『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』 ハイディ・グラント・ハルバーソン

【目次】

第1章 目標に具体性を与える
第2章 目標達成への行動計画を立てる
第3章 目標までの距離を意識する
第4章 現実的楽観主義者になる
第5章 「成長すること」に集中する
第6章 「やり抜く力」を持つ
第7章 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
第8章 自分を追い込まない
第9章 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

今日からすぐ実行できる考え方がコンパクトなページ数(120ページ)の中で豊富に紹介されています。
仕事からダイエットまで「達成したい目標」があるなら、ぜひ本書を参照してみてください。
これまでより、もっと早く、もっと上手に、目標を達成できるようになるはずです。
(Amazon.co.jp 商品説明より)

【気になった箇所】

”目標達成への行動を邪魔したり、集中力を妨げるものには、どう対処したらよいのでしょうか。 やるべきことが多すぎて、何から手をつければいいかわからないとき、どう考えたらいいのでしょうか。 こうした事態に対処する、心理学で効果の実証された簡単な方法があります。それは、 if-thenプランニングと呼ばれる方法です。 「if-then」とは「もしこうなったら、こうする」という意味 ですが、どんな目標を達成する場合でも役立つ、強力な手法です。”

”自己効力感の研究で、心理学の発展に大きく寄与した心理学者アルバート・バンデューラは「ある人が成功できるかどうかの最も信頼できる指標─それはその人が心から成功できると信じているかどうかにある」という事実を発見しました。そして、現在も、多くの楽観主義者が、この考え方に従っています。”

”スポーツ、音楽、数学、発明……どの分野においても「成功した人は、数千時間にわたって、目的に沿った練習を地道に続けている」ということが、これまでの研究から明らかになっています。 こうした地道な努力を可能にしてくれるのが「グリット(やり抜く力)」です。”

【感想】

目標達成の方法に興味があって、手に取った本です。

本書は、目標に具体性を与え、目標達成のためにすべきことと、障害になることを明確にして、すべきことに集中し、やり抜く、ということが書かれていました。「私にとって成功とは何か」「成功への障害は何か」この2つを心の中で考えることを、心理学では「メンタル・コントラスト」 と呼ぶそうです。メンタル・コントラストを習慣的に活用することによって、意欲を高め、より良いプランニングをし、努力を積み重ねられるようになると書かれていました。

目標達成をしたいことがあるという方に、読んでいただきたい一冊です。

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