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2代目相棒:Bianchi Oltre XR3 Disc!

先日初めてのロードバイクについて書きました。今日はそれから1年3ヶ月後、2019年12月に購入した人生二台目のロードバイクについて、購入のきっかけや選んだ理由などを書いてみたいと思います。

二台のBianchiとのサイクリング記録その他、Instagramにも載せていますので、よろしければ是非ご覧ください!

ディスクブレーキが欲しかった

経験者の方に連れられて峠を上った時のことです。行く前は上り切れるどうかがとにかく不安でした。もし坂がキツすぎて足をつきたくなった時、ビンディングが外れなかったらどうしよう・・転んじゃう・・と。

しかし、実際に行ってみると意外にも上るのは平気でした。斜度もそれほどキツくない入門編の峠だったのもあると思うのですが。それで一安心したのも束の間、本当の恐怖が待っていました・・ダウンヒルです。

下りはとにかくスピードが出ます。経験者の方たちは下ハン(ロードバイクの湾曲したハンドルの下の部分)を握ってブレーキをかけるんだそうですが、この時の私はそんなことも知りません。ブラケットポジションで必死にブレーキを握り続けました。でも思うようにスピードは落ちません。そもそもロードバイクのブレーキはママチャリほど制動力が強くないのです。なんとか何事もなく下り切りましたが、途中で何か予期せぬ事態が起きていたら絶対に対処できなかったと思うと、今でも怖いです。やっと下り切った時には両手とも痙攣していました。

この経験から、制動力の高いディスクブレーキが欲しいと思うようになりました。

カーボンフレームが欲しい

これは完全に物欲の問題でしょうが、アルミバイクで1年間走ってきた中で、一緒に走る方々や、走りに行った先で見かけるサイクリストの皆さんのカーボンバイクが輝いて見えるようになってしまいました。

なぜOltre XR3なのか

一台目のVia Nirone 7で完全にBianchiのファンになった私は、二台目選定にあたってBianchiが第一候補でした。最初に気になっていたPinarelloも再び候補に上がってはいたのですが、もう自分がチェレステ以外の自転車に乗っている姿が想像できなくて・・(取り憑かれてますね(//∇//))

とはいえ、Bianchiには他にもカーボンでディスクブレーキを装備したモデルがあります。予算内だったのはOltre XR3以外にはARIAと、その弟分的なSprintがありました。その中でもOltre XR3を選んだのは、ミドルグレードでありながらカウンターヴェイル(CV)というBianchiの代名詞とも言って良い振動吸収システムが付いていること、フラッグシップのOltre XR4とデザイン的にはほぼ同じでかっこいいこと(結局見た目・・)です。XR4は予算的に厳しかったし。

今回もコンポはシマノ105です。Oltre XR3 Discは105かUltegraの2種類です。価格差は10万円くらいで、Ultegraも考えはしたのですが、結局105に決めたは、実際にSTIレバー(ブレーキのレバー)を握り比べた結果、105の方が私の手にしっくり来たからです。

Oltre XR3 vs Via Nirone 7: 何が違う?

カーボンvsアルミなので、XR3の方が軽いはずです。ただ、軽いと言ってもディスクブレーキには油圧システムが付いているため、よく言う「女性でも人差し指一本で持ち上げられる」というレベルではありません。正直言うと、自分で持ち上げてみた感じ、驚くほどの差は感じられませんでした(鈍感なのかも(◞‸◟))。

アルミとカーボンだと、カーボンの方がしなりが大きく乗り心地が良いと言われています。Via Nirone 7は購入から3ヶ月後くらいにホイールをカンパニョーロのゾンダに、タイヤチューブをラテックスチューブ(天然ゴムチューブ)に、タイヤをVittoriaコルサに変更しました。この変更で乗り心地は相当良くなっていました。一般的に納車時に装備されているホイールは”鉄下駄”と言われる重いものが多く、タイヤもあまりグレードの高いものではないので、これらを変えると大きく乗り味が変わると言われています。

そこから納車時のまま何もいじっていない状態のXR3を比較すると、それでもCVの効果もあって路面からの衝撃の伝わりは更に2段階くらいマイルドになった感じですかね。ここからホイールやタイヤを変更したら、更にどこまで良くなるのかワクワクします。できることならカーボンホイールにチューブレスタイヤにしてみたい♬

でも、私が一番違うと実感しているのは、ギアです。エントリーモデルであるVia Nirone 7は初心者でも回しやすいギア構成になっています。フロント側はコンパクトクランクと呼ばれる小さいギア50-34、リアは11-32Tという大きいスプロケが付いています。対してミドルグレードのXR3にはセミコンパクトと呼ばれる52-36というコンパクトよりひと回り大きいクランクが付いていて、リアが11-28TというNironeよりも二回り小さい構成です。

こうなるとどうなるかというと、両車とも同じギア段数に設定して、同じケイデンスで回した時の推定速度が、段数によって2-4km/h変わります。理論上はXR3の方が2-4km/hくらい速く走れることになるのです。データで見ると初心者の私でも平地での巡航速度は平均1-2km/h上がっています。

逆に、山や峠を上るのには、Nironeの方が有利です。XR3のインナーロー(フロントがインナー、リアが一番軽いギアの状態)はNironeの場合のインナー+リア下から2-3段目くらいを回す力が必要です。一般的に坂を上る時は勾配に合わせてギアを軽くしていくので、坂がキツくなればなるほど、この違いはじわじわと効いてきます。これに関しては初心者の私も確実に感じるほど。経験者の方でも上りが好きな方はリア側を11-30Tとか11-32Tという大きいスプロケに付け替えていたりします。

簡単にまとめると、XR3の方が平地を速く走るのは楽だが、Nironeの方が山を上るのは楽、ということですね。ただ、これは単純にギアだけの話で、実際には車体重量やら乗り手の脚もあるので、一概には言えません。仮に私が世界一軽くて最高のバイクに乗って、クロモリロードのクリス・フルームと勝負したって絶対に勝てませんからね。

ちょっと小難しく書いてしまいましたが、私にとってはNironeは可愛い妹(弟?)分、XR3は頼れる先輩、そんなイメージです。ひとまず頼れる先輩と肩を並べられるくらいに成長したい。そんな思いでトレーニングに励んでいます。そのあたりのことも、また別の機会に書いてみたいと思います。

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