996年結成のバンドです。メジャーまで行ったものの、知名度は、知る人ぞ知る、という感じでしょうか。私にとっては、一番愛したバンドで、今でも一番大事なバンドです。数年前に再結成し、今も活動中です。
色々好きな曲がありますが、ここにあげた曲は、最初期の代表曲。ワンマンライブを行った頃には、ほとんど演奏しなくなった曲ですが、私とCLOSEを結び付けてくれた大事な曲です。他の曲もそうですが、やっぱり、ヘドバンが気持ち良い曲が大好きです。

LUNA SEA「LOVELESS」(1994)

LUNA SEAから1曲選ぼうと思った時に、文句なく思いついたのが、この曲でした。盛り上がる曲なら、他にも色々ありますが、徐々に盛り上げて行く曲というのは、「LOVELESS」以上のものは、なかなか思いつきません。2023年にセルフカバー版が作られましたが、1994年のオリジナル版で、100%以上の完成度だと思います。

ROUAGE「白い闇」(1997)

90年代後半、メジャーで活躍していたヴィジュアル系の一つ、ROUAGEです。ROUAGEは、ライブは確か一度も見てなかったと思いますが、CDは買ってて、けっこうな頻度で聴いてました。
「白い闇」を選ぶのはベタ過ぎるかとも悩んだのですが、今回、改めて聴いてみると、やっぱり良い曲なので、この曲にしました。

Sleep My Dear「Φ[ファイ]~幾千の記憶~」(1996)

90年代を駆け抜けて、メジャーへも行ったバンドの一つ、Sleep My Dear。m最初は、名前は知ってる程度のバンドでしたが、この曲と「Ask for Eyes」を知って評価は一変。とにかく、この2曲が大好きでした。私だけじゃないですよねっ。なんだかんだで聴く機会もあり、解散ライブも見に行きました。
ちなみに、20数年前は、カラオケにSleep My Dearの曲は、「Ask for Eyes」しかありませんでした。今は10数曲が歌えるので、良い時代になったと思います。

NALSIST「Mistake」(1997)

NALSISTは、浦和ナルシスや都内のライブハウスで活躍していたインディーズのバンドです。特に浦和ナルシスでは、ピエロと二枚看板と呼ばれてたとか。大規模会場でのワンマンや、メジャーデビューこそありませんでしたが、都内のライブハウスでは広く知られていたバンドです。
個人的にも好きでしたが、NALSISTよりも、解散後のメンバーのライブに、随分通いました。曲は、後期の代表曲の一つでしょう、「Mistake」を選びました。

Laissez Faire「縛りつけられた天使」(1999)

こちらも、インディーズのヴィジュアル系バンド、Laissez Faire。Fatimaの対バンなどで、良く見てました。CDのリリースが始まり、今後のアルバムとかを期待していた最中に解散になり、残念な思いをしたものです。
この「縛り付けられた天使」も、デモテープでのリリースです。後年、元メンバーが、アルバムの中で、この曲をカバーしていましたが、やはりオリジナルをCD化して欲しかったです。

Raphael「症状3.XXX症」(1999)

Raphaelについては、書き出すと終わらないので、曲だけ紹介。90年代に発売された曲の中で、一番好きな曲です、「症状3.XXX症」。
そう言えば、Raphaelとは真逆なバンドもいて、「サザエさんのうた」の替え歌で、「XXX症」を茶化しているのを見たことがあります。「症状3.XXX症」は、純粋に曲として好きなのですが、聴いていると色々な事を考えてしまいます。

ピエロ「SEPIA」(1996)

私にとって欠かせない、90年代のヴィジュアル系バンドの一つが、PIERROTです。1996年からライブに行くようになり、メジャーデビュー後も、FC入って遠征して、随分楽しませてもらいました。
好きな曲が多いので、プレイリストに選ぶものに最後まで迷ったのですが、PIERROTを知るきっかけとなった「SEPIA」を選択。2006年、PIERROT解散前、最後に演奏された曲でもあります。

Laputa「ALKALOID」(1997)

90年代後半、一番ヴィジュアル系らしいバンドと言えば、私はLaputaを選びます。色々なスタイルのバンドがヴィジュアル系と分類される中、王道は、このバンドだと思います。付け加えるなら、一番ヴィジュアル系らしい曲は、「eve〜Last night for you〜」だと思います。
という事で、「eve」…とも考えたのですが、一度でもLaputaのライブで見た人なら、こちらの曲を選ぶ事に賛成してくれるでしょう。最後は、代表的な暴れ曲「ALKALOID」を選びました。
R.I.P. aki 。もう一度、聴きたかったです。

まとめ

以上、90年代後半の、ヴィジュアル系の盛り上がる曲から、15曲、お気に入りを選びました。

  • Penicillin「Chaos」(1994)

  • Fatima「Love Me」(1998)

  • X JAPAN「Rusty Nail」(1994)

  • D≒SIRE「人工楽園」(1993)

  • wyse「D&D」(1999)

  • Janne Da Arc「Labyrinth」(1999)

  • CLOSE「I still・・・」(1996)

  • LUNA SEA「LOVELESS」(1994)

  • ROUAGE「白い闇」(1997)

  • Sleep My Dear「Φ[ファイ]~幾千の記憶~」(1996)

  • NALSIST「Mistake」(1997)

  • Laissez Faire「縛りつけられた天使」(1999)

  • Raphael「症状3.XXX症」(1999)

  • ピエロ「SEPIA」(1996)

  • Laputa「ALKALOID」(1997)

メジャーで発売された曲が5曲、インディーズが10曲(うち3曲はデモテープ)と、ヴィジュアル系を聴きだした当初から、インディーズ好きでした。と言え、後にメジャーでCD出してるバンドが多いので、そんなにマイナーな選曲でもないですよね。
思い返してみると、最初にLUNA SEA聴いてヴィジュアル系を知った1年後には、インディーズバンドのCD買ってました。それまで、バンドやライブには、まったく縁が無かったのですが、妙な行動力があったものです。

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