2024/02/06 写真プリントの断捨離!?
写真家小澤太一さんのブログである。
プロの写真家は作品をどこかに保存してるだろうとは思っていたが、どのくらいの数の作品が?いったいどこに?どうやって?管理されれいるのかを具体的に聞いたことはなかったので、興味深い。
撮ったままではデータにすぎず、写真ではない。プリントして初めて写真になる。という言葉をよく耳にする。
以前は、データをパソコンで見たり、ウェブにアップしたりすれば十分だと思っていた。最近、エコタンクモデルのコスパのいいプリンターを使うようになってプリントすることが増えたら、写真はプリントしてこそ楽しいと感じるようになった。
誰かに見せることは少なく、写真展に出すことはさらに少なく、1番の鑑賞者は自分自身だが、それでも、やっぱり楽しい。
かつて、写真はハレの日の記念に撮るものであり、プリントしなければ何が写っているかを見ることはできなかった。ところが、今や、プリントしなくても見ることができるようになった。
プリントの意味は大きく変わってきているが、単なるデータであるはずの写真はプリントすることで新たな喜びを生む。下手な写真を日々量産している私でも、それは分かる。
さて、話は元に戻るが、プリントされた写真をどう保存するか、そもそも保存すべきなのか・・・。
以前の私は、データさえあればいくらでもプリントできるのだから、必要なときに再度プリントすればいいと思っていた。
自分でプリントするようになって、いやそうではないと分かった。同じデータであってもプリンターによって、使う用紙によって、出来上がりが異なることを実感したからだ。同じプリントは二度とできないかもしれない。
しかし、保存には場所をとる。たくさんの写真を飾る場所はない。気に入っていた写真でも見飽きることもある。
ゴミとして捨てるには忍びないが、プロの写真家でさえ断捨離すると知って、すこしホッとした。もの皆すべて、変わらぬものはない。それが自然なことだと、歳をとって分かるようになってきた。
撮りたいものをどんどん撮って、財布が許す限り楽しくプリントしよう。自己満足して、飽きたら処分すればいい。趣味の写真なのだから難しく考えることはない。大事なのは、もっともっと楽しむことだ。
これからさらに記憶がおぼつかなる高齢者にとっては、検索ができ、簡単に見られるウェブへのアップも悪くはない。もういちど考えてみようと思う。
それと、もうひとつの方法として、プリンターを購入してから始めたことだが、ブックを手作りしている。あまり場所を取らないし、プリントとしての写真も楽しめる。
去年作ったブックを1つ、紹介させてもらう。
複数枚の写真をまとめてあるので、後日、一緒に行った人に見せたら、けっこう好評だったので、うれしい。
<参考>
使用する用紙
・両面プリントできるもの
試しにやってみたい方はエプソンのスーパーファイン紙
写真用紙の場合は、イルフォードのデュオという両面タイプ
・A4用紙をカットして正方形にする
理由は、縦向き写真、横向き写真が混在しても同じ面積の写真が載せられ、違和感がなくなる
※綴じる側(左側)の余白を広くしたり、ページ番号を入れるなど凝った作りにすると、写真の順番を変える場合など、修正が面倒になる
今のところ、左側をホチキスで止めて製本テープを貼っているが、次回は和綴にしてみたいと思っている。
ブックには、言葉をちょっと入れられるのがいい。作るのも、見返すのも楽しい。
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