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「オンライン動画の充実によりチーム活動は基本的に自由参加」というチームがあったら

「大人の社会はリモートワークがあっていいなぁ」

野球チームの子供たちからそう言われたことがありました。

子供たちの野球チームの活動日は基本的には土日祝日となっておりますが、”特別な理由が無い限り”参加必須というチームルールが存在しています。”特別な理由”、それは体調を崩したとか、家族の行事参加(と言っても範囲は冠婚葬祭レベルくらいかな)が主な範囲だと思いますので、「今日は友達と出かけたい!」とか「ゲームのイベントに参加したい」とか、「今週は疲れたので休みたいな」という理由では子供たちはチーム活動を休めないという、目に見えない暗黙の了解っぽい奴が存在しています。

大人の社会ではリモートワークの他にも、有休、リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇といったものがありますので、子供の世界にもそんな”素敵な制度”があれば、気持ち良く子供たちはチーム活動を休めるのでは?という、問いのボソッとです。


例えば、こんなチームがあったらどうでしょうか。

「私たちのチームではオンライン動画が充実しているため、チーム活動は基本的には自由参加です。」

(架空のチームですが)
このチームも基本的には土日祝日が活動日となっていますが、活動日の内容は全て【オンライン指導用】に録画されており、指導者の解説とともにチーム関係者限定に動画公開されています。

そのため、活動日に不参加だった子は、その動画を観ることでキャッチアップすることも可能だし、指導者は解説の中で、「この動きをするためには平日にこの内容の自主練をしておこう!」といった補習的な解説もしてくれれば、その日に休んだ子も、次回までにその動きができるように練習することも可能でしょう。

もちろん、”活動日にできなかった子”向けの補習として、このオンライン動画を活用もされています。


「そんなのクラブチームではなく野球教室ではないか?」

と思われる方々もいらっしゃることでしょうが、自由参加のクラブチームとはいえ、ちゃんとチームとして大会に出られますので、野球教室の特徴とは異なりますが、よくよく考えれば、クラブチームだって野球教室的な特徴を兼ね合わせても良いでしょうし、逆に野球教室だって野球大会に出られる制度を設ければいいでしょうし、そんなに区別しなくても良いなぁと、私は思っています、なぜなら、今後は子供たちの野球界にも求められてくるものとして・・・

クラブチームの多様化


土日参加できない子供たちもいることでしょう、他のスポーツをしているので野球チームにいつ参加できるかわからない子もいることでしょう、たまにしか野球に参加できない子供だっているわけですから、そんな子供たちにも参加できる野球チームがあってもいいな。


そんなことを思ったきっかけは・・・やっぱりコロナ渦があったからですよね。


大変な時期を私たちは乗り越えてきましたが、コロナ過だったからこそ気づいたことも多かったのも事実。

そこで、私がコロナ過に書いた『私の野球ノートを振り返りボソッと』で、その気づいたきっかけをお伝えできればと思います。


”オンライン部活”とクラブチーム


※<ご注意>コロナ過において、私の野球ノートに書いてあった内容をそのまま記載されております。


「チーム練習は活動自粛しないが、基本的には自由参加とする」

今回の緊急事態宣言が出たあと、このような方針で活動している野球チームが多いようです。
"自由参加"ですので、もちろん参加せずに欠席する子たちはいます。

参加できない子たちから欠席理由も教えてもらいましたが、「兄弟が受験を控えているため」とか「高齢者と同居のため」などと、参加できない子の家庭はしっかりとコロナ対策をしているからかぁ、なるほど、納得。

ただ、みんなと一緒に野球ができない週末を過ごしている子のことを考えると悲しくなりますね。

前回の緊急事態宣言とは異なり今回の宣言下では一斉に中止となっていないため、”参加できる・できない”という【格差】のようなものが存在しながらのチーム活動となっており、それを考えると余計に悲しくなりますね。

もし学校の部活ならば一斉に活動中止となっていたとしても、自主練を【オンライン部活】として実施することで部員みんなで同じ目標に向かって各自頑張ることが出来るでしょう。コロナ過である意味、オンライン指導をしなければならない環境になったこともあって、鍛えられた学校側からのサポート充実体制が整っているので、クラブチーム側としてはうらやましいのではないでしょうか。

学童野球はほとんどが地域のクラブチームとして活動しておりますが、中学野球はクラブチームと部活の半々くらいでの活動ですので、もしかしたら、コロナ過がさらに悪化したりしたら、中学野球に関しては部活の方が練習環境が良くなるかもしれませんね。

といったことを踏まえると、今後のクラブチームもオンライン活動も検討する余地はありそうですし、オンライン指導を充実させたチームは保護者からの支持を得ていくかもしれませんね。

週末はオンライン活動もできるし、自主練はオンライン指導もできるという新しいクラブチームが誕生しそうな予感がしています。

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