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お前らは作曲をする。すると曲が出来る。やれ。

以下のアドカレ、二日目の記事です。

こんにちはばすからです。

みなさん、ゲーム作ってますか?作りましょう。

作ってる方、楽曲は自主製作してますか?

してない?

作りましょう。

別に作らなくてもいいですが、触ったことあるとないではBGMの選定や依頼時に大きな差が出てきます。

プログラミング触ったことない人がその手の依頼をする例を想像されるとよいかと。

お前はだれ?

steamで四作ほどゲームを出しています。
直近では↓こんなの。


音楽遍歴としては
中学生ごろ「あさき」の曲が弾きたくてベースを始める
高校でブラスバンドに入る。ギターも始める
大学で気が変わりオーケストラで別の楽器をする
最近はジャズセッションにちょくちょく参加をする

といった感じの趣味音楽マンです。ジャンルは辺境メタルからクラシック・ジャズまでなんでも。
作曲は下手です。

(あさき曲いいよね・・・・)

(いいよね・・・・)

前に作った歌付きの曲はこんなの↓


自分で楽器弾くとこんなかんじ


★まずはじめに











音楽を聴け







もう一度いいます。












音楽を聴け。










好きな曲をじゃないです。雑多に様々な曲を聴きましょう。



皆さんの好きな曲、似たようなものを用意できたとして、自作に流せますか?どうですか?

流せるとして、それを場面ごとに用意できますか?




★その2

音楽のジャンル。把握してますか?




「ジャンルなんてのはただのレッテルに過ぎなくてぇ」という意見はすべて無視しましょう。




作る側はかなり意識的にジャンル想定をするはずです。

会社の上司とか来る固めの結婚式の食事に、

「いやぁ、本質は味ですよ、披露宴だからフレンチ?僕の作る生姜焼きを食べて下さい。」って言えますか?

とはいえ、別にシューゲイザーとメタルの違いとか、グラインドコアとゴアグラインドの違いとかは把握しなくてもよいでしょう。

「あーー、この場面は環境音とか混ぜてあるアンビエント曲にしようかな」とか

「ここは激しいバトルの場面だからシンプルなDjentっぽいメタル曲にしよう」とか、

ジャンルと実際の音を脳内で一致させておくといろいろ便利です。



★実際につくる

たまに自作曲であるのが、メロディー1種類が延々と流れるタイプの曲。
↓5分で作った


これでループ短かったりすると頭にこびりついてかなり厳しいです。自作ゲーっぽいといえばそうですが。

むしろメロディーをなくして、ドラムとベースを凝った方が良い結果になるかと思います。

MIDI感が強い音楽、あるいはガチガチのバンドサウンドがそのゲームに合うのか、その点は考慮する必要があるかもしれません。


ここら辺の肌感覚も音楽を多種聴くことで培われるとよいですね。

音楽の三要素はリズム、メロディ、ハーモニーといわれます。

最近はリズム、スケール、音色らしいですが、それはさておき。

ゲームのBGMを作る際、「成立」させる、「邪魔をしない」ものを作るのが割と肝要だと思います。

実はさっきの三要素のうち、リズムだけでそういう曲、作れます。

有名なドラムマシン TR-909だけを用いたジャムです。

上記動画はジャムなので展開が多いですが、この手のBGM、それぞれのビートに関しては何かに使えそうじゃないですか?STGとかでこういうノリの曲ありますよね???

更にベースを足せばもう完璧です。

★実践編

んじゃこういう曲をどうやって作るのか?


え、バンドサウンドやオーケストラやストリングスを使った曲を作りたい?










無理です。真面目に勉強してください。




↑のサイトで実践的な理論を学べます。

学べますが、手を動かして初めて実戦になりますので、なんかこう頑張ってください。

普通に年単位の習熟が必要になると思います。



さて、実際にすぐ出来る曲の作り方。

理論とか要りません。

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/307453/




https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/232970/

ここらへん買ってください。

出来ることの範囲は上の奴のほうが広いです。

下の奴はかなり手軽です。

PO133ってのを使うと皆さん大好きなlofi-hiphopも作れます。

以上。

これらの「すぐ音が鳴る」、「即座に変更を反映できる」ものを使って、

なんか気持ちがいいサウンドをいじくりまわして作ってください。


なんなら同じようなのがブラウザでもあります。

↓実際に作りました(初見です)

PCに保存等も出来るようですが利用規約等は別途確認ください。
問題ないとは思いますが。


使える・最適な音楽を把握して、必要な場合は作り、或いは探したり依頼して、ゲームを作りましょう。




こういうのを弄り始めて、

「あれ?気持ちよい音楽にならないな・・・」という人。

おめでとうございます。それが学びの入り口です。
↓↓







音楽をガチで作りたい人の為に


ようこそ修羅の道へ。
それでも、がっつりと音楽を作りたいという方。
いくつか勘所をお伝えします。

ドラムマシンを弄り始めたあなたへ

上に書いたブラウザで動くドラムマシンを弄り始め、
気持ちよくなりたいと思ったあなた。

すばらしい!

これについては簡単です。
パクりましょう。

こういうのを調べて、気に入ったものを再現していってください。

ベースを足す

上に、ドラムにベースを足せば十分に使える曲になると書きました。
ベースに関しても上記に書いてあるようにパクって貰えばいいです。

コードを想定してそこに寄り添うようにベースを作って貰えばいいのですが、それは難しいので簡単に言います。

ドドドド ドドドド ドミドミ ドソドソ

こんな感じで、どこか基準になる音、上記の例の場合は「ド」を想定し、
そこからたまに逸脱する、そういったイメージで試行錯誤してください。

なお、ベースを足したい場合の上記で案内したブラウザのソフトではどうにかならないかと思うのでちょっとがんばってDAWか作曲用のソフトを導入する必要があります。

8bitっぽい曲を作れるソフトになりますがこんなのがあります。

良い曲ですね。

パターンを知る

まずジャンルを覚えろと上でいいました。
あなたは「ここではボサノヴァっぽい曲をいれたいなぁ」と思ったとします。

「ボサノヴァ 作り方」、「ボサノヴァ ドラムパターン」とか「ボサノヴァ ベースパターン」で調べてみてください。

どうにかなりそうですね?

リファレンス曲を想定する

要するにお手本の事ですね。

「俺はオリジナルを作りたいんだ!」という方はすぐにブラウザバックし、その有り余るインスピレーションを作曲に向けましょう。
同じ考えの方を10000人集めて、そのうち作曲続けた1-2人は何か凄いことを成し遂げる可能性があります。

これを用意するためにジャンル感とか、場面に合わせた肌感覚的なのが重要になってきます。

私は月に一度サブスクの人気ランキングの曲を上から順に聴いていって、ふむふむとしますが、そういう強制インプットを入れるのも良いかと思います。

実際にはゲームミュージックなので、

こういうのを聴くといいと思います。
この記事を書く為にポケモンのBGM初めて真面目に聴いたんですが、
ジャンルに分類するとすごい種類で、中々難しいとは思います。


なお、ゲームミュージックにおいてアンビエント・ドローンの比重はかなり重くなっているかと思います。ホラーや3D系のゲーム、その他もろもろ。

この手の曲はシンセとかでぶわーんとして、その上に環境音を乗っけるなどすると良いかもしれません。
上に書いた様に、ジャンルごとの作り方を調べて、それを真似ていくことにより手札が増えていくかとおもいます。

サンプラーを活用する

最近の私はこの手法で曲を作ることが多いです。

私はこの手のハードではなく、serato studioというソフトを使い曲を作っています。

なんというか、リズムに合わせて音素材を鳴らして・・・みたいな手法です。

BGM素材を探す

ここまでやって、「アレ?なんで音楽自分で作ってるんだろう」と思ったあなた。

あなたは間違っていない。

自作ゲームのために音楽をつくる。結構な負荷がかかります。
ですが、ここまで色々やるとあなたは以前よりも「音楽に詳しくなっている」はず。

そうです、つまりあなたの素材選定能力は以前よりも良くなっています


King gnu 「THE GREATEST UNKNOWN」レビュー


ということで、さる11/29にKing gnu四枚目のニューアルバム「THE GREATEST UNKNOWN」がリリースされた。

正直なところ、楽曲のほとんどが既発表曲であまり期待していなかったのだが、これがかなりよい。

公式の全曲紹介ティザーがかなり「分かって」いる。
このアルバムのキモは曲間の繋ぎだ。

■ALBUM収録曲
1. MIRROR
2. CHAMELEON - フジテレビ月9ドラマ『ミステリと言う勿れ』主題歌 -
3. DARE??
4. SPECIALZ - TVアニメ『呪術廻戦』「渋谷事変」オープニングテーマ -
5. 一途(ALBUM ver.) - 『劇場版 呪術廻戦 0』主題歌 -
6. δ
7. 逆夢 - 『劇場版 呪術廻戦 0』エンディングテーマ -
8. IKAROS
9. W●RKAHOLIC
10. ):阿修羅:( - PlayStation CMソング -
11. 千両役者(ALBUM ver.) - NTTドコモ 5G「希望を加速しよう2nd篇」CMソング -
12. 硝子窓 - 映画『ミステリと言う勿れ』主題歌 -
13. 泡(ALBUM ver.) - 映画「太陽は動かない」主題歌 -
14. 2 Μ Ο Я Ο - MARO CMソング -
15. STARDOM(ALBUM ver.) - 2022 NHKサッカーテーマ -
16. SUNNY SIDE UP
17. 雨燦々 - TBS系日曜劇場「オールドルーキー」主題歌 -
18. BOY - TVアニメ「王様ランキング」第1クール オープニング・テーマ - 19. 仝
20. 三文小説(ALBUM ver.) - 日本テレビ系 土曜ドラマ「35歳の少女」主題歌 - 21. ЯOЯЯIM

複数回曲の間に短いインストが挿入されるのだが、それによって、
「既存曲を集めたシングル集」から「アルバム」になるのである。

更に曲によってはアルバム用のリミックスが為されており、
特に「一途」のリミックスは完全新パートが追加されており必聴。

更に同バンドのシングルというと「白日」のヒットに引っ張られ、
バラードが多い。

そんなバラードたちの中でもかなり重い「三文小説」をこのアルバムではラストに置き、それでいて少し軽い(見通しを良くするといった方がよいか?)リミックスをすることにより、前曲の「BOY」でハッピーエンド感、この「三文小説」でエンドクレジットというような流れを作り出している。

原曲

アルバム版


同じようなリミックスの意図は「千両役者」にも感じる。もともとはギターが前面に出ていたアレンジだったが、こちらでは電子音を中心にし、少し拍子を大きくとるようなイメージ。

元のバージョン

アルバム版



そして、ほぼ新曲である「):阿修羅:(」と「2 Μ Ο Я Ο」(正確にはタイアップしているのであるがまぁフルは流れてないと思うので)もアルバム中で特異な立ち位置で良い。

前者がトラップ感のある楽曲、後者がハウスっぽいというかサックスなんかも混ぜられたチル感がありつつも湿度高めの曲で、他のシングル曲たちが「強い・重い」中でちょうどよい軽さと踊れる感を醸し出している。


King Gnuに改名前、
「Srv.Vinci」(サーバ・ヴィンチ)名義で出したアルバムの頭でっかちさ

改名前のミニアルバム


改名後の1st、この二つはセットで語ってもいいかな。
メローな旋律と強力なビート感、少し都会の寂しさを感じる曲たち。


King Gnuに改名後の2rdの勢いと大衆に届き始めるポップセンス


3rdの躍進、確かな完成度


ということでKing Gnuを聴きつつ、ゲーム作ろうな!



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