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ディスクブレーキのホイール交換をやってみた

私のようにロードバイクを完成車で購入したら、まずいじりたくなるのはサドルと、ホイールではないでしょうか。もちろん人によるとは思いますが。「自転車は機材スポーツだから」という山室師匠の言葉を言い訳に、走力も追いつかないのに機材だけはグレードアップしております💦

今回は、スポーツ用品の通販で有名なWiggleで、Oltre XR3に装着する念願のカーボンホイールをゲット致しました!以前Via Nirone7でもWiggleで購入したホイールを取り付けた実績があります。パンク修理でチューブ交換もしたし、スプロケ外しもマスターしたし、今回はサクサクいくだろうと思っていたのですが、物事は予定通りには進まないものなのです。

というわけで、今回は、Oltre XR3のディスクブレーキホイールを交換した顛末を書いてみたいと思います。

ホイールを選ぶ時の注意点

ディスクブレーキのホイールを選ぶ時は、リムブレーキのホイールを選ぶ時以上に確認項目がたくさんあります。

1.  コンポのメーカー
2.  タイヤの対応タイプ(クリンチャーとかチューブレス)
3.  ディスクローターの固定形式:センターロックか6ボルトか
4.  スルーアクスルのサイズ

1と2はリムブレーキと共通ですが、3と4はディスク特有ですよね。ディスクブレーキはまだ新しいため、規格が統一化されていないということなんだと思います。

ディスクローターは別売り

ディスクブレーキのホイールの、進行方向左側に付いているディスクローターは、ホイールに付属しているのではなく、別売りになります。実はこれも最初知りませんでした。

ディスクブレーキ対応のホイールを調べてみると、出てくる写真のほとんどにローターが付いていないので不思議に思って先輩に聞いてみたところ、「別売りだよ」とのこと・・

ローターも、スプロケと同様グレードがあります。シマノだと、アルテグラ以上のグレードの方が冷却性能が良く、ブレーキの効きが安定するのだそうです。儲け方、分かってますね・・

ちなみにディスクローターのサイズ(径)も種類があります。私のバイクに純正で装着されていたのは、105グレードの160mmローターです。もう一つ140mmというサイズもありますが、160mmの方が制動力が高いそうです。もしローターのサイズを変更したい場合は、キャリパーの位置調整という作業が発生するとのこと。

今回は、ホイールに相当散財しましたので、ローターはケチって移設することにしました。

センターロックも1種類じゃない?!

Oltre XR3は、センターロック式、12mmスルーアクスル仕様です。そこまではホイールを購入した時点で確認していました。ローターは移設をするからということで、YouTubeでローターの外し方を予習。検索でヒットする動画では「スプロケ外しのロックリング締め付け工具を使う」と紹介されていましたので、それなら持っているから大丈夫だと思っていたわけです。

ところが、いざローターを外そうとホイールを車体から外し、ロック部分を見てみると、明らかにおかしい。これじゃ工具はまりません!空回っちゃいます!事前に現物を確認しておけば良かったのでしょうが、いくつも同じ検索結果が出てきたので安心してしまってました・・

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そこで、改めて調べてみたところ、なんとセンターロックには3種類あるようなのです。内セレーション式、外セレーション式、内外セレーション式の3つです。こちらのブログに詳細記載されています。

スプロケ用の工具で外せるのは内セレーション式です。ところが、Oltre XR3純正のFulcrum Racing 6のセンターロックは外セレーション式で、取り外しにはBB(ボトムブラケット)取り外し用の工具が必要とのこと。でも、その工具持ってません・・

今後いつ使うかも分からない工具を買うか、お店で工賃を払ってやってもらうか・・検討の結果、ビアンキストアに持ち込みました(断捨離中だし・・)。

タイヤがホイールにはまらない・・

これは、ディスクとかリムとかブレーキシステムは無関係ですね。今回Via Nirone7の時と同じタイヤ、Vittoria CORSAを用意しました。以前このタイヤをZONDAに取り付けた時はサクサク行ったのですが、今回は全くダメでした・・

嘘か本当か、先輩曰く「カーボンリムの方がタイヤがはめにくい」んだとか。結局休みの日の午前中いっぱい格闘してもはめられず、会社の方に助けて頂きました。

そんなこんなで、ほぼ全て人の手を借りる事態となってしまいました😭こんなはずじゃなかった・・最初からお店でホイール注文から取り付けまで全部やってもらう、という手もあったんですけどね。割高なんですよね💦

ロードバイク界の流れはディスクだと思う

今はまだ比較的新しく、不要論もあるディスクブレーキですが、業界の流れとしては確実にディスク方向ではないでしょうか。とはいえ、私の周りでも、まだまだディスクブレーキを持っている人はおらず、YouTubeやインターネット上の情報も限定的だと感じました。もう何年かすれば、ディスクブレーキの規格も統一されて、今回のようなこともなくなるのだろうとは思いますが、現状ではまだ少し煩雑な感が否めませんね。

今回私が経験したことが、少しでも、ディスクが気になっている方、購入を検討されている方の参考になれば嬉しいです。


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