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緊急対談「#令和の大仏」造立プロジェクト! Vol.16 令和の大仏に記憶すること

先が見えない中、前向きにみんなの力を未来へ向け、願うための対象として大仏を作るプロジェクト。より多くの人に参加してもらいたいという思いを込めて、連夜対談をライブ配信しています。

今こそ大仏を!プロジェクトの発起人の風間天心と前田真治。Vol16では、アーティスト前田真治がライブで登場し、今この時を生きる私たちの「記憶」をどのように大仏に入れ込んでいくのかについて語りました。

対談まとめ

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モノになりえないものをどう残すか
これについてはこの間の対談の流れの中でパッと思いついたことなんですけど、これはある意味、大仏をどう残すかというシステムの話だったりもするんです。基本的にはあの対談の中で僕が思ったのは、こうやって話してる内容だとか対談で話してたことが、基本的にモノになりえないものだったりするんですよね。昔は大仏に何かを形として残すって、例えば衣鉢とか遺骨を練り込んで大仏を作るということだったんです。だけど、 現代においてはそのかかわり方が多様だったりする。形として残るもの以外のところで、すごい力になる言葉があったり、力になる表現があったり、面白いものを思いつくタネだったりすることってたくさんあると思うんですよね。それをどうやって大仏に移し替えていけばいいのかなっていう言葉がこれなんですけど。

1000年後の学者が大仏をどう研究するか
僕が思いついたアイデアっていうのは例えば1000年後の学者が大仏を研究した時に、なんでここってこういう形になってるんだろうっていう問いかけをしたとして、その問いかけに対して、現代残してきた記録、映像だとか声だとかを探ってみた時に、「なるほど1000年前にこの人たちが話してたこの内容がこの形に移乗してるんだ」っていう関わってきたことを記録として残すっていうのは、本当にもうその時代の中で大仏に関わったどんな小さなことでも、どうにか探りを入れられるような方向を作れないかなと思ったのが僕のこの言葉の思いだったりするんですよね。

生の感覚をどう閉じ込めるのか
それをできないかなーってすごい考えちゃったんですよねあの対談の時に。やっぱ今生きてる僕たちが作ろうとしてるその感覚をどう閉じ込めるかっていうのがやっぱりすごい僕の中でテーマになってて。記録は現代なら残しやすいと思うんですけど、記録からその時これに携わった人たちの生の感覚をどう閉じ込めるのかっていうところは結構大事だなと思ったり。それって宗教性に繋がるのか、Fine Artに繋がるのか分からないですけど、でも大仏を作るって意味合いにおいて、僕自身がなんかそういうところを探れるものを作るってことに対しては、ワクワクしてしまうんで、真剣に考えたいと思っています。

アーティストがつなぐ記録と大仏の間にある線
これからまだワクワクが出てきそうな予感みたいなものはありますし、多分石碑に残すだとかクラウドに残すっていうのはあくまでもやっぱり記録だと思うんです。そこから1000年後の人が、今の人がどういう感じで携わっているのかなっていう、なんかその人間としての記憶と言うか触覚みたいなものをどうやって残すか。その記録と大仏の間にある線みたいなのをどう繋げるかというのはやっぱり今やらなきゃいけないって言い方もおかしいですけど、アーティストとして考えるべきなんかところなのかなと思ってます。

感性への刺激
それがオカルティックな事じゃなくて、人がここって知ってるなとかいろんな記憶ではないんだけど感じることによって、何かこう柔らかくなったり、またわーってなったりするような、変な感性っていっぱい持ってるから、そこに刺激を与えるような伝え方っていうのがうまく出きないかなと思っています。

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生き方を見つめる媒体
大仏の型の仕組みで大仏を作るって言われた後なんですけども、その大仏自体がこの時代の中でコロナ渦があったりとか、いろんな大きな物事があったものの中で、どうやって人がその中で営みを見つけ出せるかとか新しい動きを見つけ出せるかっていうことって、今の時代においても、その中でどうやって次の時代を生き抜くかっていうことをみんなすごい必死で考えてると思う。僕らが作ろうとしてる大仏ってやっぱその先で、人がどういう意識を持って生きていくかとか、どうして生き方をしていくかっていうものを見つめると一つの媒体であってほしいなって気持ちがある。

生き物の共生の営みへの意識
そんな中でやっぱり大仏の裏側と言うか後ろ側の部分に、全ての生き物というか、僕らが判断できるいろんな種類の生き物の共生の営みっていうものを作って、なおかつそこでどんどんどんどん大仏を囲んだ生き物たちが自然に朽ちたり栄たりっていうのを繰り返していくような景色っていうのを大仏の形の中で表現できたらそれはそれで営むということに対してすごい意識を向けるんじゃないかなと思って作りたいなと思っている 。

大仏の周りでいろんな感情が交錯
人間自体がここに多分何かが朽ちたり何かがおかしいなと思った瞬間に、おそらく自然に手を携えて可哀想だなっていう自然な感情とか綺麗だなとかいろんな感情がこう、なんていうんだろう、この大仏の周りでいろんな感情が交錯するっていうのは何かいいなと思って。ただ手を合わして仏様ありがたいですっていう感情以外の感情が大仏の周りで生まれるって言うのはすごい新しいなと思っている。

対談動画

令和の大仏が記憶することとは?本日は大仏造立プロジェクトの発起人のお一人、アーティスト前田真治さんに迫ります。

Posted by 大仏造立プロジェクト - big buddha project on Tuesday, January 5, 2021

全国キャラバン会場募集中!

2020年12月現在、次の県で会場が決まっていません。大仏造立プロジェクトの風間天心と前田真治の二人のアーティストがうかがい、法要と大仏造りのプロジェクトのご紹介、皆さんにキャラバン大仏へ今の思いを託していただけます。ご関心のあるお寺や会場がありましたら、ご連絡をお願いいたします。また、情報の拡散にもご協力いただけますと幸いです。
ご連絡方法 メール info@bigbuddha.jp、こちらのnoteでのコメント、または当フェイスブックまで。

福井県(会場未定)
徳島県(会場未定)
高知県(会場未定)
宮崎県(会場未定)
鹿児島県(会場未定)
沖縄県(会場未定)

このプロジェクトについて

第二回目 大仏造立クラウドファンディング

大仏造立の物語にもっと近くで参加できるクローズドコミュニティ

こちらのクローズドコミュニティ(非公開コミュニティ)では、このプロジェクトにご関心のある方向けに情報発信し、コミュニティ内でつながっていけるようにいたします。ご入会はクラウドファンディングへのご支援、または1000円以上のご支援をいただいた方はどなたでもご参加いただけます。コミュニティはFacebookを利用します。お申し込みはこちらのフォームにてお願いいたします。令和の大仏造立の物語に、一緒に関わってみませんか? なお、いただいた申込金は、大仏造立資金に活用させていただきます。


いただいたサポート金は、大仏造立資金に活用させていただきます。