本当に楽をしてお金を稼ぎたいんだ/2020年01月21日
・お金を稼ぐ、という行為に関して考えることが多い。
・お金があればできることが増える。大抵の悩みは解決する。
・自分が何かに思い悩んだとき、単純に考えれば金銭的な悩みに直結していることにふと気づいて「目の前の仕事をこなすしかないのだ」という結論に至ることも多くある。
・私は多くの人と同様に、お金を稼ぐ手段としては企業に所属して労働をするという方法を選んでいる。
・(少なくとも日本では)ほとんどの人がこの手段を選んでいるということは頷ける。労働は決して楽ではないけど、与えられた仕事をこなせば毎月決まった金額を対価として受け取ることができる、というのはあらゆる面で精神的に楽だ。
・そして、それ以外にもお金を稼ぐ方法はたくさんある。YouTuberやインスタグラマーなどの何らかのプラットフォームを活用したり、会社には所属せずにフリーとしてライターやエンジニアなどを名乗って起業から仕事を受注したり、善悪を問わずに列挙すれば転売ヤーや詐欺も”お金を稼ぐ方法”としては立派な一つの例だ。
・私が考えていることを端的にまとめると、”こんなに多種多様な稼ぎ方があるなら、とても楽な稼ぎ方もあるはずなのでは”ということだ。
・一般的な考え方として楽な仕事はその分薄給であるとか、楽だけど高給の場合はそれ相応のリスクを負うことになるとか、そもそも楽に見えること自体錯覚で実は大変なことが必ずあるとか、”お金を稼ぐこと=相当のコストを払うこと”という図式が、ある種、強迫観念じみた形で存在している。ここでいうコストというのはスキルとか、知識とか、経験とか、時間とか、リスクとか、一般的に対価として金銭を得るに足るもののことだ。
・それが紆余曲折して”楽に稼ごうとすること=だらしのない、真摯ではない”となっているので大っぴらには喧伝しにくいけど、私は絶対にもっと楽に稼ぐ方法があると信じている。
・お金とはつまるところ、価値という概念の代替物だ。
・お金が無い世界を想像すると分かりやすい。スーパーに置いてある食品が欲しいと感じたとき、その人は食品に価値を感じている。そして、それを手に入れるために、スーパーはそれと同等の価値、例えば数分間の品出しという労働をその人に要求する。結果、スーパーとその人の間で同等の価値という認識が成り立てば、それらの価値を交換することで、その人は食品を、スーパーは商品を陳列させられるという価値を手に入れることができる。
・本来はこれだけで成り立ちうるけど、そういったいわゆる物々交換の世界では不便なことが多いので、お金という代替物がそのプロセスを円滑に進める役割を果たしている。
・だけど、本質的な部分では先程の労働と食品をやり取りした例と同じことを、お金を介して行っているだけだ。そのやり取りを冷静に観察してみると、”食品をどれだけの価値と定めるか”とか、”労働に対してどれだけの価値を定めるか”とか、俗な言い方をするなら”決め”である要素がとても多い。
・これだけ”決め”の要素が多かったらシステム自体が破綻してしまいそうだけど、そこは長い歴史のなかで市場という偉大な力が是正を繰り返してきた結果、今日、正常に回っている社会がある。
・けど、市場という偉大で人知を超えたような力でも、ミクロな視点で観察すると人の活動の集まりでしかない。そんな力によって是正されたシステムだとしたら、脆弱性は必ず存在すると思う。
・FXというものを知っているだろうか。外国為替取引において各国の通貨の価値は常に上がったり下がったりしているが、価値が下がったときに買って、上がってから売ることでその差額分を儲けとするというものだ。
・システムの脆弱性をついているという点でいうと、現時点でこれ以上に的確な例は他にないだろう。各国の情勢や貿易など、様々な要因で国の信用=通貨の価値は乱高下する。そこに目をつけて、差額で儲けようという発想なわけだ。
・これ、最初に考えた人すごくないですか。
・自分が何か価値を提供してその対価として金銭を得るわけではなく、国家間の通貨の価値の差というシステムを突いた稼ぎ方。今やFXも国家同士の情勢に加えて、数多のトレーダーが参加することでその複雑さは途方もなくなってしまっているけど、一番最初に考案された当時はかなり簡単に稼げたりしたんじゃないのか。
・人が考えたシステムだからこそ、何かしらの裏をかいて(もちろん犯罪は論外だとして)比較的簡易に金銭を得ることは可能だと思っている。
・ただ、その方法を追求するために相応の努力というコストを支払うことになりそうなので、落語のオチのような結末になりそうな予感もします。
・初投稿でこういう話を書いて気難しい人だと思われたくないので、中和するために最近思ったどうでもいいことを書きます。
・車両の英訳がtrain carなの、そのまんま~
・びぶれです。今後ともよろしくおねがいします。
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