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10/22 NYヘッジファンドからのマーケットアップデート

1.本日、英国では2つの審議が行われた。1つ目の“離脱協定案について大筋合意するか否か”については329 対299 で可決されたが、“離脱協定案の審議日程を早期に行うこと”については 308 対322で否決された。マーケットでは2つとも可決されると思われていた為、2つ目が否決されたことが分かった直後からポンド売りとなった。今後のステップは①EUが延期を承認し総選挙を行う、②時間をかけて協定案を再考する、③EUが延長を拒否して No deal Brexitとなるかの3択になりそう。ただ、EUのトゥスクは延期承認に向けて動き始めており③の可能性は低いか。

2.米国では決算が相次いでいるが、S&P500 の構成銘柄の内、98社が決算発表を終えている。売上高については 66%が予想を上回り、最終利益については84%が予想を上回る好調な滑り出しとなっている。業種別では特に金融とヘルスケアが好調で、これらのセクターはどちらも決算が始まってから3%弱株価が上昇しており全体の指数を支えている。米国では企業決算が思いのほか好調な中で、FEDが10月に利下げを再度実施してくれるという期待感や、トランプ政権が中国とのミニディールを今後、重ねてくれるだろうという期待か根強い。

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