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10/18 NYヘッジファンドからのマーケットアップデート

アップデート遅くなりました。
金曜だったので早々に仕事を切り上げて飲みに行ってました。以下、本日のアップデートです。

1. 週末の Brexit を控えて同意に欠く一日。ジョンソン首相のBrexit案が英議会を通るか否かは最後まで五分五分の状況。マーケットで取引されているポンドのオーバーナイトボラティリティはプレークイープンが約土1.8%となっており、月曜はそれなりにギャップして取引が開始すると予想される。その他、ペンス副大統領が来週木曜に中国に関するスピーチを行うと発表。昨年ハドソン研究所で極めて異例なほど中国を批判したペンス副大統領の演説には注意が必要。恐らく米国は良い警官(トランプ)と悪い警官(ペンス)を交渉前に演じたいのだと思われるが、本日はこのヘッドラインでS&Pが売られる場面があった。ただ、S&Pは500銘柄のうち約70社が決算発表を行ったが、そのうち8割程度は予想を上回る利益となっている。ここまで経済のソフトデータ(PMIやISM)が悪く目線が下がっていたが、決算は思いのほか好調でリスクオフポジションが巻き戻されている。

2. ヘッジファンドコミュニティでここ数日話題になっている記事を紹介したい。下にリンクを貼り付けているが、この記事によるとこの数ヶ月で起きた地政学イベントの直前にS&P先物に大口の売り買いが入り、巨額の利益を得たトレーダーがいるとのこと。もちろん偶然の可能性もあるが、あまりにもタイミングが良い為、政権内部からインサイダー情報を受け取っていたのではないかと記事は指摘している。この話は米議会でも話題になり始めており、調査が始まるとのこと。トランプ大統領の側近には過去ヘッジファンドマネージャーがいたこともあるし、ゴールドマンなどNYの大手投資銀行出身者も多いことからその可能性はあるかもしれない。

http://www.vanityfair.com/news/2019/10/the-mystery-of-the-trump-chaos-trades

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