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はじめての美術予備校 初日

はじめての美術予備校
冬期講習一日目

・木炭紙版のパネル、想像以上にばかでかい。
何に使うのかと思っていたら、どうやら画用紙をクリップでパネルに挟んで、イーゼルに立てかけて描くスタンダードがあるらしい。

・出欠確認で名前を呼び捨てされてビビる。

・教室には15人くらいいたが、意外と在校生が多く、初心者は少なかった。
私は絵画教室に通っているとはいえ予備校自体は初なので、レクチャーは受けておくことにした。
そうしたら一時間くらいかかったので、スタートが遅れた。講評にも一時間費やされるため、描いた時間は五時間以下程度。

・先生、キャラが濃かった。
詳しくは書かないでおくけれど、あの人が被っていたのってやっぱ水泳帽だよなあ……。

・課題は鉛筆の静物デッサンだった。
本当に「さあ始めましょう」とだけ言われて、みんなザカザカと動き始めていた。

・一応主役にしたいモチーフを決めて、また黒がしっかり出るように意識したけれど、細部の描き方と質感の描き分け方がわからない。

・次何をしたらいいんだろう……となってしまう場面がしばしばあった。

・周りの鉛筆の音がやたら速いことに焦るし、プレッシャーがすごい。

・後半はだんだん慣れてきたのか、自分とモチーフと紙だけになる感覚は少しあった。

・ラストの追い込み、というところで見回っていた先生に「めっちゃいいじゃん」とさりげなく言われたのは心の救いだった。
初めての生徒だから別によくなくてもいいって言ったのかもしれない。
でもその単純な一声で嬉しかった。
さっきまで美大受験やめようかなと考えていたけれど。

・講評を受ける。
いくつかの作品はみんなの参考になるからと前に持ち出されたのだが、めちゃくちゃ上手かった。

・受講中折りたたんでいた袋に5枚1,700円の画用紙が入っていたことに気がついたのは、帰るときだった。

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