![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/100836469/rectangle_large_type_2_b83b20fa16ad50abcdbedba3be131aff.png?width=1200)
対話型AIの未来①~AIと思わせない対話型AIが心に響く感動体験をもたらす
チャットGPTを始め、いつもお世話になっているnoteのアシスタントAIといった対話型AIって、ホント便利ですよねー!
しかも、最近、電話版のチャットGPTも始まりましたね!
ただ、ふと思いました、
”対話型”とありますが、「実際にAIと対話している」という感覚よりも、AIが導き出してくれた答えを”見て・読んで・聞く”という感覚のほうが強いから、対話しているつもりはないなぁと。
そもそも人間同士が対話するってことを考えると、「対話って便利だよね」ってことにはならないですよね。
対話とはお互いのコミュニケーションです。
見る、聞く、読むは我々にとっては”経験”となりますが、相手と会話するコミニケーションは我々にとっては”体験”となります。
いまの対話型AIでは、対話というコミニケーションレベルの領域まではできていないと思います
果たしてAIと対話しながら我々は心に響いた!という感動体験することができるのでしょうか・・・
ところがです、大変驚きました、
AIと会話しながら感動体験することができる時代はもう到来していたんです!
”リアル”対話型AI
NHK番組『永遠に語り継ぎたい~未来に残す、あのときの記憶~』を観ました。
この番組では戦争の体験、被爆証言をどのような形で未来に残すのか、それをいかに未来世代に伝えていくのか、その役割をAIが担うという”被爆体験継承プロジェクト”を紹介してくれました。
このプロジェクトは、既にアメリカで導入されている『Dimensions in Testimony』を真似る形で日本に導入されたようですね。
このプロジェクトに使われているAI装置に質問を投げかけると、事前に収録した証言映像から人口知能・AIが質問者の音声を認識して、適切な回答を選び再生してくれます。
あたかも、目の前に証言者がいるように質問に対してリアルタイムに答えてくれるのが最大の特徴です。
つまり、証言者と”対話”しながら体験ができる装置なんです。
なぜAIと対話しながら我々は感動体験できるのか?
なぜ我々はAIと対話しているだけなのに、感動体験ができるのか?
それは、証言者のリアルな姿が映し出されているからです。
もし、このプロジェクトにおいて証言者の実際の映像を使わずに・・・
例えばアバターとか、ディープフェイクのようなAIが加工した映像だったり、または動画生成AIだったりしたら、きっと証言者の声だけでは人の心に響かないと、私は思います。
このプロジェクトの装置上では、証言者の声とともに、等身大の証言者のリアルな姿が映し出されています。
だからこそ、質問に答えてくれる証言者の表情や仕草、声のトーンなどから私たちには当時の状況がより鮮明に伝わってきます。
いまのAI技術では、話を伝えられることができるでしょうが、その話に我々を共感させていくことができるレベルにはまだAIは到達していないことでしょう。
もちろん、近い将来、技術革新によって見わけもつかない映像をAIが自動生成してくれる時代もくることでしょう。
ただ、現時点では、証言者と実際に対話させて感動体験させるには、実際の証言者の映像とAIが融合することが一番最適だと思います。
なぜAIと対話しながら我々は感動体験できるのか?
それは・・・
「機械的ではなく、ひとりの人と会話している感覚になるから」
実際の体験者の声
正直、この番組を観ただけで、私は感動しました、泣いちゃいました。
証言者の切実なる願いが、本当に伝わってきました、だから実際に”対話”したらもっと胸に刺さる体験ができることでしょう。
私だけの感想だとうまく伝わらないと思いますので、実際に経験した方々のお声があったほうが皆さんも対話型AIの未来を構想できるのではと思い、NHK番組『永遠に語り継ぎたい~未来に残す、あのときの記憶~』で語られた感想内容を下記にまとめさせていただきましたので、一度ご覧下さいませ。
「実際に話しているのと変わらない感じで、すごく鮮明にそのときの光景が頭の中に浮かんできて、すごいなと感動した」
「疑いたくなるくらいリアルだからびっくりした」
「すごく機械的なものかと想像していたが、本当に証言者の方と対話して質問に答えてもらっているという感じがした」
「新しい形の未来につなげていく方法のひとつになると思った」
今回のように感動体験をもたらす対話型AIプロジェクトについて考えていたら、色々な構想ができましたので、そちらのボソッとは次回行いたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?