パリは燃えているか

移民大国フランスの憂鬱とも言うべき、大変な事になっている。

「分断なんてあるわけない」「煽るお前は醜悪だ」などの数々の暴言妄言をお吐きになられる任意障害をお持ちの方にとっては全く不都合なニュースでございますが、移民による分断というものは確実に存在しています。

その結果、一部の見境がつかなくなった連中がヒャッハー化するという予定調和。切っ掛けとなった少年の遺族は「もうやめてくれ」「自分らの息子の悲劇をお前らの乱暴狼藉の口実にするな」と声明を出しているものの、ヒャッハーしたい人間からすれば「自分たちは差別されている」という絶好の口実に過ぎない訳で、やるせなさばかりが募る。

暴徒なのにAK-47やら迫撃砲で武装しているので裏にはSVRがいるんじゃねぇのか?という陰謀論じみたきな臭い話なんかも出てきている訳です。個人的には、ソ連ロシア系武器から西側系武器への転換を図りつつある汚職大国ウクライナからの横流し品も結構入ってきているのではないかと疑ってますが。

閑話休題。

そして我が国には、この暴動を口実に煽り立てる自称リベラルとかいう珍種の生物が多数棲息している事でも知られている。

この方々が滑稽なのは、彼らにとって待望の社会ともいうべき「暴動が発生しやすい社会」において、真っ先に標的となりそうなのが殊更自らの道徳的正しさと富裕さをひけらかす自分たちであるという自覚が全くない点である。

まぁ、何時もの本朝リベラル仕草、という事です。
どっとはらい。


本朝とて対岸の火事ではない

とはいえ、自称リベラルだけが悪者か?と言われると、そうでもない。何せ、本朝は技能実習生という名目の労働力リソースをなし崩し的に大量に受け入れており、彼らは主に低賃金カルテルが働きやすい農業や建設業部門に大量に存在している。

彼らとの付き合いをせざるをえない立場の人間としてはリスクと隣り合わせであり、自称保守的な立ち位置の連中が気軽に「我が国は労働力の確保が」とか「労働リソースが」とか言っちゃうのを見ると、所詮お前らだって自称リベラルと同じようにNIMBY(not in my backyard、我が家の裏庭は御免)だよねぇとクッソ醒めた目で観察している。

最も、本朝の自称保守は「デメリットはお前ら、メリットは俺ら」というリベラルさを内包している場合が多いので驚きもしません。

自動化に投資するとかもっとやりようはあったんですがね、染み付いたドケチの守銭奴仕草は中々払拭できないようです。


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