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10/24 NYヘッジファンドからのマーケットアップデート

1. ECBは予想通りノーイベント。注目のペンス演説については、中国を人権などの面でを批判する部分もあったが、昨年ほどタカなトーンでは全く無く、「中国をデカップリングするつもりは無いし、米中の関係について非常に前向き」であるといった柔らかいトーンで語る部分も見られた。先日、中国商務省から発表された通商に関する新たなルール作りや、協議の進展次第では200億ドル、500億ドルと大幅に米産農作物購入を増やしていくことも検討しているとの報道も考えると、米中は双方が歩み寄る時間帯が続いていると評価できるだろう。

2.11月、12月はアノマリー的には株が上がりやすい。そういった方向で仕掛けたいヘッジファンドが多い為か、グローバルに景況感への見直しを入れるファンドマネージャーか周りに多くなってきた。特にアジアの半導体セクターを見直す向きが多く、昨日決算のあった韓国大手半導体メーカーSKハイニックスや、台湾製造業PMIなどを見ても来年の5G需要への期待からか最悪期を抜け出しつつある状況。米国でもインテルの決算が好調で、データセンター需要がしっかりしていることを示唆している。本日発表されたPMIは欧州が横ばい、米国が若干改善といった評価だが、足許で米中協議やBrexit といった政治の不透明感が晴れつつあることを踏まえると年末に向けて景況感が一段と改善する可能性にベッドするプレーヤーが増えてきたよう。

その他(ヘッドラインのみ)
※EUは25日に英離脱延長を決定せず、28日か29日に決定予定
※英ジョンソン首相は12月12日の総選挙実施を模索
※Amazon は 4Q見通しが予想に届かず引け後に下落
※Twitterは売上が落ち込み大幅下落

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