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田舎で救急外来の判断を迷った場合

こんばんは、びえです。

がんばって続けるって言ったのにばたばたして3日空いちゃったよオイ。

無職がなにばたばたって言ってるだと思われるでしょうが。でも今回はしょうがないと思うの。理由が親の緊急入院。


約1週間前からの不調

年末だから、実家に帰ったのです。今回は地元の板金屋さんでの車の傷修復をしようと連絡先を知っている母へ板金予約をしてもらうようお願いしていたのですが、、、

いつになっても母から予約可否の連絡がこない。

確かに母にお願いした20日は、「調子悪くて寝てる」ってLINE来たな。うーん心配。電話しよ。。。と電話したのが帰省一日前の23日。

「ああああ、忘れてた!すぐに連絡して折り返す!」

人との連絡を忘れるような母ではないのです。でもまぁ、そんなこともあるかと、そこまで深く考えずにいたのですが。。。

2日前

私はほぼ一日かけて移動。お土産やらなんやら買って移動して、家に着いたのがPM11時頃。荷物を運び、明日の予定やら話してAM1時。ちなみに母はいつも1時ぐらいに寝るので、通常営業。いつもより鼻水が少しずびずびしてたかなぐらい。聞くと、風邪だと言っている。寒いから背中にホッカイロを貼ってくれという母。居間と客間はやたら暑いけど、寒いらしい。、、、私は暑いけど、まぁ北国は南より室内温度が高いってこの前聞いたわー、と言いながら厚着をしている母の肩甲骨あたりにペタっと貼ってあげて就寝。

1日前昼

予定通り、母と同居している妹家族の甥っ子達をクリスマス会に送り出してから、板金屋へ。クリスマス会は午前で終わるから、板金屋行ってから代車を受け取りすぐ家へ。甥っ子達が戻ってきてから、母と甥っ子姪っ子とで少し遠くのご飯やへ。食が細い母。甥っ子に少し食事を分けて食べ始め完食。その後、ショッピングセンターへ移動。時間が経つにつれ、ぼーっとしてくる母。顔つきが明らかにおかしいけど。。。

1日前夜

家に帰ってから妹と合流。夕飯を食べにまた外へ。ご飯の時間には少しだけ早いからと、スーパーへ。スーパー内、寒い。そして妹の買い物、長い。私と母はいつ終わるんだと思いながら妹について歩く。買い物終わって食事。母はなぜかなにも頼まない。お腹が空いてないという。いやいやいや、食べなよと言っても要らないという。みんなで食べるために頼んだサラダを少しだけ食べたのと炭酸水で母の食事は終了。。。そしてやっぱりぼーっとしている母。。。

食事後、妹家族と母はお風呂へ。私は代車にガソリンを入れに行き、夕飯を十分に食べていない母が心配だったので、カロリーメイト缶とかスポーツドリンク、漢方の風邪薬を買って帰宅。車を停めようとしたその時に、姉から電話。どうやら、妹から母に夜電話しないように連絡があり、妹に詳細聞くと、バランスを崩したのが原因ではあるけど浴槽から1人で出ることができなかった、風邪だから風呂上がってからそのまま寝ている、だから寝かせてあげてくれと言われた、と。そして姉は心配だから救急外来に連れて行くことを考えて欲しいと言った。確かにやばいなと思ったので、妹に何があったのか聞いたら、姉が教えてくれたことに加え、風呂から上がった後、少し嘔吐したとのこと。益々やばい。寝室で寝ている母の様子を見に行くと、顔色が少し悪く少しだけ呼吸が早く浅い感じ。でも苦しそうな顔はしていない。

救急外来?それとも翌日病院で良いのか?

現状、明らかに病人ではあるけれど、見かけだけではちょっと具合悪い人、という状態。だけど、直前に嘔吐していたり、なにより浴槽から自力で出れない程、弱っている。

さあ、どうする。

本音を言うなら、連れて行きたい。でもぐっすり寝ているところを叩き起こしてまで連れていく必要があるのか。感覚的にはいつもと違う、おかしいのはわかっている。でもこれは本人ではない周りの主観。救急外来に連れていくには感覚的過ぎて決め手が無さすぎる

連れて行くための証拠が欲しい。熱の有無は客観的証拠になりうる。確認したい。でも、本人が脇をがっつりしめて寝ている。叩き起こしてまで体温を測ることに抵抗があるため、非接触型の体温計を持ってないか妹に聞くが、残念、無い。体温測定を諦める。

救急相談とQ助

客観的証拠がない。そうなったら、プロフェッショナルの判断が一番では無いかと考えた。どこかで救急外来に行くかどうかの一次相談してくれるところが無いか調べる。前にテレビで聞いたような気がしたので、検索をかけたが、#7119という救急相談は一部の都市のみであることを知った。

Q助」というアプリでも判断ができることを思い出した。

今回はこれを使ってみた。まず一つ目の質問

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どれにもあてはまらない を選択。これはどう考えても救急車を呼ぶレベルの選択肢、と思われる。

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妹に就寝前の様子を聞くと、布団に入る直前は自分の子供に付きっきりだったからわからないが風呂上がりは普通だった、と。はい、を選択。これは緊急性の高い脳に障害が起きたかどうかの判断材料ではないかと思われる。

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私が見た感じでは、ハアハアというほどの早さの口呼吸ではなく、いつも通りの寝ている様子よりは呼吸が少し早い程度で、苦しそうには見えない。いいえを選択。呼吸困難についての判断材料と思われる。

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顔色はよくはない。冷や汗はかいていないけど、あんなに着こんでいて風呂上がりに寝た割には顔と唇の色が悪い、病的かと言われると微妙なところではあるけれど、はい、を選択。その結果。

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ええええええ?!

これを見ても正直ピンとこない私と妹。すぐに救急車を呼ぶという判断にはならなかった。なぜか。顔色は個人差があるために悪い顔色の色(RGB等で)を定義できず、具体的な色の指示が無い。一般人と松崎しげるの悪い顔色は違う色のはず。。。結局、顔色の感じ方は見る人の主観。よって、今の母の顔色は少しいつもよりは悪いだけ、病的な程ではないと感じた。結果、プロフェッショナルが病態から結果を出してあるにも関わらず、アマチュアが違う、と自己判断した。

結局プロに聴く

救急車を呼ぶほどではないけど、救急外来には行かないといけない可能性はあると考えた私と妹。やはり決め手が欲しい。

妹が子供を救急外来に連れて行った時の流れを話始めた。

救急外来に行くのを決める→救急外来案内に症状を伝えて行く科と病院の電話番号を教えてもらう→病院に電話をし症状を言う→連れて行く

あれ、同じ流れで相談して聞けばいいのでは、と閃く。「救急にいくかどうか迷っているのですが〜」から相談。外来案内には「ここで判断はできないのですが、行くなら内科になります。病院の電話番号を伝えます。」と言われる。そりゃそーだ。。。同様に病院に電話して聴くと、「ご家族の判断になります」と言われた。

プロの判断を聞いての判断

「ご家族の判断になります」と言うぐらいだから、緊急性は高くないのでは、と考えた私と妹。だって、すぐに病院いかないといけない状況なら「すぐに連れてきてください」と言うはずだと考えた。姉とも電話で話をして、朝まで様子を見て、悪くなったら即病院に行く、翌日には必ず病院に連れて行くことに。いつもと同じ咳の音であるのを確認して、結局、救急にはいかなかった

緊急入院へ

翌日になんとなく乗り気ではない母を「病院に連れていかないと私が姉妹に怒られる」と言い、なんとか病院へ連れて行った。実は母はCOPD。父が長年タバコを吸っていたため、受動喫煙からなった。いつも咳をしている。私も咳喘息持ちで、風邪の時は喘息のコントロールを考えかかりつけに行くことにしている。母にもかかりつけに行くことをお願いし、COPDを診てもらっている病院へ行った。病院に行った日は木曜日でちょうどかかりつけの先生が居る日だった。熱を測ったところ、39.9°C!血中酸素濃度も低い。90%を下回っていた。

調べていただいた結果、インフルエンザA型からの肺炎

家族の方、と私が呼ばれ、母がいないところで、先生からの説明を私1人で受ける。呼吸不全を起こしている事、肺が元々弱いところに肺炎が起きたことから入院が必要。年齢のこともあるため、最悪の事も考える事、と言われた。

何が正解だったのか

結局、緊急入院になったことを考えると、救急外来レベルだったのではないのか、とも思う。しかし、今回入院となったのは、以前の測定データのあるかかりつけで主治医が胸部CTとレントゲンを撮ったから。もし救急外来に行っていても熱を測定した結果からの判断となり、その日に熱がなかったら、大丈夫と判断した可能性がないとも限らない。

かかりつけに翌日行くように指示されればまだいいが、そう言われなければ自分の健康に自信があり(COPD持ちなのに、、、なんなんだその自信。病識を持て)、年末でやることがたくさんある、と張り切る母のことだから、救急外来で大丈夫だったから、と病院に行かなかったとも限らない。

しかも、今回はちょうど病院に行ったのがかかりつけ医がいる木曜日だったことから、適切な判断をいただけた。これが別の曜日だったら、と考えると誤診ではないけど、そこまで診ていただけたかどうかは怪しい。本当に運が良かった。

先程紹介した#7199。田舎にはないが、場所によっては医療機関紹介電話で「まずかかりつけ医等の通院病院に相談したか」と聴くこともあるようだ。

できるのなら、かかりつけ医に相談するのが一番だと思うが、週一回しかこない大学病院の先生、とかいうレベルのかかりつけ医にはホットラインなんてないはずで緊急での相談はできないだろうな、と正直思う。

ということで、せめて出来るのは救急外来にかかる可能性がある場合、熱を測るは基本として、自分の既往症を今のコントロール状況も含めて正確に救急外来に伝える、自分が伝えられない可能性を鑑みて、家族に常日頃から病状を伝える・伝えられない場合は既往症を保険証に貼っておくぐらいか、と。

逆に親がどういう病状にあるのかをマメに聞いておく必要もあると感じた。。。コミュニケーション大事


病院に行くかどうかの判断については

ちなみに、first callという医師に相談できる有料サイトもあるけど、これは「病院に行くかどうか」の判断が主。

これ使ったことあるけど、私の場合、相談してから24時間ぐらい経って連絡が来ました。。。待ってるぐらいなら病院行けよ、って思った。


今日のよしなしごと

甥っ子に「○○と××ならどっちが勝つか?」という話をずーっとふっかけられる。なんだこれと思ったら、こんな本あるのね。正直どっちでもいい。


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