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美術室にあったアレを描く 冬期講習

美術予備校 冬期講習
二日目

石膏像を初めて描く。
静物デッサンは、簡単なモチーフでなら描いたことがあったけれど、石膏デッサンは完全に初だった。

これでいいのか、これでいいのか……と渋々手を動かしているうちに、いつの間にか画面の中にメディチが来ている。
柔和な表情を描きたい、と思った。

ラスト10分になった頃、コントラスト弱いなあと思いつつも下手に塗り重ねて現状を壊してしまうのが怖かったから、適当にハッチング。内心もういいやと投げやりになり、お腹が空いていたのでおにぎりを食べたら先生に笑われた。

「ラスト10分でおにぎり食べる余裕w」

昨日ほど疲れてはいない。
昨日は正直楽しむどころではなかったけれど、今日はちょっと気持ち楽だった。

三日目
〜アクリル絵の具の半分はゴミになる〜

精密着彩という課題で、花を描く。
絵の具はアクリルガッシュなのだが、実は私はあまり使ったことがない。

美術の授業ならよく使うのだろうけれど、中学は四分の三行っていなかったし今は通信制の高校に通っているので、縁がないままここまできてしまったことに気づく。

みんなアクリルの使い方は知ってるよね?という前提がもちろんあって、特に塗り方のコツなどレクチャーされるわけではないので、少し大変だった。

しかも「精密」に描かなければならない。
とはいえ、「デッサンとは違う」らしい。

見よう見まねで描いた結果は、どちらかというとイラストっぽくなってしまった。
細かく描くのと混色が難しい。

アクリルガッシュは乾きやすく水に溶けにくいため、少しでも時間が経つとパレット上で固まって使えなくなってしまう。
チューブから出したうちの半分はゴミになったと思う。

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