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2023/09/01 あなたの家にパソコン、ありますか?

ある方が高校生にパソコンを教える仕事を始めたそうだ。ところが、なんと、その生徒たちの家にはパソコンがないらしい。日本はそんなに貧しいのか。いえ、いえ、そうではない。今や、パソコンは必要なくなったようだ。しかし、ほんとうに、すべてスマホで事足りるのか。ちょっと疑問を感じるが、それはさておき・・・

遡ること20年ちょっと前。私がもうすぐ50歳になろうとしていた頃のこと。

47歳でパソコンを学んだ私は、そのあと、半年ほど地元の小学校のパソコン教室の手伝いをした。なつかしいので、本題とは離れるが少しその時のことを書いてみよう。

こども一人に1台なんて、とんでもないことで、「パソコン室」という特別な教室があり、そこは特別に冷房が効いていた。子供たちは大喜びで教室に入ってくる。

ここが涼しいのは皆んなのためじゃないのよ、パソコンのためよ。と、先生が言っていた(笑)。

先生も、じつは私も、パソコンに詳しくない。子供たちはプリンターから印刷物が出てくるだけで、感激して大喜び。プリントなら大したパソコン知識はいらないので、先生方も楽だったようだ。デジカメで撮った写真をどんどんプリントしていたが、先生方はインクがどのくらい高いかを知らなかったんじゃないのかな(笑)。いやぁ、それにしても子供たちは可愛かったなぁ・・・

さて、本題に戻ると、4年生ぐらいで、すでにローマ字入力でタイピングできる子がいた。話を聞くと、家にパソコンがあるとのこと。

プリンターを初めて見てびっくりする子と、すでに家でタイピングしている子。デジタルデバイドについて考えさせられた。

小学校での仕事は半年で終わり、そのあとは、高齢者向けのパソコン教室でアルバイトをした。

その人たちが若い頃にはまだなかったパソコン、もう仕事はしていないが、これからの時代は必要だと考える、ちょっと経済的にゆとりのある人たちが教室に通ってくるようになった。

当然、その人たちには小学生の孫がいただろうが、そこまで聞いたことがなかった。ちなみに、私自身には孫がいないので、その後、パソコンが子供たちがいる家庭にどう普及していったかを知らない。

そのうち、世の中ではスマホがはやりだし、パソコン教室の生徒は減っていった。そして、私の仕事も無くなった(笑)。

そのあと、(なんだか自己紹介みたいになってきたが)ホームページの更新作業をしたが、最初はパソコン用のホームページだったのが、数年経つと、スマホにも対応するホームページに変わっていった。60代になって、世の中の進歩についていけなくなって仕事は辞めたが、こうして書いてみると、20年ちょっとしか経っていない。

森元首相の時代に盛んに行われた「IT講習会」を、みなさん、覚えているかな。そういえば、あの講習の手伝いもだいぶやったなぁ・・・。あれから、たった20年ちょっと。

70歳の私から見ると20年はちょっとだが、ずいぶん時が経ったということなのか。いや、これまでの歴史の中で、今の時の流れは急速だ。

ふと気づいたら、家庭からパソコンが必要なくなっていたとは驚く。わが家には今も人数分のパソコンがあるし、テレビや冷蔵庫と同じように、どの家にもあるとばかり思っていたのに。

縄文時代の寿命は最高で31歳ぐらいだそうだ。とすると、一生どころか二生以上、生きたことになる。うまくいけば三生だ。ありがたいことだが、令和の年寄りは、のんびり日向ぼっこばかりしているわけにはいかない。

改めて、若者に告ぐ、
まずはスマホをパソコンを持ち替えよう!

さもなくば、AIに駆逐される日が来ないとも限らない。

まとまりのない終わり方だが、後は君たちに任せた(笑)


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