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天星の英雄たちVer6.5を終えて感想

※注意1 強い言葉・ネガティブな文章にあてられて気分を害してしまう方は、当noteの閲覧は推奨致しません。

※注意2 至らぬ知識で語っている場合があります。ご容赦下さい。

※注意3 ”後から「こうすれば良かったのに」と言うのは簡単”なのは重々承知の上で棚上げして書いています。


総評ですが

「制作時間足りなかった?」

です。6.0~6.4それぞれのクオリティで比べるとかなり薄く投げやりな印象を受けました。きっと様々な事情から当初思い描いていたシナリオや演出とは違った最後になってしまったのでしょう。そう邪推せざるを得ないほど粗が目立ちました。
納期があるのは分かります。しかし提出する事に必死になって中身が疎かになってしまえば、ユーザーの満足度は下がり結果としてマイナス評価になります。もちろん完結させた事には感謝もしています。
しかしプロである以上、一定の水準が無ければ手放しで感謝や労いの言葉を掛けるのは難しいです。
間に合わせるのは当たり前、ユーザーの期待を超えていくのがプロです。

面目丸つぶれでも恥を承知で「延期させて頂きます申し訳ありません、しかし必ず完成度の高いものにします」と言う勇気も必要だったのではないでしょうか。(時間が無かったという体で書いてる)

じゃあどこがそんなに満足いかなかったかと、6.5後期で気になった所→Ver6全体を通して気になった所という順で書いていきます。

・作戦がお粗末過ぎませんか?

乗り込み魔眼砲を破壊→総攻撃を仕掛けると。
天使たち一同「足手まといになるから着いていかない」と言ってましたね。
魔眼砲を破壊出来たとして、残りの艦隊や雑兵たちをその頼りない戦力で総攻撃して勝てると何故思ったんでしょう……英雄たちにおんぶに抱っこが過ぎる。
列車組と天界組の連絡手段が無かったのも(?)でしたね。魔眼の月での状況を知らずにぶっつけで戦に乗り込むつもりだったのでしょうか?
世界の命運が掛かっている状況で天使たちの覚悟が余りにも無い……
鬼滅の刃のモブ隊員よろしく、精鋭兵達くらいは命をかなぐり捨てて英雄たちの邪魔をさせない肉壁になる気迫が見られれば、Ver6開始から永劫続く天使たちへのヘイトが少しはマシになったのではないでしょうか。

・魔眼の月内部の作り込みの低さ

新ダンジョンは月内部のみで道中敵の姿は無し。主人公班が2~3度英雄たちの姿をした謎エネミーと戦ったのみ。この謎エネミーも何で英雄たちの姿を模していたのか判然としませんでした。ユーライザが言っていたように本当に味方の姿を出して動揺を誘っていただけ????
ラダ・ガート組とカブ組の知育ゲームに関して本当に何だったの…?大魔王の試練の方がよほど難解でした。数々の種族を滅ぼしてきた文明レベルか?これが………
あとジア・ネブラ(ドレッドさん)の笑い方よ。
「ひゃー はっはっはァ!いーひっひっひィ!」(原文ママ)
その辺のヤンキーか?こういう系の笑い方すると急激にキャラが陳腐になるんやて……死ぬ時もしょっぱいトラップだけじゃなくて自爆くらいしたらどうなんよ。ジア・サフィルさん見習ってどうぞ。

・ラスボスの威厳が無い…無くない?

ジア・レド・ゲノスさん。思ったよりサイズが小さい…ホログラムであんな巨大に映ってたからもう少し大きいかと思いました。ちっちゃ……。強さも大した事なかったし完全に口だけ万象の王でしたね。
あと実際にもたらした被害が特に無かったので脅威が感じられず倒した時のカタルシスも無かったです。

・Ver.1ボス/ネルゲル→闇の根源の力を取り込みエテーネ村を焼き主人公と主人公のきょうだいの人生を地獄に変えた。
・Ver.2ボス/大魔王マデサゴーラ→魔界を統一しアストルティアへ侵攻。アンルシアの兄トーマを殺し(正確には部下が)偽のレンダーシアを創り出す。真のレンダーシアを侵蝕しかける。
・Ver.3ボス/邪竜神ナドラガ→レンダーシアを狙っていた為にグランゼニスに封印される際にナドラガンドにバラバラに散る。大陸を過酷な環境に変えてしまう。部下(オルストフ)が主人公を刺し殺す。
・Ver.4ボス/キュロノス→アストルティアを滅亡させる事に成功した。
・Ver.5ボス/絶対滅神ジャゴヌバ→魔障をふりまき魔界を地獄に変えた。何より女神ルティアナを滅ぼし取り込む。大いなる闇の根源としてあらゆる悪に力を与え悲劇を生み出した。

Ver.6ボス/ジア・レド・ゲノス→君何した??強いて言えばバドリー岩石地帯をビームで結晶化させた位か。いにしえから天使たちに粘着してたけど主人公(私)は別に何も失ってない奪われてないので倒した所で別に感慨もない。
お決まりの第2形態も大して変わってない&強くもなってないので脅威の無さは相変わらず。最後ジア・ルーベに取り憑いて小言いって散っていったのも小物感が凄い。

ここ、ジア・ルーベは僅かながらゲノスの憑依に抵抗して見張りの天使達に「天使長を呼んでこい」と言ってるんですよね。ジア・サフィルを失ってからかなり協力的で、ラスボスよりよほどキャラが立っていて良かったです。

・英雄たちの使い捨て感が酷過ぎる。

ここ読みに来ている人は全員これ思ったんじゃないでしょうか。
制作スタッフさん達はこのVerのサブタイ覚えてますか?
「天星の英雄たち」ですよ。6.0~6.5前期にかけて建国の英雄たちのエピソードをこれでもかと盛り込んでフォーカスして好きにさせておいて一人残さず消すって………。
ゲノスの最期の恨み節も相まってB級洋画並みの後味の悪さでした。
見てきた限りストーリー上必要な死ではなく、これからの扱いに困るので一斉処分したという製作者側の都合の死ですよね?
神となった英雄たちと主人公に絆ができて天界行き来も可能・意思疎通ができてしまうと今後困難な状況に陥らせる事が難しいので退場させました感。

他の方の考察で ”悪神化してしまったので魂が脆くなったのでは” とありましたが、悪神化していないフォステイルが無事な事から(無事なのか?失踪しているが)これには得心が行きました。しかし本編・サブクエ等で言及されていない以上公式見解ではなくファン考察の域を出ないかなと。ので私は雑に処理したという認識のままです。

・ちゃっちい知育ゲームに仕込まれた毒で衰弱しエネルギー菅爆発で散ったカブ
・堅いブロック群を一斉破壊しただけで力を使い果たしたナンナ
・主人公たちに追いついたものの雑兵相手に限界を迎えたハクオウ
・落ちてきた小舟を逸らして消滅したドルタム
・レクタリスに命脈を込めた以外戦闘バフ歌っただけのリナーシェ
・ゲノス憑依したルーベと戦い散ったラダ・ガート

どれも消滅してしまう程のダメージとは到底思えません。Ver6.3の超美麗ムービーを覚えていますか?英雄たちが悪神化から復活し、攻め込んできたジア・クト艦隊を一掃したあの超画質ムービーです。

1人で何隻も余裕で艦隊墜としてましたよね???


それこそドルタムくんが逸らした小舟よりも大きな戦艦をです。リナーシェですら歌で戦艦と雑兵を墜としています。
それらに比べると随分とパワーバランスが崩れています。命脈って一度込めたら二度と回復しないピーキーエネルギーだったんですか???
フィクション(創作)とはいえ、命の扱いは本当に慎重にして頂きたいです。死を盛り込めば泣けるでしょ?感動するでしょ?という押し付けが透けて見えるようで、英雄たちが死んでしまった時は違う意味で悲しかったです。
Ver6をやり遂げて主人公には何も残りませんでした。
白灰の試練の時、ラダ・ガートが「一度は死んだ身。魂だけとなり此度かりそめの肉体を得た」と仰っていましたね。
例え仮初の肉体が消滅しても、魂だけの思念体となり見守ってくれるだけでも居てくれたら救われました。叶いませんでしたが。

6.5の悪い所を書きすぎたのでVer.6全体を見て悪い所を書きます

・尺の使い方下手過ぎ問題

Ver.6.2 ”ふたりの勇者”ほぼ全編レオーネとアシュレイのお話でした。それは全く構いません。次の6.3ですよ。またレオーネとアシュレイの話???
(レオーネとアシュレイ推しの方には申し訳ない)

前のバージョンでやったよね?前回のお話~OPまでで15分使って本編10分しかない昔のアニメ版ワンピースでしょうか?

6.3といえばアラモンド編、いる?まるっと不要だったよね?

ジア・ルミナとの戦闘で負傷→行方不明→アラモンドで帝王になっていた、
という流れですがここに尺使う必要ありましたかね……その後別にストーリーに絡んでくる事もない…ホントにただミトラーがグレるだけの尺です。

Twitterでも一瞬書きましたが、天界の長が負傷したくらいで全てを諦めてグレて族のヘッドなんて空いた口が塞がりません。
アラモンドに落ちる前、「レオーネと手を取り合いますか?」→「はい」と選ぶと天使長ミトラーはこう仰っていました。

「正気か!?英雄たる者の選択ではない!」

そのまま帝王ミトラーに送ってさしあげましょう。
特段ミトラーアンチではありませんが、彼女の判断ミスや力不足は一貫しており、ここまで被害が大きくなり英雄たちが命脈を使わざるを得なくなった原因は彼女による所が大きいですね。

ジア・クトの脅威・存在を知りながら、後手後手に回った結果アストルティアの盾が奪われジア・クトに居場所を観測される事になりました。

悪神たちが創世のピラーで中心核のエネルギーを奪い始めた時、迷わず試練場のエネルギーをとこしえの神殿にまわしておけば、結界が破られアストルティアの盾が奪われる事は無かったでしょう。
最初に払うべきコストを小さくしようとして、むしろ被害が大きくなってしまうよくあるパターンでした。ジア・クトの脅威を知っていた天使長なら猶更最初から全力で必要な犠牲と割り切るべきでした。

ジア・レド・ゲノス撃破後、宴をしている時も英雄たちが今まさに目の前で消滅したというのに「皆しめっぽいのは嫌いだろう」と自分の歌を歌うべきか…!?と葛藤していましたが、無いのか…!!!デリカシーが……!!!!
スタッフも…!!!!!

神化したユーライザの天使の光輪が外れた時も謎生物が食べるシーンがありましたが全く笑えないジョークでした。
主人公にとって天使の光輪とはレクタリスが未来の為に、主人公の為にと遺してくれたモノであり、また一種のトラウマアイテムな訳です。
それが外れた時の心境たるや、ユーライザが無事か気が気でないでしょう。
本人はあっけらかんとしていましたがジョークにしていいアイテムでは無いです。スタッフとしては面白ポイントだったのでしょうか?私には分かりかねます。

良いシーンも勿論ありました。

パドレ父上救出やレクタリスとの出会い・別れですね。
父上と母上が再会できた時やレクタに託された想い、自分の気持ちを押し殺してレクタの意を尊重するエルドナ神やナドラガ神たちのシーンでは思わず感涙してしまいました。
英雄たちが過去のしがらみから解放され、主人公たちと仲睦まじい様子を見せてくれている時も本当に幸福でした。

だからこそ最後のバージョンでの〆がおざなりに感じてしまうクオリティで本当に残念です。

どれだけ不評なコンテンツを改悪しても、どんなボスを実装しても、ストーリーだけはいつも一定のラインを越えてきてくれる安全神話のようなものが私の中にありましたが、今回初めてそれが崩れてしまいました。

魔界編ラストの唐突なミナデイン!!!も当時は「ミナデイン?ww」と笑っていましたが、今思えば可愛いものでしたね。皆無事で大団円だったのですから。

以上です。

このnoteで気持ちを消化して進もうと思います。
TLで流れてくるようになった英雄たちの平和なワンシーンが本当に癒しです。私も描こうと思います。


俺たちの大好きな英雄たちになんて事をしてくれたんだ………!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!