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女子スキージャンプ選手紹介フィンランド編

フィンランドについて

フィンランドと聞けば、サンタクロース、ジャン・シベリウスなどを連想する方が多いかもしれないがF1の強豪国であると同時に古くからのスキー名門国である。アルペンスキーでは2000年代のSLで猛威を振るったカッレ・パランダー、ノルディックスキーではマッティ・ニッカネン、ヤニ・ソイニネン、ヤンネ・アホネン、リスト・ユシライネン、ハンヌ・マンニネン、ビルピ・サラスヴォなど錚々たる面々を誇っている。

ラハティスキーゲームズを毎年欠かさず開催し2017年にはラハティで世界選手権、2019年も同地で世界ジュニアを開催するなどスキー競技するなどスキー競技への関心が非常に高い。

ただ2001年ラハティ世界選手権にてフィンランドのクロスカントリー選手数名がドーピングを行った事件(通称ラハティスキャンダル)によってフィンランドスキー連盟(FSA)のスポンサーが減ってしまいそれによる資金難、強さを誇った時代にAチームの選手には多くリソースを供給したものの若手や国内の選手の強化を怠った事などによる複合的要因で近年はスキー競技全般の成績が落ちてしまっている。(これは、竹内元康さんが放送でしていた話と、昔見たキュッカネンパパのインタビュー記事をまとめた感じの説明です)

それでもクラシカルが得意のイイヴォ・ニスカネンがディスタンス競技で2大会連続オリンピックで個人金メダルを獲得し、姉のケルトゥ・ニスカネン、クリスタ・パルマコスキなどもソチ、平昌、北京オリンピックで個人メダルを獲得。男女団体スプリントでも結果を残している。

ノルディック複合の方では2022年世界ジュニア団体で金メダルを獲得、ペルトゥ・レポネンが個人銀メダル、イルッカ・ヘローラが毎試合上位争いに食い込むなどの活躍を残している。長年男子チームHCを務めたペッター・クッコネンがその職を離れるものの、女子チームでは2026年のミラノオリンピックに向け重点強化プログラムを始動。ジャンプを強化する為に元純ジャンパーのコーチを招聘し少人数のグループに分けた指導を行なっている。

スキージャンプの方はというと男子チームはコーチが数年で変わってしまうと言う状況が続いているがアンティ・アールト、ニコ・キトサホ、エエトゥ・ノウシアイネンなど90年代中盤から後半以降に産まれた選手が光るものを見せている。

女子チームに関してはオッシ・ペッカ・ヴェルタがHC、キッモ・キュッカネンがアシスタントを務めている。

地政学的に外敵の脅威に備え、徴兵制が行われている国であり18歳以上の男性は基本一年間の徴兵期間を経験する。スポーツ選手も同様であるが彼らは軍隊のスポーツ部隊に送られそこで専属コーチの指導を受けられる。

チームTwitter https://twitter.com/sjteamfin?s=21

チームInstagram   画像引用 photo citation from https://instagram.com/sjteamfin?utm_medium=copy_link

筆者はシベリウスの交響詩フィンランディアが大好きです。(どうでもいい)

Jenny Rautionaho イェニー・ラウティオンアホ (1996)

19/20シーズンからW杯を転戦し20/21シーズンは短縮シーズンながら総合41位、21/22シーズンは43pを稼ぎ総合41位に入った。この年のRaw Airでは28位でPBは2022年1月ビリンゲンの19位。

ハンヌ・マンニネン、ハリ・オリなどを産んだオーロラの美しい街、ロバニエミ出身。

個人コーチは幼い頃から指導を受けているタピオ・カルンキと皆様ご存じオリ・ムオトカ。父親のエスコ・ラウティオンアホは70年代の名選手である。

ジャンプを始めた2000年前後はまだ女子選手が珍しい存在であり男の子と共にトレーニングを積んでいた。前述のカルンキとは20年来の付き合いでありイェニーが初めてK38のシャンツェを飛ぶ際は自分の方が緊張したと語る。

2013、14、17年に膝の怪我をそれぞれ経験した。3回目の怪我の際は現役引退すら周囲に提案されたが彼女は競技を継続することを選んだ。

夢はフライングヒルでジャンプする事、OVRのタイトル、オリンピックの金メダルを獲得する事であり短期的な目標は総合20位台に入る事。

趣味は愛犬の“チコ”とハイキングをする事であり憧れの選手は高梨沙羅。

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参考文献

https://yle.fi/urheilu/3-12221780

Julia Kykkaenen ユリア・キュッカネン (1994)

フィンランドを長年支えてきたエースでありソチイヤーの13/14シーズンは総合9位も経験したことがある。通算表彰台2はそのシーズンのもの。特徴的なアプローチスタイルは有名。

リンドストローム、ハリ・オリなどを指導した父親のキッモが個人コーチでありユリアはフィンランド人の女性として初めてFIS公認大会に出場した人物。

チェコのスポーテンという会社の板で滑っていた時期があるが現在はフリューゲを使用。試合が無い時期は一族で経営している建設会社の手伝いをする傍ら、スポーツ専門学校に通っている。

これまでに鎖骨を5回ほど負傷しているがその度に復活している。2022年2月のインタビューでは「自分は手足が長くそれによりジャンプが不利になることがある。」と語ると同時に大胆な写真を披露した。

Kavika Oyという会社が彼女のスポンサーであり金銭面でサポートを受けている。

憧れの選手はスオミの英雄ヤンネ・アホネン

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参考文献 https://t.co/V3z7nRh5JZ


Julia Tervahartiala ユリア・テーバハルティアラ (2002)

ラハティ出身。コンチネンタルカップを中心に出場している選手である。W杯初出場は2018年1月のリュブノで38位。2020年からは団体戦がある際にAチームと合流している。

ジャンプを始めたのは3歳から。当時から才能の片鱗を見せつけていたようでフィンランド期待の若手である。

Instagram https://instagram.com/juliatervahartiala_skijumping?utm_medium=copy_link

Sofia Mattila ソフィア・マッティラ (2006)

21/22シーズンからFIS公認大会デビュー。W杯の出場は15歳からなので2022年2月のヒンツェンバッハ女子団体戦がW杯デビューとなった。

同年ザコパネでの世界ジュニアは36位。

instagram https://instagram.com/_sofia_mattila?utm_medium=copy_link

Susanna Forsstroem スサンナ・フォーストロン (1995)

女子ジャンプ黎明期からフィンランドを支えてきた選手。12/13シーズン、19/20シーズンにポイントを記録、2021年オーベルストドルフ世界選手権LHでは37位を記録した。

隣国スウェーデンのストックホルムにある風洞実験施設で実験、練習をしている。

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Instagram https://www.instagram.com/susannaforsstrom/

あとがき

フィンランド大好き勢が知ってる内で約1名いらっしゃいます。その方に比べたらこんな記事、知識量が全然足りません笑笑 

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