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社会に出ることが楽しみと思う大学生を増やしたい

「まなぶ と はたらく をつなぐ」をミッションに掲げるベネッセ i-キャリア。ベネッセ i-キャリア設立のきっかけや大学生の就活支援に対する思いを、会社の立ち上げから携わり、2023年4月に代表取締役社長に就任した乾史憲に聞きました。

株式会社ベネッセ i-キャリア
代表取締役社長 乾 史憲


会社設立時の「大学生が主役になる就活をつくりたい」という思い

ベネッセ i-キャリア設立を構想していた2013~2014年頃は、リーマンショックの影響が残る就職氷河期。内定取り消しや大量エントリーなど、学生の負荷が大きい就活の在り方が社会問題となっていました。
ちょうどその頃、ベネッセコーポレーションとパーソルキャリア(当時はインテリジェンス)で話をする機会があり、その中で、ベネッセコーポレーションの大学事業とパーソルキャリアの公共事業や新卒事業を連携することでよいシナジーが生まれ、「大学生が主役になる就活」を描けないかと意見が一致しました。
その後、両社でのプロジェクト活動などを経て、ベネッセ i-キャリアはベネッセホールディングスとパーソルキャリアの合弁会社として2015年に誕生しました。
 
2015年4月の設立時は、ベネッセグループのフロア一角のスペースに集まり、事業活動を進めながら新オフィスの準備を始めました。10月に自分たちの本社オフィスが出来上がり、カラフルなカウンセリングブースにたくさん大学生が集まる様子を見た瞬間、うれしさと共に身が引き締まる思いだったことを憶えています。
 
就職をご支援した大学生のご家族から感謝のお手紙をいただくこともあるのですが、そこからは就活に苦戦するお子様の姿を心配しながらも手助けができず、ずっと見守ることしかできなかったご家族としての不安や葛藤が伝わってきました。大学生だけでなく、ご家族全員の不安の解消に役立てたことはとてもうれしく、誇らしく思います。

就活に夢や希望を抱き、社会に出ていくことを楽しみにできる大学生を増やしたい

大学生の就活は、決められた時期に決められたルールに沿って進んでいく。このような印象をお持ちの方も多くいらっしゃると思います。しかし本来就活とは、学生自身が、これから自分が選んだ企業や領域で社会や他者に貢献していくという「意思を持った選択」をすることです。
 
学業を通じて身に付けた知識や技能に加え、大学のサークル活動やアルバイト、留学などの過程で身に付けた経験や力はすべて「まなび」になります。意思を持った選択にはこれらの「まなび」がとても大切です。そして、それらの「まなび」が活かせる「はたらく」場所や、自分にとって「まなび」が得られる「はたらく」場所がつながっていくことで、社会に出てからも自分の人生を自分で進めていく「キャリアオーナーシップ」を育む大学生が増えていくでしょう。
 
また、大学生から社会人になるというのは、「与えられる側」から「与える側」にもなっていくことだと思います。
自分は誰に何を与えられる人になりたいのか。そのためにはどんな力が必要なのか。
これらを考えることが、自分らしい価値を高めていくための成長欲求や学びの源泉になっていくと思います。

企業、大学、そして私たちベネッセ i-キャリアが一丸となって真の学生支援を目指す

「意思を持った選択」は容易なことではなく、思い通りにいかなかったり、周囲からの評価を気にして悩んだり、時に苦痛を伴うこともあるでしょう。
大学生の時点で知ることができる社会は限られますし、決めたことが自分に合っているか判断できる大学生もごくわずかだと思います。
 
私たちは、常に大学生に寄り添い、学びの機会提供や未来を選択するためのサポートを全力で続けていくことで、大学生が自分の選択に自信を持ち、自身の将来やキャリア、そしてはたらくことに夢や希望を持ち続けてもらいたいという思いで事業を運営しています。私たちが運営している大学のキャリア教育やアセスメントサービス、企業の新卒採用のご支援、これら全てに共通しているのは、大学生の成長やファーストキャリア支援を中心に考える「学生ファースト」であることです。
 
ただ、これらを成し遂げるためには、多くの力が必要です。
大学や企業のみなさまは、私たちのサービスをご利用いただくお客さまであり、共に大学生の成長を支援して活躍の場を提供するパートナーであり続けたいと思っています。
そしてベネッセ i-キャリアで一緒にはたらく仲間たち。私たちのミッション「まなぶ と はたらく をつなぐ」に強く共感し、常に学生ファーストの姿勢を大切にしながら日々奔走する社員からは、多くの学びと困難に立ち向かう力をもらっています。
 
これからも私たちは「まなぶ」と「はたらく」をつなぐ架け橋となり、就活の仕組みをよりよいものに進化させていくことで、キャリアオーナーシップを持つ大学生があふれる未来の創造を目指して参ります。

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