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2023/08/20 記憶は消えない、自分の中に生きている

今日のトップ画像は本日(2023/08/20)から遡ること7年前の夏のブログ記事から引っ張ってきた。熊本県の八千代座で山鹿踊りを鑑賞した時のもの。

ツアー旅行のため短い滞在時間を有効に使おうということで、皆さんは暑い中、ガイドさんの案内で、まち歩きへ。私は体調に不安があったので涼しい八千代座で休憩のつもりだったが、運良く館内見学をすることができ、山鹿踊りまで鑑賞した。

写真を見れば、確かに、その時の楽しかった思い出がよみがえる。とはいえ、ここに書けるほどの詳細までは覚えていない。しかし、それで十分。

昨日、読んだ『百歳で耕す』の最後で、本を読んでのち一部の文章を書き写したノート、抜き書き帳を作ることを勧めている。パソコンに蓄えておくのは最低なやり方だ、情報のストックはさほど価値はないとも書かれている。

なるほどと頷くことも多く、昨日1日で(暑くてほかに何かする気になれなかったこともあるが)読んでしまったくらい面白い本ではあったが、最後がよくなかった(あくまでも私にとってはということ)。

忘れてしまったことは自分の中から消えたわけではない。そもそも、消すことは出来ない。具体的な日付や詳細な事柄を覚えていなくとも、否が応でも自分の血となり肉となっている。

忘れてしまったと残念がることはない。大丈夫、あなたの中にある。あなたを形づくっている。

その出来事はいつだったのか、お世話になったあの人は誰だったのかを忘れてはいけないと思うなら、それこそ検索可能なデジタル機器を使ったほうがよい。

と、私は思った。

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