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(ネタバレ注意!)シン・エヴァ:|| ラストについて勘違いしていたこと。

*ネタバレ注意!視聴後の閲覧をおすすめします

シン・エヴァの最後の結末。なんだかな〜って思ったけど冷静になって考えれば私は全く違う受け止め方をしていたのでは無いか??

最後の駅の光景。大人になったシンジが監督の地元の駅でマリと一緒に駆けていく…というシーン。

てっきりエヴァンゲリオンの無い世界を創造して作り直したのかと思ったけどよく考えれば不明な点が多い気がする。 
なぜカヲルと綾波、マリとシンジしかいないのか。世界の作り直しであれば主要人物も全てこちらの世界にいるのでは?

というか地球全体の核化も解決したしシンジとマリだけ他の世界に行くことは無い。 

シンジも綾波との会話で「時間を戻したり新しく世界を作ったりもしない。エヴァが必要ないように手直しするだけだ(うろ覚え)」って言ってたし。
そもそもトウジやケンスケ、ミサトの息子といい今の世界に愛着を持たせる"守るべき者達"がこの世界には多すぎる。その人達を全員無視して「全部やり直しじゃー!」とはできない。

ということは最後の駅での光景は裏宇宙での出来事でシンジが終わらない悲しみの連鎖から抜け、マリに連れられ共に現世へ帰るというシーンなのでは無いか?

違うホームにいるカヲル・綾波はすでに死んでいる死者であり、生者であるマリ・シンジはこちらのホームにいる。いわば三途の川的な生と死、の区別があり、これ以上交わることのない別離を表現している。この2人とはもうお別れということだ。

まあそれ以前にあの2人はアダムとリリスの魂を持っている、その上シンジの母親ユイのクローンであるレイとゲンドウに近い存在(クローン説が出てる)カヲルの2人が一緒にいる事は色々な意味があると思う。まあ2人がアダムとリリスの時点でカップル成立は難しいだろうけど。

裏宇宙での光景は深層心理やら記憶やらが反映されるけどシンジは永遠に降りることのできなかった電車→「尽きることのない悲しみやトラウマ」から降りてマリと裏宇宙を抜けて元の世界に戻る。

というのが最後の結末なのかな…?と思った。

マリがやってきたのは必ず迎えにいく事を約束したから。ミサトとの最後の会話も「必ずシンジ君を"連れ戻します"」と言っている。

首のチョーカーも裏宇宙に入る時点からそのまま付いているのをマリが外す。

そもそもシンジは+14年分大人になっているのにマリもせいぜい20代程度の姿のままなのはおかしい…。何歳だと思ってるんですか!!(失礼)

まあ裏宇宙の心理情景であるなら碇ゲンドウが言った通り「大人になったなシンジ」ということで"精神的に成長した"というのが見た目に現れたのだと思った。

まああくまでも私の考えだしこの方が救われるかな〜(私が)というだけなので!解散!!!! 

                                                               終    劇

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