考察「スレッタの倫理観」

水星の魔女12話の最終シーンについて「スレッタの言動にドン引きしてる声」がちらほら。スレッタの倫理観について考察してみた。

注意

こんな視点もあるよ程度に見てください。
1期、12話視聴時点の考察なので後々覆るかもね

過酷な水星で過ごした過去

公開web小説「ゆりかごの星」はエアリアルから見たスレッタの過去が描写されている。スレッタはどんな幼少期を過ごしていただろうか?

孤独な幼少期

6歳

スレッタはエアリアルのコンソールに表示されるゲームで一人遊びしている。友達は一人も登場しない。

9歳

水星の老人たちに虐められたスレッタはエアリアルに投げ込む。内向的なスレッタは地球圏に興味があり、アニメ、映画、小説といった娯楽媒体に没頭する。

11歳

水星では事故が多いらしく「スレッタとエアリアルは事故に遭遇した老人たちを何度も救ってきた」らしい。
エルゴ・ペルダ(お母さんの部下になった水星の老人)の救出するシーンが描写されているのだが、スレッタの行動に「気遣いが感じられない」。

①事故現場に急行するとモビルクラフトは破損していた。通信機能が死んでいたのか、パイロットに呼びかけることなく、ビームサーベルでモビルクラフトに穴を開ける作業を行う。

②要救助者に最初にかけた言葉は「エルゴさん、聞こえる? 助けに来たよ」である。負傷確認はない。

③エルゴ・ペルダをエアリアルの懐に抱いて、チャオモンフ基地へとで帰還する際の移動速度は常人には恐怖を覚えるスピードであった。崖にショートカット用の亀裂を作るためにビームライフルを用いていたりする。

④帰還後、喚くエルゴ・ペルダを無視。また、出迎える水星の老人たちからスレッタへの労いの言葉もない。褒めてくれるのはお母さんだけ

人命救助活動の回数が多いのか、スレッタは割とドライな対応である。これ以降、お母さんと一緒に誕生日を過ごすことは無くなった。

15歳

孤独な日々、「行ってみたいな、学校」と呟く

16歳

アスティカシア高等専門学園への入学手続きが行われる。

スレッタの情操教育材料

学校のない水星。スレッタの教育はお母さん頼りだったと思われる。後は娯楽媒体?敵対的な水星の老人たちがそこまで協力的だったとは思えない。

スレッタの「やめなさい」

「やめなさい」をしたスレッタはニコニコとミオリネを手を差し出すのだが、この時のスレッタの心情はどういうものがあっただろうか?

直前にスレッタを奮起させるシーンがある為、プロスペラの洗脳めいた会話により、「倫理観を上書きさせられてとられた行動」のように錯覚してしまうが、そうなんだろうか?
元々、そこまでガッチリと教育された土台があるように思えないんだよね。

進めば2つ「ミオリネを救って、感謝される」
逃げれば1つ「ミオリネを失う」

Cパートでの演習であることからミオリネの反応で終わってしまったが、あのミオリネの返しに対して「でも、2つ手に入りました」って答えそうなんだよなぁ。

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